【4歳6ヶ月】
クリスマスも終わり、ファミリーも帰りました。そう、今年は主人のファミリー総勢7名が、我が家へ押し寄せました。チーン
私は仏教徒ですよ! 無宗教とも言いますが…。なぜ、家なんですか!?
今年は残念ながら、主人がクリスマスに当直となってしまったのです。今年は静かに過ごせるかな~?と淡い期待をしましたが、敬虔なるキリスト教徒ファミリーが(←ウソです。私以上に無宗教一家です…)、皆でお祝いをしなければ始まらないと、当たり年である豪雪のシャモニへ、一家そろってやって来たんですよ!
そのために、今年はクリスマスツリーも派手にちょっと大きめを選んでみたのですが、どうやら目測を見誤ったようです…。
立派すぎて天井につかえてるし、リビングを占領してるし・・・ちょっとジャマ。
まあまあ、全ては双子のため。まだまだサンタクロースを信じていますから。
先日も、ロリア小屋まで山スキーで登った際の、雪の上に見つけた足跡の写真を見せながら「何の動物かなあ?」と聞けば娘、ハッとした顔つきに変わって「きっとトナカイだ!」だって。どこまでもサンタクロースが待ち遠しい、このお人。
そんなわけで、演出もスゴイ。
クリスマスディナーには、11人分の胃袋を満たすべく、3.2kgもあるシャポン(食用に太らせた雄鶏)を焼きました。栗と共に鶏の丸焼きを食べるのが、フランス文化です。
もうしばらくチキンは要らない・・・
それから、フランスの伝統的なクリスマスに欠かせないのが、『ブッシュ・ド・ノエル bûche de Noël 』。訳せば「クリスマスの丸太」の意で、切り株の形をしたフランスのクリスマスケーキです。主人の家族とクリスマスを祝うようになって早10年、最初は義母が作っていたブッシュ・ド・ノエルですが、しばらく前から義妹が焼くようになって、世代交代していたんですよね。そう言えば義妹のケーキを食べた最初の年、「あれ、義母のと同じ味・・・」と思ったのをよく覚えています。そう、主人に言わせると、ブッシュ・ド・ノエルはおふくろの味、それぞれの家庭が似たようなレシピで作っていても、微妙に違うんだそうな。本当か?
まあ、そんな大事な主人の実家の味を、我が娘へ伝承すべく、初めて義母と義妹に作り方を教わりました。・・・が、止めときゃよかった。電動泡立て器なんて持ってないし、鶏の丸焼きがゆうに焼けるぐらい大きなオーブンを持っていたって全く使いこなしていないし。そもそも私、主人に「ケーキは焼かなくていい」と止められている人。そんな嫁(私)に、二人とも苦笑い。
最高の演出はですね、クリスマスイブの日、プレゼントが待ち遠しい双子へ、今年も忘れずにクリスマスツリーの下へ自分のスリッパを置かせました。フランスのサンタクロースはイブの夜中に、ツリーの下に置かれた子供のスリッパを目印に、プレゼントを置いていくと言われています。歌にあるんですよ、『忘れないでね、私のスリッパはココよ~♪』って。そうしたら、それを見ていた17歳の従兄くん、自分のスリッパをぬぎ、同じようにスリッパを置いてくれたんですよ! この子、まだサンタを信じていただろう頃から見てきたんですけど、本当に良い子に育ったなーと思いましたよ。
この彼には、他にも驚かされることがありました。普通、17歳と言ったら思春期。親どころか、ジーちゃんバーちゃん伴って伯父さんの家へ1週間も泊まりにいくなんて、遠慮したいイベントなんじゃないかと想像してしまうのですが、いやいや、ちゃんと17歳らしいところもありながら、夜には『サンタクロースから貰ったカードゲーム(あげたの、誰だ~?)』を皆で遊ぶなど、率先して家族交流できる子なんですよ。
私ね、見ていて思ったのですが(フランス語のゲームなので私は入れない…)、もしかしたらフランスの高校生の方が、日本の子より大人扱いされるからこそ大人の振る舞いが出来るんじゃないかと。高校の前を通る時に見かける、もう話しかけられたら怖いような男子、私より大人っぽい女子、これまでは「子供が何やってんだか~」と思っていましたが、いやいや、日本人高校生以上の振る舞いができるのが、フランス人の子たちなんじゃないかと。
まあ、ママンは疲れましたけど、クリスマスは終わりました。「皆で手伝うから!」って言ったってね、先に寝て、後から起きるわけにはいかないじゃない。
今回は、双子には最高のクリスマスだったようです。従兄や叔父&叔母ともいっぱい交流できた。雪ふる夜に、ファミリーでゾロゾロと街へ繰り出すのも、寒いし、いつもの街だし、途中で飲んだホットチョコだって毎朝のんでるモノだけど、「クリスマスだもんね!」と何度も繰り返し言っていましたから。
*****
シャモニの“今日”をお届けしています!貸しアパートありますので、左サイドバー「メッセージを送る」からご相談ください。
ウルトラ・トレイルを走ってみよう! → シャモニ近郊でのトレラン大会に関するお問い合わせは、左サイドバー「メッセージを送る」からどうぞ。
コート・ダジュールでバカンスを! → キャバレールで貸別荘やっています。日本語でのお問い合わせは左サイドバー「メッセージを送る」からどうぞ。
クリスマスも終わり、ファミリーも帰りました。そう、今年は主人のファミリー総勢7名が、我が家へ押し寄せました。チーン
私は仏教徒ですよ! 無宗教とも言いますが…。なぜ、家なんですか!?
