鏡文字
【4歳8ヶ月】
フランスでは、バレンタインデーを前にして、「マルディグラ Mardi gras (肥沃な火曜日)」がありました。キリスト教ではこの時期、断食をする期間があり、その前にしばらく食べられないご馳走を食べようということで、フランスの伝統ではクレープを食べます。ちなみにフランスのクレープは、日本のような中にゴテゴテといろんなものが入っている派手さはなく、シンプルなバターと砂糖のみのクレープが主流です。忘れもしない・・・フランス家庭へホームステイした大昔、夕飯に100枚級のクレープが登場して、度肝をぬかれなたあ…。夕ご飯に甘いクレープだけって言うのも、日本人の私にはこたえたよな・・・
さて、翌日のバレンタインデー。フランスでは、男性から女性へ贈り物をする日! お寿司のプレゼントを頂きました。良い国だ。
本来は断食をしなければいけないんだろうけど、家は食べてます、食べてます。双子は愛するパパへ、チョコカップケーキを焼きました。
まずは、チョコレートとバターを湯煎で溶かして・・・
粉をふるい入れます!
「粉をふるう」という動作も、ようやく慣れてきました。
レシピにはメレンゲを入れると書いてあるので、卵の白身を泡立てるのだが・・・この辺りが失敗の原因か?
えっ、失敗!?
型に入れて焼きます。
中までしっかり焼かなければいけないのよね? しかし、なかなか焼きあがらなくて、オーブンを再熱々々していたら~
何これー!? パパへの愛のこもったプレゼントです…。
焼け焦げたとこ、いっしょうけんめい削りました。
それは、良いんです。お菓子の出来栄えなんて、どうでもいいんです。ママンは衝撃を受けました。息子がプレゼントを包んだ時のこと。
いつも息子が文字を書くとこうなるんですが、今回は完璧なる…『鏡文字』!!
「BONNE FETE POUR LA SAINT-VALENTIN (バレンタインおめでとう)」と書いてあります。
鏡に映すと読めるわけなんだけど・・・頭の中はどうなっているのだ? これは、娘に頼まれて、ママンがホワイトボードへ書いてあげました。もちろん、左から右へ。それを見るとはなしに見ていた息子、私たちがケーキのラッピングをしていた隙に、ホワイトボードの前へうずくまって何かを書いていた。そして、書き上げたのがこれ。レオナルド・ダ・ビンチの話を思い出しました。天才と言われたダ・ビンチは、数々の発明や日記を、他人に見られないために鏡文字で書いていたそうです。
でもね、「レオナルド・ダ・ビンチみたい!」って笑ってなんかいられないよ。親はプチ心配です。
*****
シャモニの“今日”をお届けしています!貸しアパートありますので、左サイドバー「メッセージを送る」からご相談ください。
ウルトラ・トレイルを走ってみよう! → シャモニ近郊でのトレラン大会に関するお問い合わせは、左サイドバー「メッセージを送る」からどうぞ。
コート・ダジュールでバカンスを! → キャバレールで貸別荘やっています。日本語でのお問い合わせは左サイドバー「メッセージを送る」からどうぞ。