Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

ベベとお出かけ~ムロル村~

2014-07-08 | クレルモン・フェラン周辺案内

パーティーの翌日は、シャンボン湖から歩いて行けるムロル村( Murol )村を散策。1900年の頃から何も変わらない村。昔にタイムスリップしたような感覚。フランスには未だにこういう村が点在していて、フランス人は「古いが美しい」と考えているように思います。
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おそらく過疎化問題とかはあると思うし、日本だったら一大レジャー施設やショッピングモールを作って集客に努めるようなところを、村中に花を植え、当時の“まま”を残す努力をしています。するとね、城と教会しかないような小さな村でも、なぜかもう一度、訪ねたくなる場所となるんですよね…。
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村のメインは、中世のお城。13世紀の代物だそうです。双子を背負っての見学は難しいから、また来ようっと。
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とにかく、写真に収めたくなるような町並み。よくテレビで「何とか族の秘境での生活」とかやっているけれど、この現代において「どこまで本当かなあ?」と考えてしまう私ですが、こういう風景は「本物」だと思うんです。幼い時期に美しい風景を見た子供は、優しい心を持てると思いませんか。
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べべとお出かけ~シャンボン湖~

2014-07-07 | クレルモン・フェラン周辺案内

義両親の金婚式もこの週末に無事、終わりました。「50年だから50人招待!」と言っていましたが、2~3家族が来られなくて、それでも身内だけで38人ものパーティーでした。我が家の双子にとって、だけでなく、私にとっても主人側親族との初対面で・・・良い時間でしたよ、行って良かったと今でも心が和みます。
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パーティーはクレルモン・フェランを中心都市とするオーベルニュ( Auvergne )地方の、シャンボン湖( Lac Chambon )にて開かれました。フランス中央山塊に位置するこの一帯はヨーロッパ最大の火山台地で、この湖も火山の作用によって生まれたそうです。「フランスに火山!?」って、思うでしょ?あります、あります、そして意外とフランス人って火山好き、と思います。ほら、日本でも有名なミネラルウォーターのボルビックってありますよね、名前にもなっているボルビック村はこの近郊にあり、この水はここの火山群の恩恵を受けて出来ているんですよ。
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さて、金婚式パーティーは土曜日の15時までに現地集合で、翌日の昼食会まで続きました。親戚も広大なフランスのあちらこちらに散らばっていますから、私たちの片道5時間なんてかわいいほう。何時間も車を飛ばしてやって来るのですから、夕食会を開くだけではすみません。いろいろな催しが考えられていました。全員が集合したらまず、食前酒とともに挨拶を交わし、その後にシャンボン湖の散歩道をハイキングしました。湖の周囲をぐるっと1周、1時間ほどで歩けます。私たちも双子をベビーキャリアに乗せて、皆と歩きました。ちょっと発見したこと、70歳近い義両親が歩けるハイキング道は、10歳以下の子供たちでも楽しめる場所なんですね。
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それにしても、子だくさん。フランスの出生率の多さをここに見たり、といった感じでした。親戚にこんなに遊び仲間がいるのなら、双子も親戚に会いに行く楽しみができるでしょう。フランスにはお正月や法事のような行事はないので、わざわざ出向いてでも会える機会をたくさん作ってあげたいと思いました。
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