Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

漫画はフランス語の教科書

2016-02-29 | 生後32ヶ月

【2歳8ヶ月】
外は雨交じりの雪だったから、今日の午後はさっそく図書館へ行ってきました。図書館へ行くことを覚えると、また一つアクティビティが増えて、良いですね!
シャモニの図書館は3時から6時まで開いているのですが、学校が終わる4時過ぎ、小学生の集団が現れて、本を返却しては新しい本を探したりして、小さな図書館は子供だらけになったのです。親が共働きの家の子たち、親が帰宅する時間までここ、図書館で過ごしているんですって。
我が双子はその片隅で、次から次へと本をひろげて楽しんでいました。図書館司書の方からも、2歳でこれだけ本に集中できるのは素晴らしい!とお褒めの言葉をいただきました。双子はまともに歩けるようになったのが生後20ヶ月を過ぎてからだったから、座って楽しめることと言ったら、本をめくるぐらいだったんじゃないかなあ。あと双子育児、まだ幼い子を相手に二人同時にあやしながらできる遊びって、本の読み聞かせぐらいしか思いつかなかったんですよ。数少ない絵本を何度も何度も読んで、ママンが辟易していたなあ。


さて、我が双子も図書館カードを作ってもらい、本やDVDが借りられるようになりました。大人は有料なのに、子供だったら無料でしたよ。
主人が、寝る前に読み聞かせをするフランス語の絵本が家にはない!と毎回いうので、図書館司書さんお勧めの絵本を6冊ぐらい借りてきました。それから夜には、借りてきた『白雪姫 Blanche-Neige et les sept nains 』のDVDも見せてあげました。が、家の子にはディズニー映画でさえ見せたことがなかったので、七人の小人が出てきただけで「怖い、怖い」と、まともに座って見ていられない。魔法使いが毒りんごを作るシーンなんて、もう絶叫・・・ダメだ、家の子、弱すぎる…。どうりで、ショーを見に行くたびに泣いてしまうわけだ。


ところで、ママンも面白い物を借りてきました。日本のマンガ本です。でもフランス語に翻訳されている漫画ですよ。もう久しく漫画なんて開いてもなかったから懐かしかったのと、最初の数ページをパラパラとめくってみたら、衝撃! 私、漫画が読めないんですよ。知らない単語もチラチラと、それから、マンガ特有の擬態語なんて、文字でこう書くのかーと感心してみたり。
借りてきたのは、何でも良かったんですが食ネタに誘われて、『初恋ランチボックス Un amour de bentô 』です。デコ弁を作る話なんですけど、いやぁ~アラフォーママン、デコ弁ってこうやって作るんだ…と感心するばかり。ちなみに、フランスでもお弁当文化がもてはやされてきています。でも、例えば私の知り合いの子が小学生だった時のある日のお弁当、お父さん用ですか?と言いたくなるぐらい絵も柄も何もついていない特大のタッパウェアに、切られていないサンドウィッチがそのままゴロン、その隙間を埋めるようにパックジュースとゼリーが。以上!ってな感じ。う~む、この漫画を読むフランス人の子たち、デコレーションされた弁当に何を思うだろうか?


マンガの表現もおもしろかったのですが、最終ページに笑いました。私は日本人なので、何も考えずにマンガ本を右からめくって読み始めたのですが、そう、フランスでは本を左からめくります。だから、裏表紙をめくると「こちらは最終ページです…」といきなりの警告が。
そういえば、義両親の家で日本の本を読んでいたら、「あなた器用ね…」と言われたことがありましたっけ。


木製の身長計

2016-02-28 | 赤ちゃん用品

【2歳8ヶ月】
「柱の傷は一昨年の~♪」とばかりに、我が双子の身長を計る度に壁へ鉛筆書きをしていたママンですが、大きなものさしのような、木製の身長計を見つけました。これを、ボロボロだからいつかは買い替えるぞ!と企んでいる古ーい子供部屋のドアに、意図的に釘打ち! 家は年代物のシャレーを買ったのですが、細部にわたって古めかしいから、こういう可愛いデザインのもので飾らないと、お化け屋敷になっちゃう。これで少しは、子供部屋っぽくなった気がします。