今年は残念ながら、主人がクリスマスに当直となってしまったのです。今年は静かに過ごせるかな~?と淡い期待をしましたが、敬虔なるキリスト教徒ファミリーが(←ウソです。私以上に無宗教一家です…)、皆でお祝いをしなければ始まらないと、当たり年である豪雪のシャモニへ、一家そろってやって来たんですよ!
そのために、今年はクリスマスツリーも派手にちょっと大きめを選んでみたのですが、どうやら目測を見誤ったようです…。
立派すぎて天井につかえてるし、リビングを占領してるし・・・ちょっとジャマ。
まあまあ、全ては双子のため。まだまだサンタクロースを信じていますから。
先日も、ロリア小屋まで山スキーで登った際の、雪の上に見つけた足跡の写真を見せながら「何の動物かなあ?」と聞けば娘、ハッとした顔つきに変わって「きっとトナカイだ!」だって。どこまでもサンタクロースが待ち遠しい、このお人。
そんなわけで、演出もスゴイ。
クリスマスディナーには、11人分の胃袋を満たすべく、3.2kgもあるシャポン(食用に太らせた雄鶏)を焼きました。栗と共に鶏の丸焼きを食べるのが、フランス文化です。
もうしばらくチキンは要らない・・・
それから、フランスの伝統的なクリスマスに欠かせないのが、『ブッシュ・ド・ノエル bûche de Noël 』。訳せば「クリスマスの丸太」の意で、切り株の形をしたフランスのクリスマスケーキです。主人の家族とクリスマスを祝うようになって早10年、最初は義母が作っていたブッシュ・ド・ノエルですが、しばらく前から義妹が焼くようになって、世代交代していたんですよね。そう言えば義妹のケーキを食べた最初の年、「あれ、義母のと同じ味・・・」と思ったのをよく覚えています。そう、主人に言わせると、ブッシュ・ド・ノエルはおふくろの味、それぞれの家庭が似たようなレシピで作っていても、微妙に違うんだそうな。本当か?
まあ、そんな大事な主人の実家の味を、我が娘へ伝承すべく、初めて義母と義妹に作り方を教わりました。・・・が、止めときゃよかった。電動泡立て器なんて持ってないし、鶏の丸焼きがゆうに焼けるぐらい大きなオーブンを持っていたって全く使いこなしていないし。そもそも私、主人に「ケーキは焼かなくていい」と止められている人。そんな嫁(私)に、二人とも苦笑い。
最高の演出はですね、クリスマスイブの日、プレゼントが待ち遠しい双子へ、今年も忘れずにクリスマスツリーの下へ自分のスリッパを置かせました。フランスのサンタクロースはイブの夜中に、ツリーの下に置かれた子供のスリッパを目印に、プレゼントを置いていくと言われています。歌にあるんですよ、『忘れないでね、私のスリッパはココよ~♪』って。そうしたら、それを見ていた17歳の従兄くん、自分のスリッパをぬぎ、同じようにスリッパを置いてくれたんですよ! この子、まだサンタを信じていただろう頃から見てきたんですけど、本当に良い子に育ったなーと思いましたよ。
この彼には、他にも驚かされることがありました。普通、17歳と言ったら思春期。親どころか、ジーちゃんバーちゃん伴って伯父さんの家へ1週間も泊まりにいくなんて、遠慮したいイベントなんじゃないかと想像してしまうのですが、いやいや、ちゃんと17歳らしいところもありながら、夜には『サンタクロースから貰ったカードゲーム(あげたの、誰だ~?)』を皆で遊ぶなど、率先して家族交流できる子なんですよ。
私ね、見ていて思ったのですが(フランス語のゲームなので私は入れない…)、もしかしたらフランスの高校生の方が、日本の子より大人扱いされるからこそ大人の振る舞いが出来るんじゃないかと。高校の前を通る時に見かける、もう話しかけられたら怖いような男子、私より大人っぽい女子、これまでは「子供が何やってんだか~」と思っていましたが、いやいや、日本人高校生以上の振る舞いができるのが、フランス人の子たちなんじゃないかと。
まあ、ママンは疲れましたけど、クリスマスは終わりました。「皆で手伝うから!」って言ったってね、先に寝て、後から起きるわけにはいかないじゃない。
今回は、双子には最高のクリスマスだったようです。従兄や叔父&叔母ともいっぱい交流できた。雪ふる夜に、ファミリーでゾロゾロと街へ繰り出すのも、寒いし、いつもの街だし、途中で飲んだホットチョコだって毎朝のんでるモノだけど、「クリスマスだもんね!」と何度も繰り返し言っていましたから。
*****
シャモニの“今日”をお届けしています!貸しアパートありますので、左サイドバー「メッセージを送る」からご相談ください。
ウルトラ・トレイルを走ってみよう! → シャモニ近郊でのトレラン大会に関するお問い合わせは、左サイドバー「メッセージを送る」からどうぞ。
コート・ダジュールでバカンスを! → キャバレールで貸別荘やっています。日本語でのお問い合わせは左サイドバー「メッセージを送る」からどうぞ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます