【３歳１ヶ月】
我が双子はあれから、トイレへ行く度に貼れる「トイレがんばったねシール」が功を奏し、漏らすこともほぼ、なくなってきました。自分でさっさとトイレへ行き、知らぬ間にオマルへ座っていますし、青空トイレでも自分で場所を探してサッとやっちゃうぐらい。ママン、「あー、そうか…」と思ったのは、トイレトレーニング完了とは、自分の意思で膀胱を開いたり閉じたりできること、つまり、「漏れそうだけどトイレまで我慢ガマン…」とか、「別に出たくはないのに外出前に無理やりオシッコをしぼり出す」とか、とにかくパンツを濡らさないためには「オシッコ出たい → トイレへ行く」が分かるだけではダメなんだなあ～、と。
張り切って貼っているシールで、双子がストーリーを作り始めました。息子は消防車シリーズのシールを使っているのですが、トイレへ足しげく通っては欲しいシールを、マス目なんて無視して貼りはじめました。そして見事に、「火が出て、サイレンが鳴って、消防車と消防士さんが登場し、消火器で、水をかけている様子」の作品が完成したのです！
娘の方は、息子ほどドラマチックではないのですが、動物シリーズから大好きなキリンを集結させて「自分の家族」だって。シールを使って、絵を描くように、空想の世界を広げることが出来るんですね～。今はまだ、絵という絵が描けないから、目で見て美しい作品に仕上がるのも、双子は嬉しいみたい。そう言えば、保育園から持ち帰ったお絵かき作品にも、クレヨンで画用紙にグルグルと下地を描いて、その上から思い思いに楽器のシールを貼る、というものがありましたっけ。
娘はトレイトレーニング完了、と言いたいところだけど、実はウンチがダメで、必ずパンツの中でしてから事後報告です。娘は、もうかなり前からオシッコがコントロールできるようになっているので、ウンチだけがトイレへ行けないことに、時にイラッとしてしまいます。それも、赤ちゃんの時からゆるゆるウンチなので、パンツのダメージがすごい。今日は朝に夜にと、２回（！）もパンツを汚しました。それが、今日の洗濯が終わった後の就寝前だったりしたので、短気ママンは思わず、「ど・う・し・て・トイレでしてくれないのー！」と怒り半分で、娘のおでこへデコピンしてしまいました。そうしたら、ときーどき変に物分りがよくて親をギョッとさせる娘が一言、「じゃあ、オムツで寝るよ！ ママンが怒らなくて良いもんね。」と・・・はぁ～、また私は親としてやってはいけない事をやってしまった…。もう自分が嫌いです。
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【３歳１ヶ月】
我が双子、今日も電車でお出かけですが、やって参りました！ シャモニ２大観光地の一つである「メール･ド･グラス（ Mer de Glace ）」へ向かうべく、「モンタンベール登山電車（ Chemin de fer du Montenvers ）」に乗りました！ ３歳は無料ですから～。
ただ今、午後の２時半すこし前ですが、それでも乗り場は行列です。通常は30分間隔で運行していますが、人の入りが多くなると20分間隔となります。さあ、これから赤い電車がトコトコと、標高1913ｍまで登りますよ～。
乗車時間20分で、頂上のモンタンベール駅へ到着しました。うわ～、人、ひと、ヒト…。電車と一緒に双子を記念撮影したい～とカメラを構えるのですが、人のジャマになるので係員に制されました。午後になると山から降りてきた人も電車で下山するため、長蛇の列です。観光の皆さん、時間的余裕を！
本日はドドーンと、雲がかかりながらもグランド・ジョラス（ Grandes Jorasses ）が顔を出していました。山ノボラーのママン、「やっぱり、格好えぇ～」と感動している横で息子くん、さっきのモンタンベール電車内ほどの興奮は見せず…。ねぇ、ちょっと、ジョラスの北壁だよ！
パパが「アイスでも食べようか？」と言ったときの娘は、ハイテンションだった！ 1880年に建てられたというモンタンベールホテルレストラン（ Hôtel Restaurant du Montenvers ）のテラス席で、電車が行き交う様を眺めながらビールでも～と思ったのですが、お客が多すぎて店員が回ってこない！ それでもフランスでは、手をたたいて呼んだりするのはマナー違反。おしゃべりでもしながらのんびり待つのです。しかしねー、３歳児の双子、そういう対応がまだ出来ず・・・
それで、時間つぶしに少し山を歩かせてみました。考えてみれば、ようやく色々なところへ連れ出せるようになった双子ですが、「自分の足で山を歩く」とか、したことないんじゃないかなあ。でも、もう、岩がゴロゴロしてるような山道でも、サクサク歩くよ！ 足どりもしっかりしているし、頼もしい限りです。間もなくハイキングデビューですかね？
