Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

チャリティコンサート

2014-04-29 | シャモニ周辺案内

ピアニスト・福間洸太朗さんのコンサートへ行ってきました。夜8時半からの講演、双子がちょうど寝る時間なので、主人一人にまかせてどうかとは思ったのですが、これが3年前の震災で親をなくした子供たちへのチャリティコンサートと聞いて、日本人として行かなければ!と思ったのです。
久しぶりに子供ナシで一人での、それも夜の外出でした。あー、8時半ってまだ、こんなに明るかったんだ…。ヨーロッパは夏至に向かってどんどん日が長くなるので、仕事が終わってからでも、家族と、友人と、こうやってコンサートへ出かけるとか、ゆっくりとした一時が過ごせるのは最高の贅沢だと常々、思うんですよね。旅行者も、サマータイムの時期の方が時間を得した気分になれますよ。
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ピアノ曲はどれも素晴らしい演奏でした。そして、入口に設けられた、募金箱ではなく、シャモニの子供たちが日本を想って描いたカードや人形を「気持ちでお支払いください」というブースも、本当に心温まるものでした。私も一つ、カードを買いました。フランス人の子たちって、色づかいが大胆なのね…。
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生後10ヶ月の成長記録

2014-04-27 | 出産・育児

生後305日目、息子の異常が見受けられてから1週間が経ちましたが、次第に顔の歪みも弱くなってきたように感じます。このまま消えて、なくなれ!
それにしても家の子はハイハイをしない、ズリバイもしない、息子に至っては、寝返りがえりも見たことがない・・・脳より運動神経が心配かも?
そう言えば、歯もないねえ。娘が、かろうじて下の歯1本だけ。その代わり、髪が生えてきました!おっと、日本の子はフサフサだよね、筆を作るぐらいだもんね。フランスの子は、頭が薄い赤ちゃんが多いです・・・我が家もご多分にもれず。色も、どうやら主人と同じ、茶色のようです。まあ、成長過程で変わるらしいけどね。ちなみに主人は子供の頃、金髪だったんだって。日本人の目から見ると、それは別人だよ。

先日に健診を受けてきましたから、その時の、9ヶ月と27日目のデータです。

●息子:
-9ヶ月健診時の体重8,000g → 10ヶ月自宅身体測定8,115g
-9ヶ月健診時の身長70cm → 10ヶ月自宅身体測定68.5cm
●娘:
-9ヶ月健診時の体重6,600g → 10ヶ月自宅身体測定6,960g
-9ヶ月健診時の身長65cm → 10ヶ月自宅身体測定66.5cm

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マザーズバッグの中身

2014-04-25 | 出産・育児

おじいちゃん先生に診てもらった翌日は9ヶ月健診があり、そこでも双子の担当医に息子の異常を相談しました。シャモニには小児科医が居ないので、大人と同じ一般医にかかるしかなく、それでもその先生は下の町の総合病院にある小児科医と連携プレーを取っていて、何かあれば自己判断だけでなく、専門医としての小児科の先生の見解をその場で電話して聞いてくれます。選ぶならこういう医者だと、いつも感謝しています。
担当医の診断も、小児科医の判断も、息子の脳に異常があるようには見受けられないけれど、念のために脳波検査をすることになりました。もう私には自分が受けたことのないような検査を子供がしなければならないなんて、それだけでショックなのに、まだ遠い先まで検査室に空きがないとのこと。
そんなモヤモヤを抱えていた今朝、主人の元へ一本の電話が入り、乳児の検査を先延ばしにしない方がいいから、何時間待ちかの覚悟で救急病院へ飛び込めば、割り込みで検査をしてくれるはずだと言うのです。
すぐに主人から私へ連絡が入り、「30分で入院の支度!」エ~ッ!
こんな時にね、ベビーシッター経験のある実妹から常に言われていた『マザーズバッグの中身チェック』が生きましたよ。実妹によく注意されていたんです、夜に救急で飛び出して行かなければいけないことがあるから、お散歩から帰ってきたら、ドッカリ座ってお茶を飲む前に、マザーズバッグを整えておくこと!って。

