Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

娘の鼻歌

2014-11-26 | 生後16ヶ月

今日のサン・トロペは停泊している船も少なく、大きさが一回り小さいクルーザーばかり。そうなってようやく、サン・トロペの港沿いに建つ家並みを改めて眺めてみると、やっぱり美しいなあ。古い漁村という面影を残す、このすすけたような壁の色がいいじゃないですか。

そこへ、ベビーキャリアに背負われた娘が「バートー( Bateau )、スーロー( sur l’eau )~お船が浮かんでいるよー♪」と歌いだした!えっ、この情景を見て、船の歌をうたいだしたの???
まさかね・・・でも少しずつ、物に名前があることを最近、分かりだしたようだ。

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フランスでワーキングホリデー~2004年11月26日~

インターネットカフェはいつも満員御礼。日本で使っていたOCNメールを利用できるようパソコンまで持参したのに、接続できずにいる。結局、ホットメールを作り、3日に一度、インターネットカフェへ通う。友人からの便りを読むのは本当に楽しい。が、フランスのキーボードは日本の並びと違うため、返信文作成に時間がかかる=お金がかかる。もう10時間分ぐらい買った。これまで、メールを送るのにお金がかかっているなんて考えたこともなかった。少し反省。ちょっと知恵を使った。フロッピー(! ←自分で読み返して驚いたが、本当にほんの10年前はまだ、8cm×8cmぐらいのフロッピーディスクを使っていた)に文章を保存し、それをホットメールに貼りつければ“ストレス”なし!



ママンのお皿は蜜の味

2014-11-20 | 生後16ヶ月

昨日は来客の後、お隣さん宅へお茶に呼ばれていたりして、忙しく過ごしたわけですが…。ほら、これ!お隣さんが「先日、お宅の庭を荒らしている現場をカメラに収めたの。」と見せてくれた写真には、本気のイノシシが写ってるー!! キャー

まあ、それはいいとして、お茶タイムのために奥さまがケーキを用意してくれていて、「双子ちゃんも、おいしいって言ってくれるかしら~?」って。
えっ!? わたし、ケーキなんて食べさせたことない…。って言うか、そのうち「やめなさいよ!」と叱らなければいけなくなるぐらい食べるようになっちゃうんだろうから、今のうちはまだ遠ざけておきたいなあ・・・と思いつつも、こういう時は断りにくいものです。家の子はアレルギーとかの心配もないから、上手にお断りする理由も見つけられず、「今日だけよ…」とつぶやきながら、自分のケーキを一口だけ切り分けて口に入れてあげたわけですが!
どうやら、脳に閃光が走ったぐらいのおいしさを体験してしまったらしい。こうやって、「親だけ良いもの食べてる!」って覚えちゃうんだろうなあ。昨日の夕食から、特に食いしん坊の息子が、ママンの皿の物を寄こせとばかりにまとわりついてきて離れません…。

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フランスでワーキングホリデー~2004年11月20日~

今夜は白熱した。アイスホッケーの話。ここグルノーブルにはBDLというプロチームがあって、結構強いらしい。ほとんど毎週土曜日の夜8時からは試合観戦をしている、9ユーロ学割。観客席はいつもいっぱい。これまで観た試合は勝ちゲームばかりで、しかし、今夜の相手トゥールは速攻の速さとフリーのポジションを作る上手さと、なによりチェックの入れ方がこれまでのチームとは訳ちがう。その証拠に、NHLの比じゃないけど乱闘シーンもあったりして、そのチーム相手に逆転サヨナラ勝ち。うーん、負けナシ!私ってアゲマンかもしれない。


1歳半のお昼寝事情

2014-11-19 | 生後16ヶ月

会社の上司がカンヌ( Cannes )で仕事があり、そのタイミングで我が家へ遊びに来てくれました。お客さま訪問の間、我が双子をいかにおとなしく居させるか、キーワードは「まんま」と「ねんね」でしょう。通常は11時から約2時間お昼寝をさせてから昼ご飯にしているところ、今日は昼ご飯まで寝かさず、12時から食べさせて、13時頃から寝かすようにしました。ここ最近でグンと体力がついたようで、以前は11時を過ぎるとグズグズ、グダグダとなってしまっていたのが、その日の予定で午後の昼寝に振り替えられるようになって、ずいぶんと楽になりました。またこれで、昼寝ナシになったら困るのだけれどね、ママンは。
今日もこの方法が功を奏し、お昼まで動き回っていたのでパワーが下降気味の双子は人見知りで泣き叫ぶこともなく、ゆっくりとお昼ご飯を食べて、おとなしく布団へ入ってくれました。これまで何度か顔をあわせているはずの上司が、「初めて正面からまともに顔を見せてもらったよ。」だって!

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フランスでワーキングホリデー~2004年11月19日~

今日で学校は終わり。1ヶ月の間に入るだけ詰め込まされた感のある授業だったけど、言葉をシャワーのように浴びるのが上達への近道なのだから、通ってよかったと思う。一番の収穫はもっともっと学びたいという気持ちになったこと。それから、いろんな情報収集ができたこと。ここグルノーブルにたくさんの知り合いができた。人は一人では生きられないのだから、今、そのつながりを断ち切って他所へ引っ越すことがためらわれる。怖気づいているだけなのか、それとも第六感が留まれとささやくのか、悩みが一つ増えた。


歩いたの?よろけたの?