年末の引っ越し時から身長を書きこんでいるので、ちょうど3ヶ月分がたまりました。以前には紙製の身長計もおまけで貰ったものがあって貼っていたのですが、伝い歩きを始めた我が子が見逃すはずもなくボロボロに…。木製ならさすがに壊されることはなかろう・・・


この身長計を眺めながら思います、「いつまでママンに身長を計らせてくれるだろうか?」
この身長計は150cmまで目盛りがついているのですが、これを超すのは幾つだろう?
紙よりかさばるけれど、木製だったら最後の最後までインテリアとして取っておけるかな?と考えています。


生後2歳8ヶ月の成長記録

2016-02-27 | 成長記録

【2歳8ヶ月】
とうとう「お昼寝ナシ」時期に突入しました。保育園ではこれまで通り約2時間、必ず昼寝をしているようですが(保育士さんが毎回、昼寝時間数を教えてくれます)、家で過ごす日は昼寝を嫌がるようになってきました。昼寝する日もあるんだけどね。だからと言って、これまでと違うのは、昼寝がなくても愚図るだとか、そういう不快を示すこともなくなって、夕ご飯を食べ終わるまで元気いっぱいにしています。本当に体力がついてきたんでしょう。夕ご飯を作る時間が取りにくくなっているのが難ではありますが、それでも、外出する時間にお昼寝時間を考慮しなければならなかった時よりはスケジュールを立てやすくなったこと、それから、お昼寝をしない日は、自ら布団へ入ってくれるようになったのも驚きです。ただ、お昼寝をしない日は、ママンも子供を注意深く観察する必要があって、常に遊びを変えたりお風呂へ入れるなど刺激を与えるようにし、夕方になって変な時間に寝てしまわないよう頑張っています。ママンも気力&体力を使うんですよ…。

●息子:
-31ヶ月自宅体重測定12.8kg → 32ヶ月自宅体重測定12.4kg
-31ヶ月自宅身長測定88cm → 32ヶ月自宅身長測定89cm
-31ヶ月足測定15cm → 32ヶ月足測定14cm
●娘:
-31ヶ月自宅体重測定10.3kg → 32ヶ月自宅体重測定10.4kg
-31ヶ月自宅身長測定88cm → 32ヶ月自宅身長測定87cm
-31ヶ月足測定13cm → 32ヶ月足測定13cm

最近の我が双子の新語、「フランソワ・オランド François Hollande !」・・・はい、言わずと知れた、現フランス大統領の名前です。噂には聞いていましたが、2歳児の記憶力って天才的だよね、と思ったママン、もしかしたら政治家の名前なんてのも軽く覚えてしまうんじゃないかと面白半分に、テレビに政治家が映る度に「この人は○○でしょー、こっちの人は××よね」なんてやっていたら、さすがに登場回数の多い大統領の名前は覚えてしまった! でも、娘は完璧にオランド大統領がどの人か分かっている風だけど、息子は時々、ずんぐりむっくりなおじさんを指差しては全部、「フランソワ・オランド!」と言っているから、少々勘違いしている感あり。
ママン、次は集中的に「マニュエル・バルス Manuel Valls 」を教えています。こちらは、フランスの首相です。私のフランス10年滞在カード取得時のテストでも、大統領は一般的に誰でも知っているので首相の名前を問われるんだとか聞いて、当時の首相、ジャン=マルク・エローの名を一生懸命、暗記したことを覚えています。意外に大人でも、フルネームで言える人が少なかったよなあ。ちょうどその頃に社会科で勉強したばかりだと言う12歳だった甥っ子、答えられるのか聞いてみたら、やっぱり首相の名字は分かっても名前の方が言えなくて、困った挙句に「ベルナール・エロー!」だって。ベルナールって、それ、お爺ちゃんの名前じゃん。