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【３歳１ヶ月】
自分の名前がフルネームで言えるようになった我が双子、保育園でも面白いぐらい家族のフルネームを紹介しているそうなんですけど、保育士さんから一言・・・
「お母さんの名前は知らないみたいですねぇ～。」
「えっ？」
ん～、そう言えば主人は、家でも仕事の電話とかで自分の名前をフルネームで名のっているから聞くことも多いけど、ママンがフルネームを使うときは少ないもんねえ。それに、フランス語の文章の中では、名前が文頭や文末にくることが多いからハッキリそれと分かりやすいけれど、日本語って、文章の中に組み込まれるから、どこからどこまでが名前なのか、分かりにくい。だからかなあ…？
●息子：
－36ヶ月健診での体重13.5kg → 37ヶ月自宅体重測定13.9kg
－36ヶ月健診での身長91cm → 37ヶ月自宅身長測定92cm
－36ヶ月足測定16cm → 37ヶ月足測定15cm
●娘：
－36ヶ月健診での体重11.73kg → 37ヶ月自宅体重測定11.4kg
－36ヶ月健診での身長89cm → 37ヶ月自宅身長測定88cm
－36ヶ月足測定14cm → 37ヶ月足測定14cm
今夜は主人の下へ、久しぶりの旧友からの電話がありました。べべ待ちの皆さん、諦めるなかれ！ 彼女は３人目を、46歳で出産しましたよ。少し年上の主人の友人たちは四捨五入して50歳ぐらい、いわゆるアラフィフ世代が多いのですが、早い人なんてリタイヤ計画を考え始めているわけで、みんな絶句～。いや、おめでたいんですけどね。
それで、驚きはそのことではなく、その３番目の子が通っている保育園、オクシタン語でコミュニケーションしている学校なんですって！ フランスって、実はフランス語だけでなく様々な土地言語が存在します。大小あわせて70言語ぐらいあるのですが、それを継承していくのは難しいわけなんです。それが、こんな風に幼児教育で取り入れている学校があるんですね～。もちろん、家庭内ではフランス語を話しているわけですから、学校外の人とも問題なくつきあっていけるそうですが、「時に息子が何を言っているのか分からなくて、ハーフのお宅はこんな感じかな～？」って笑って話してくれました。
最近、息子の布団シーツの洗濯が少なくなってきて、寂しいな～（冗談です）と思っていたら！ 息子が寝ている姿、お尻を宙に浮かせて寝るのが最近のポーズなんですけど、これだと、知らぬ間におねしょしちゃっていても下が濡れないんですよ。でかした！ ・・・って、これで熟睡できているのか～？
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【３歳０ヶ月】
息子が昨日、「お漏らしナシ！」を達成したので、ご褒美にまた、ゴンドラへ乗ってきました。かと言って今日は、すでにパンツ濡らしちゃってるよ～ん。でも、ご褒美はモチベーションを上げていってもらうために、大切なんです。な～んて、かっこいいこと言ってますが、ケチママン、ちょっと気づいちゃったんです。シャモニ谷のスキーリフト類は３歳までが無料。ってことはよ、来年の夏は有料ジャン！ ３歳となって記憶にも残る今、ジャンジャン乗りましょう！
本日は、シャモニの町から北面に位置する「ブレバン Brévent 」へ出かけました。ここのスキーゴンドラ乗り場は、街中から歩いて行ける距離にあるので、観光客に人気のスポットです。また、エギーユ・ルージュ Aiguilles Rouges （赤の針峰群）と呼ばれる、モンブランとは反対側の谷面に位置するため、モンブラン山群の絶景が、ラクして楽しめるスポットであります。
それから、他にはない、パラグライダーのテイクオフが労なくして見られるのも、ブレバンならではのお楽しみです。中間駅のある「プランプラ Planpraz 」には、ちょっとした草原があって、しかし、その下がすぐ崖となるので、皆がこの傾斜を利用して飛び立っています。タンデム・フライトと言う、インストラクターが初心者と一緒に二人で飛行をしてくれるアクティビティも、人気です。さあ、飛ぶよ～。
飛んだ！ 私、やったことありますが、すっごい景色を堪能できますよ。ただし、微妙に酔いますが・・・
ブレバンの中間駅にあたるプランプラはただ今、子供に優しい、お年寄りに優しい、障害者に優しい、観光スポットへと変化しています。（元）ガイドのママンが驚くほどに、道にスロープがつけてあったり、初心者スキーヤーが楽に練習ゲレンデへ行けるよう、山エレベーターが新設されておりました。
中間駅のプランプラからさらに上、頂上のブレバンまではまた、別のロープウェーが出ています。このトップ２，５２５ｍからの景色もまた格別なのですが、私たち３歳児連れファミリーは中間駅でおしまい。それでも、子供たちは十分に楽しめましたよ。