<マザーズバッグへ常に入れておく物>
-紙おむつ2回分
-空の哺乳瓶と1回分の粉ミルク(←実はこの“1回分”に何度、粉ミルクを切らしてしまった折に助けられたことか…)
-おやつ

これに、ベビーフードとパジャマをつっこんで、抱っこ紐とバウンサーを用意して、ついでに自分のために文庫本を一冊。完璧か?とにかく、これでしのぎました。
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検査は、空きが出た他の病院まで救急車搬送されるような大掛かりなことになりましたが、なんとか本日中に終えることができました。付添い人は一人のみと言うことで、もちろん言葉の分かる主人が。こういう時にね、子供に付き添えない母親という惨めな気持ちでいっぱいになってしまうんですよ…。それはさておき、本当にえらかった、頑張って検査を受けた息子も、空気を読んだのか始終おとなしくしていた娘も。


ママンになって分かるコト

2014-04-22 | 出産・育児

息子の引きつけのような表情は翌日、さらに回数を増し、これはストレスなんかではなくて脳に異常があるのではと考えるようになりました。高齢出産でしたから、障害のリスクを多少は考えたこともあり、「もし障害があっても、人生をなげうって育てよう」と思いながらどこまで本気か、そう考えると自己嫌悪に陥ったりして、いわゆるマタニティ・ブルーな時期を過ごしたこともあったのですが、こういう現実を目の当たりにしてようやく、「ここに息子がいないことの方がつらい。まずは産まれてきてくれてよかった」と、はっきり思えてくるのです。
どこか痛いから顔を歪めているんじゃないか、次はいつ出るのか、私も主人も泣きそうな顔で息子ばかりを直視するものだから、とうとう娘が、これまでには見せたことのない不安げな顔で息子を見るようになってしまいました。これではいけないと、医者の予約を明日に控えながらも待ちきれず、主人の友人である、すでに引退した小児科の先生に自宅まで来てもらいました。
おじいちゃん先生は、やはり感情表現の一つだと言います。「3歳ごろまで続くけど、心配ない!」とニッコリ。その笑顔が、どれだけ私の不安を解かしたことか。ヤブ医者と言われた先生でしたが、『笑顔は人を強くする』、最高の治療です。そう、まずはママンである私がうろたえていてはいけない!
私の表情が変わったのでしょうか、娘が今夜はよく眠ってくれています。
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救急アドバイス

2014-04-20 | 出産・育児

息子が、夕食を食べた直後から、おかしくなりました。水飲み蓋付コップを振り回すので、「はい、終わり!」と取り上げた瞬間、表情がなくなって口角は下がり、顔が引き付け始めたのです。2~3秒後には普通に戻って元気にしているのですが、しばらくするとまた繰り返すようになり、その表情はちょっとおぞましい…(息子よ、ゴメン!)。
息子に何が起きたのか、とにもかくにも、当直で日曜出勤をしている主人へすぐに、知らせました。私たちは緊急用で壁へ、主人の薬局の固定電話番号、それから、私にもしもの事があった時、必ず通訳が必要になるからと、ここに住んでいる日本人の、例えば上司や友人などの携帯電話番号が貼ってあります。
主人は仕事を抜けだしてきてくれて、息子の引きつりを確認しましたが、尋常ではないことは分かりながらも30㎞も離れた救急病院へ走るべきか否か悩み、救急車( SAMU )を呼ぶ時の「15」番へ電話をかけました。この番号は、救急車を呼ぶのはもちろん、病院や薬局の当直がどこなのかを教えてくれるし、また、救急へ受診させるべきか迷う時、症状を電話で話してアドバイスをもらうこともできるそうです。
赤ちゃんは話ができないから、体内で感情を爆発させ、それが筋肉を引っ張り、特に口周りには細かい筋肉が張り巡らされているから、一部の赤ちゃんにはそれが顔の引きつりとなってあらわれる、感情表現の一つだから心配はいらないと言うのですが・・・本当にコップを取り上げたストレスから?赤ちゃんは母乳を吸うことでストレスを発散させると聞いたことがありますが、私が早々に断乳しちゃったからいけないのかなあ?
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