べべとお出かけ~紙芝居~

2016-02-26 | シャモニ周辺案内

【2歳7ヶ月】
今日は月末の金曜日だから、保育園は17時でおしまい。園内の掲示板に、保育園のすぐそばにある図書館で17時より、0~3歳児用の紙芝居をやってくれると知って、行ってきました。ちなみに、紙芝居はフランス語でも「カミシバイ Kamishibaï 」です。


もっとたくさんの人が集まるかと思ったら、ほんの10人程度。それもそのはず、みんな紙芝居が何なのか知らないようです。保育士さんにも尋ねられたぐらい。それでも、少しずつフランス文化の中に取り入れられているようで、小さな妹に付き添ってきていた小学生の女の子が言うには、学校でグループ学習などをした時、最後にクラスで発表する際に紙芝居を使ってプレゼンしたりするそうです。


さて、いつもこういう公の場では大泣きして迷惑をかける我が双子、紙芝居ではどうだったかと言うと、静かでした・・・いや、はっきり言って紙芝居を見てないでしょ、あなたたち!? 初めて連れてきてあげた図書館は、本好きの我が子にはパラダイスだったようで、片っ端から本を広げ始める…。


図書館では本だけでなく、DVDやおもちゃも借りられて、遊べるスペースも設けられているから、これは良い遊び場を見つけましたよ。定期的に催し物もやっているようです。また連れてきてあげよう。


うま味

2016-02-24 | グルメ

【2歳7ヶ月】
スーパーに刺身用のサーモンが売られていました。シャモニでは珍しいことです。
販売員のマダムが試食を勧めてくれたので、一口食べたら最後、高いけど思わず買ってしまいました。お刺身に飢えています、私。さっそく、我が双子たちには手まり寿司を作ってあげました。生なので、ほんのちょっとだけ。


そのサーモンを買った際、私が大奮発して一番大きい節を選んだものだから、気をよくしたマダムが“おまけ”をつけてくれました。これをお刺身にふりかければ、味が抜群によくなるという驚きです。その名も「うまみ」・・・えーと、うま味って目に見える物でしたっけ? それは日本語ですが、日本の物? 「ええ、ええ、もちろんですとも!石川県産ですよ。」とマダムは自信を持って答え、「ところで、石川県って日本のどこ?」と…。よくお客さんとの会話で、石川県が分からずに困るんですって。
パッケージを見せてもらうと、本当に「 UMAMI 」と書いてあります。頂ける物はひとまず持ち帰り、帰宅して私が一番にやったこと!・・・日本人である友人へ電話をしました。彼女のご主人も日本人で、寿司職人なのです。「ねえ、ねえ、“うまみ”って調味料、存在する?」
しばしの沈黙の後、「旨味とはね・・・」と説明し始めるんですけど、知ってますよ、私だってそのぐらい。でも、「うまみ」と言う名の調味料が海外では流通しているんですよ。それも石川県産の。
「それって、ちゃんと日本語で書いてありました?輸入物ならば、その上にアルファベット表記のラベルを貼りますよねえ。」と・・・あっ、そこまでチェックしてこなかった…。
で、どんな代物かと言いますと、ゴマにわさびコーティングしてある感じ。言うなれば、わさびゴマ?


これをわさび代わりに使います。試食では、お刺身に、ライムをしぼって生姜の粉(←こういう物も存在する)を混ぜたソースをかけ、上から、このわさびゴマをふっていました。アペロ( Apéro )のおつまみとしてこんな風に食べるのはスマートですが、日本人の私的にはもっとわさびを効かせたいから、夕食のメインディッシュとしてお刺身を出し、わさびゴマをふりかけてみたけれど、やっぱりわさび醤油で食べてしまうから、ゴマの味なんてサッパリ…。