Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランスの離乳食~バニラ風味シリアル~

2016-01-23 | 離乳食

【2歳6ヶ月】
昨日の保育園でのおやつは、クレープでした。その時に、クレープへ塗って食べるよう、ジャムとヌテラを用意してくれたそうですが、子供はチョコレート風味の甘いスプレッド「ヌテラ」が大好き。みんながヌテラを選んで食べる中、我が双子のみ、ジャムを選んだそうです。保育士さんは面白がってママンに報告してくれたのですが、私も驚きました。もうこの歳で、ヌテラを食べちゃっているんですか!?
ちなみに、「家ではまだ、ヌテラを食べさせたことがないから~」と答えると、保育士さんの方が驚いていました。

ママ友ちゃんも言っていましたが、フランスのお菓子でチョコレートは避けて通れない難関。放っておいてもチョコレートを口にする機会はごまんとあるので、おやつにはなるべくチョコレートが入っていない物を探しているんだそうです。その彼女から教えてもらった、ケロッグ( Kellogg )社の「バニラ風味シリアル( Céréales soufflées goût vanille )」が、我が双子は大好き。「アナと雪の女王のパッケージが目立つから、店頭ですぐに見つけられるよ!」と言っていたとおり、我が家の食品棚に置いておいても目立つから、双子にすぐに見つかってしまう…。


味は適度に甘いバニラフレーバーで、サクサクしているからスナック菓子のように食べやすいらしく、食べだしたら子供の手が止まりません。雪の結晶をイメージしたであろう小さな丸い粒は、「指でつまむ」練習になるから、フランスにたまごボーロはないだろうかと探していた頃に出会えたら良かったのになあ。


フランスの離乳食~野菜スープの素~

2015-08-25 | 離乳食

【2歳1ヶ月】
一昨日の昼寝後から娘が発熱したのですが、いつもより静かなぐらいで、夕ご飯はよく食べるし、心配なさそう。そう思って寝かせたその夜は、「カカ caca(うんち出た)!」「ドゥ・ロ de l'eau(水のみたい)!」と繰り返し起こされ、挙句に私の着ているパジャマへ吐いたりもしてくれました。でも、心配になったのは体の調子よりも、娘があまりにも良い子で、泣きぐずるでもなければ暴れもしない、一人で布団の上で丸くなってはストローマグでチューチューと水を飲みながら、下痢なのでおむつが汚れると気持ち悪いから私を声で呼んで起こす・・・あ・の・娘が自己コントロールできるなんて、やっぱり病気だ!
翌朝は保育園へ行けるかどうかの瀬戸際でした。我が双子の通う保育園では、下痢便でおむつ替え3回すると、お迎えの呼び出しがかかります。家を出る8時50分の時点で、朝からすでに5回もおむつを替えていたので、今日は保育園へ預けられないかなあ…と気をもんでいました。今日は仕事の打ち合わせがあって、どうしても保育園へ行って欲しかったのです。登園時間15分が過ぎ、最後におむつ替えをしてから30分が経過していたので、保育園へ電話で相談して、再発したら迎えに行く約束で預かってもらうことができました。
1時間が経ち、お昼を過ぎても電話が鳴らないので、これは回復したんだなと安心しきっていた4時半ごろ、「今度は息子さんです。もう3回も吐いてしまいましたから、迎えに来てください!」と、保育園から連絡が入ってしまいました。双子ですから、一人が病気になれば翌日にはもう一人が・・・このパターンも慣れてきましたけど!
こんな下痢やおう吐の時には、食べさせる物に気を使うものですが、離乳食の時から愛用している『塩分ナシ固形野菜スープの素( Bouillon cube Légumes sans sel )』が便利です。グルテンも無しなので、アレルギーのある子にも使えますよ。「忙しいお母さんが子供のスープを作る時によく使うよ」と、お手伝いさんに教えてもらいました。粉末野菜スープの素もあり、こちらは塩分が入っているので、薄味を心がけるように塩代わりとして、使い分けています。本当はね、和風だしを利かせてお腹に優しい物をあげたいのですが、和風だしの素があまり買えないことと、和食は食べ慣れていないからなのか、食が落ちるんですよね~。