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【３歳０ヶ月】
やった！ ついに！ 濡れなかった!! 息子が今日は、朝から晩まで同じパンツで過ごしたよ～♪
ヤル気スイッチは何だったかって？ 「消防車シール120枚入り７ユーロ」、たったこれだけの物が、彼の人生を変えました！
事の始まりは、７月に入っても惰性でしかトイレトレーニングをしていなかったママンが、11歳児くんのママンである友人から聞いた話にあります。11歳児くんは今年も小学生対象のスポーツキャンプへ行く予定にしているそうですが、昨年の夏に参加した際、同じ班になった７歳の子がいて、夜になると急に、「皆とテントで寝たくない…」と泣き出したそうです。それでホームシックかと思いきや、なんと、７歳でもいまだに夜だけはオムツをしないと眠れないから、それが恥ずかしくて泣いたのだそうです。
７歳でオムツ!? 「そんな大きなサイズ、売ってるの？」と主人に聞けば、「売っているし、使わせちゃっている親も確かにいる…」と。そりゃ、オネショだって時にはするでしょうよ、まだ７歳だもん。でも、それは、子供が泣くほど恥ずかしいと思えるオムツ外しの練習をしなかった親の責任ではないだろうか・・・
それで、気づいたんです、「そうか、今だけなんだ！公衆の面前でジャーって漏らしちゃっても、周囲が笑って許してくれるのは」、と。
それでまず、息子の補助便座使用を止めました。娘はいつでもオマルでも、息子は補助便座を使って本物のトイレに座りたがるので好きにさせていましたが、これが間に合わない原因になっていると思ったからです。
そして、一番厚い６層のトイレトレーニングパンツは就寝時と外出時用に使っていましたが、就寝時のみにし、お散歩だろうが保育園だろうが、どこへ行くにもペラッペラの綿パンツをはかせるようにしました。そして、いたる所で青空トイレ。それでも濡らしましたけど、そのぐらいの時からでしょうね、息子の意識が変わったのは。とにかく息子は、青空トイレだとか、人の目のある所のトイレを嫌うのですが、声かけすれば応じてくれるようになりました。ちなみに娘は、いつでも、どこでも、誰がいても、出たい！と思えばサッと自分でお尻を出しちゃうから、それはそれで問題…。
それから、自由に貼らせていた「がんばったねシール」も、スゴロクのように１から数字を追って順番にシールを貼りゴールを目指すという台紙に作り替えてみました。コメントで教えてもらった参考サイトのものを印刷して使ってもよかったのですが、家の子が面白がるように、息子には機関車トーマスの、そして、娘にはキティちゃんの絵柄で作りました。シールは以前と同じく、４色の評価シールのままで。
双子は引き続き楽しそうにシールを貼ってくれて、時には奇跡の「トイレでウンチ」ができた勲章の青シールまで盛り上がりに一役かってくれたんですけど、オマルに座ることよりも、シールを貼ることよりも、数字がなんだか気になるらしく、「これ、何？」と数字を読んでもらいたがってばかり・・・
１枚目が終了し、次を用意する段階になってフト、「フランスのママン達は、何か対策を講じてなーい？」と思い、フランスのトイレトレーニングについて書いているブログを探してみました。ある、ある！ なんだ、皆、幼稚園デビューに向けて、トイレトレーニングに必死じゃん。
どの人も、シールで釣っていましたよ。日本のような凝った台紙ではなく、マス目に普通の色丸シールを貼っていくだけなんですが、所々でボーナスシールが貼れるようにしてあります。そこまで来ると、子供が喜ぶキラキラシールとかが登場するので、子供はしつこくトイレへ行く、という仕組みです。
これをね、我が家もやってみました。台紙は、自分たちがハサミ遊びで切って作った新幹線を気に入ってトイレへ貼ったばかりだったので、そのイメージで機関車を横に細長く連結。貨車の部分であるマス目に貼るシールは、双子と一緒に買いに行き、好きに選ばせました。そうしたら、息子は消防車シリーズを、娘は動物園シリーズを選んだのです。
そして、どうでしょう、このシールに変えてから、息子はドンドン自らトイレへ行くようになり、遊びに夢中になって声かけに応じない時でも、「消防車シールを貼りに行こう！」と誘えば、オモチャそっちのけでトイレへついてくる！ そして、チロッとだけ出しては、「シール、ちょうだい！」
いや、今日できたからって、明日はまたパンツを濡らしてしまうことぐらい、分かっていますよ。でも、その繰り返しで前へ進んでいくんですよね。はぁ～、息子も幼稚園には間に合うかもしれない、ちょっとだけママンに意気込みがわいてきました。
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