2014-11-10 | 生後16ヶ月

主人の実家に来ています。場所が変わったからなのか、双子が珍しく二人そろって夜泣きするので、寝不足です…。前回に遊びに来た時には大人用ベッドマットの上へ2人を並べて寝かせられたのですが、もう寝返りは打つし、寝相は悪いしで、マットでは危なくてしょうがないので、義父が簡易ベビーベッドのお古を用意しておいてくれました。それでも、寝心地が違うからなのか、見える天井の景色が違うからなのか、泣く・・・このぐらいの変化で泣かれては、ホテル滞在で旅行する日は遠いなあ~。そう言えば、昨夜訪ねたお宅のノエミちゃんは10歳となった今も時々、夜泣きすると言っていました・・・熟睡できる日も遠そうだなあ~。
それでも日中は二人ともご機嫌で、義母は昔、自宅保母さんをしていたので、その時代からとってある古ーいおもちゃを出してきてくれて、その中に息子の最近のお気に入りである車やヘリコプターがあったから、他所宅でも心配することなく、もう夢中で遊んでくれています。あっちのおもちゃ、こっちのおもちゃへ目移りしているその最中に、主人が「ちょーだい。」と手を差し出したら、えっ!歩いた?それとも、よろけた?
伝い歩きが上手な息子だけど、おそらく何も考えずにいつもの調子で足を運んで、手に持っていたミニカーを手渡そうと前進、小さな1歩、2歩!でもね~、なんだかその姿は、立っていた姿勢から手を前に差し出したからよろけちゃった風にも受け取れるし・・・う~ん、これは「歩いた」って言えるのか?
ちなみに、息子の2歩はその1回きりで終了。そういえば、娘の1歩はどこいっちゃったんだろう?

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フランスでワーキングホリデー~2004年11月10日~

一段と寒くなった。こんな日は山がきれいに見える。大学への通学路からもキャンパスからも白く雪化粧したアルプスを見ることができるが、とっておきの場所を見つけた。ラグビー場から背後に見える山並みが一番かっこいい。授業は、100分やって20分休憩して120分やるというタイムスケジュールで、休憩時間に必ず見に行っちゃう。このラグビー場でサッカー(!?)の練習をしていたり、子供たちのラグビースクールが開かれていたり。理想は、他の皆と同じようにお互いおしゃべりを交わして仲良くすべきなんだろうけど、授業だけで頭がパンパンになっちゃって、おしゃべりは英語、なんて上手く切りかえられないからつらくなっちゃうのよ。


フランス人のしつけ

2014-11-09 | 生後16ヶ月

主人の古くからの友人ファミリーを訪ねました。14歳のルイーズちゃん、12歳のポールくん、10歳のノエミちゃんがレゴのおもちゃを用意して、双子を温かく迎えてくれたのですが、意外にも息子の方が、泣かずに輪の中に入っていました。これぞ、保育園効果ではないでしょうか!そして意外にも娘の方が、ママンにべったりで離れません。保育園への送り迎えで激しく泣くのは、いつも息子の方なんですけどね。先生が言うように、日中はこうやって楽しく過ごしているんだろうなあ。

こちらのお宅で昼食をご馳走になりました。3人のお子さんたちも一緒に食卓を囲みます。フランスで食事に招かれて、私の幼少時代のように子供が別部屋だったことはなく、これってすごいなって思うんです。こうやってテーブルマナー、会話の仕方を学んでいくのでしょうか。それでも、食事の途中から、大人の長話しに付き合いきれなくなったポールくんがタブレットで遊びだしました。そうしたら、お母さんは怒ってタブレットを取り上げ、すると、ポールくんは逆切れして部屋へこもってしまい、まあ、日本でも普通にあるような日常が展開されたわけなんですど、それでも、私がフランスでいつも感心するのは、子供の礼儀正しさです。私たちが帰る時にはちゃんと部屋から出てきて、全員で玄関まで見送りしてくれました。食事中も、大人の会話に自ら口をはさむことはありませんし、食事をせかすようなこともしません。お茶に立ち寄っただけでも、「ちょっと話しかけにくいなあ」という出で立ちのティーンエイジャーの子でさえ、挨拶には顔を出してくれるんです。

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フランスでワーキングホリデー~2004年11月9日~

CUEFのカトリーヌ先生に紹介してもらって、日本語教室を開く日本人女性の授業を見学させてもらった。まず驚いたのは、日本語教師は日本語を教えるだけじゃないこと。ちょうど訪ねた時の生徒、マリーさんはお習字を習っていた。マリーさんは日本語は習っていないけど、お習字だけ習いに来ている漢字好き。そして、この日本語教室の先生の提案で今度、私の茶道のお点前を披露することになった。着物の着付けも簡単でいいから教えてほしいと言う。芸は身を助くとは正にこのこと。自分の存在を必要としてくれる場ができたことに、心から嬉しく思う。