ところで、スープ。少し前までは具だけしか食べなかったのに、娘がよく飲むようになりました。でも、スプーンを使うのはまどろっこしいのか、お皿に口をつけて飲もうとします・・・フランスの赤ちゃん用プラスチック食器って、持ちやすいように必ず縁がついているから、うまく口に入らず、こぼしてしまうんですよね。味噌汁椀にスープを入れてみたりもしたのですが、今度は椀口が狭いからフォークで具が食べにくそう。縁のないプラスチック食器を見つけて、買おうかどうしようか迷っているのですが、3歳にもなるともう陶器の食器で食べだすそうだから、これは無駄買いかなあ?



フランスの離乳食~ニョッキ~

2015-05-16 | 離乳食

【1歳10ヶ月】
義両親の家では、双子の食事だけは私がキッチンをお借りして作りました。持ちのいい野菜にツナ缶、乾燥パスタは念のために持参して、後は冷蔵庫や畑から分けてもらいました。でも、他所のお宅で食事づくりをするって、タイミングとか道具とか、いろいろと勝手が違ってスムーズにはいきませんね・・・まず義母、包丁もまな板も持っていません!これは義母に限ったことではなく、私の最初のホームステイ先も、実妹がホームステイしたことのある家も、友人の実家も、義母が使わないんだから義妹も使わない、つまり、「フランス人は包丁&まな板を使わない」と断言して良いのかも?
では、料理はどうしているのか?使うのは、果物ナイフ。左手に野菜、右手にナイフを持ち、胸の高さで右手親指を器用に動かして野菜を刻んでしまう。肉や魚はハサミ、もしくは丸ごと調理して取り分け時にお皿の上で切り分け。私が出来るのはせいぜい、手の上でピーラー、ぐらい…。本当は行儀悪いですが、お皿の上で野菜を果物ナイフで刻みました。
それから、パスタは食べているはずなのに、ザルがありません!どうするか?これは、貧乏学生をしていた実妹に教わりました。鍋の蓋をキッチリ閉め、鍋底をシンクに引っかけて徐々に傾けていくと中身がこぼれませんよ。コツは、蓋を浮かさず隙間なくキッチリ閉めること!
あとはね、サラダ油もありませんでした。焼き料理はバターで、ソース用にはオリーブ油を・・・果たして、老人夫婦の生活がシンプルなのか、フランス家庭がシンプルに生きているのか、どうだろう?
でもママン、こんなこともあろうかと、私の奥の手、焼くだけ5分で完成!の「ニョッキ( Gnocchi )」を束で買っていきました。ニョッキとは、ジャガイモと小麦粉から作られるパスタの一種で、我が双子の大好物だから、添えた野菜に好き嫌いがあっても取りあえず平らげてくれるのです。
実はこれ、初めてママ友ちゃんからおいしさを教わりました。ある日、スーパーの前でバッタリ会い、今夜のメニューを決めかねていた時、「家の子は絶対、これよ~」とリュストゥクル( Lustucru )社のニョッキを勧めてくれました。リュストゥクル社はグルノーブルで1871年に創業したフランスの老舗パスタメーカーで、ここのニョッキはバターで炒めて5分のおいしさ&手軽さです。


他社からも茹でて調理するニョッキが販売されていますが、炒めるタイプを選んだ方が断然おいしいです。パスタは茹でる手間があるけれど、これはフライパンを使うだけだから、同じフライパンで同時に野菜も調理してハイ、完成!なので重宝してます。
半分に切ってあげれば、離乳食としても食べられるから、もっと早く知っていれば手づかみ食べの良い練習になったでしょうね。でもまだ家の子は「フォークで刺す」ということが出来ないので、今だに手づかみ食べですけど…。


ホワイト・アスパラガス

2015-05-08 | 離乳食

【1歳10ヶ月】
その昔、交響楽団でチェロを弾いていた女性と食事をする機会があって、フレンチだったかイタリアンだったか新宿の夜景が見える素晴らしいレストランへ連れて行ってもらい、メニューを見ながら「前菜には、今が旬のホワイトアスパラを食べましょう!」と言われて、「かっこいー!」と思ったことを、今でもよく覚えています。その時の味は緊張で一つも覚えていないのに、「アスパラガスは春のもの」と言うことだけは確実にインプットされました。
フランスとイタリアが2大産地と言われ、5月に入るとどこの店頭にもホワイト・アスパラガスが並び始めます。フランスでは「ゆでてソースをかける」だけの食べ方が主流のようですが、このシンプルな調理法にお国柄が出るとは!私たち日本人は、野菜の本来のおいしさはシャキシャキした食感にあったりすると思うのですが、フランス人はとにかくクタクタになるまでゆでます!ホワイト・アスパラガスは私もフニャッとするまでゆでますが、グリーン・アスパラガスなんてちょっと歯ごたえあるぐらいがおいしいと思いません?それを主人は、「まだ生だけど?」なんて言うんですよ!ブロッコリーにいたっては、クタクタにゆでた後、フォークの背でつぶしちゃうんだから!


キャバレールの朝市にホワイト・アスパラガスがどっさりと売られていましたが、なに、この太さー!? さすが南仏と言うべきか、ムーミンの漫画に出てくるニョロニョロを思わせる野太いアスパラが、山で売られていましたよ。こういう大きな野菜は大味だからどうかなと思ったんですが、主人が面白がって買っちゃった・・・これが驚くほどにおいしくて、一口食べて本当に驚いた!
ちなみに、赤ちゃんには穂先の柔らかい部分を食べさせるが良いというので、家のアスパラ料理はみーんな茎ばかりになっちゃっていてしばらくは寂しかったんですけど、今日、家の双子へ茎も食べさせてみたら、おいしそうに食べてくれましたー!「ようやく一番おいしい穂先が食べられる…」とは、主人の言葉。


1歳児の海水浴☆お弁当を考える

2015-05-07 | 離乳食

【1歳10ヶ月】
キャバレールの海で、ピクニック。太陽サンサンなので首当て付きの帽子に長袖シャツ、まるでシャモニへ山歩きに来る日本のおばちゃんみたい。あっ、でも下はパンツね。布おむつを洗濯するよりパンツをジャブジャブと洗う方が楽だから(枚数がないので濡れる度に洗って干す)、海とは言え、公共の場にまでパンツのまま出かけちゃった!
ところで、海水浴のお弁当と言えば「おにぎり」が定番じゃないですか?我が家はそうでした。私も朝から、小さいおにぎりをいくつもにぎったんですけどね・・・


1歳児なんて、「今は食べる時間、後で遊ぼうね。」と言ったところで目の前に面白そうな砂とおもちゃが広がっていれば聞き入れてくれるわけもなく・・・見事におにぎりを食べながら砂遊びを始めてしまいました。食事時にハイチェアへ座らせて「食事時間だと分からせる」ことが一つの躾けになっていたんだと、今日、初めて気がついたわけです。


砂遊びをしながらおにぎりを食べればどうなるか、少なくとも日本の人は実体験の中で知っていますよね。はい、海苔がないから(外国で海苔は貴重品です…)ご飯がボロボロと崩れて砂の上に落ち、それを拾って食べれば砂だらけだから口の中がジャリジャリ、その上、おにぎりを握っていた手は何を触ってもペトペトとくっつくから、我が双子は半狂乱!大人用にラップで包んだおにぎりも代わりに渡してみたのですが、やっぱりね、ラップごと食べようとして食べられないから怒る、怒る!あー、ママンのオーガナイズ・ミスです、ごめんなさ~い。でもそれなら、1歳児は海水浴で何が食べられるんだ?

息子なんて早くから試合放棄。


海は広いーな、大きーいーなー♪ 二人とも、海を見て何を想っているのかな?
息子はたぶんね、「腹へった…」。