Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランスの幼稚園~森の中での授業~その2

2017-06-15 | 3歳

【3歳11ヶ月】
我が双子の通う幼稚園では時々、父兄参加の授業があります。授業参観などないフランスでは実質、子供たちの学校での様子を見る唯一の機会だったりします。ママンは今日もまた、引率で森へ行きました。3月に行われた森での「木」を観察する校外学習の続き、と言うことで前回に引き続いて行ってみたかったのです。


前回の復習から。木の根っこの話を思い出させて、その根っこが水を吸って、上に広がる葉っぱへ栄養を送るんだよ、という話をしてくれました。幹の中を水が流れているって!? 聴診器を使って、実際に音を聞いてみます。


そして、葉っぱには様々な形があることを学びました。さあ、皆で宝探しです! 好きな葉っぱを集めてきてね。


皆が持ち寄った葉っぱが集結すると、何だかとても美しい。指示を理解している子も訳が分かっていない子もいるし、ササッとやることやっちゃって次の行動を待っている子もいれば、板に葉っぱをのせたまま上手に歩けない子もいるしで、3歳児なんてこんなものなんだろうけど、こういう自然の中にいると、子どもの能力に差があろうと、それもまた良し!という気持ちになってくるんだなー。
とにかく、ほんの3ヶ月前の3月の森の授業の時とは、子供の動きが見違えるほどに異なるんですよ!たった3ヶ月、されど3ヶ月、子供の成長はあなどれない。


今回の授業のメイン、葉脈の説明をしてくれました。こんな難しいこと聞いて、まあ、そのうち分かる日が来ればいい~ぐらいの感覚だろうなあ・・・と思っていたら! その日の午後に描いてきた息子の絵、葉っぱに線が描いてある!! 木を描けば絶対、根まで描くしね。
ちなみに・・・娘はまったく、木とか葉とか描きません。


それにしても、子供たちはよく歩きました! そして、3歳児を路線バスに乗せて森まで連れていってくれる先生方、本当に感謝です。学校(フランスでは幼稚園も学校と称します)ももうすぐ、終わりだな~。

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フランスの幼稚園~詩の暗唱~

2017-05-28 | 3歳

【3歳11ヶ月】
今日はママン、今年初のトレランレースに挑んできたので、その結果報告をしたいのですが、とりあえず・・・

フランスは、今日が「母の日」なんです。我が双子からプレゼントを貰いました!
まずは、コスモスの苗を。植えるのはもちろん、ママン…。
時に、コスモスって漢字で“秋桜”って書くんだから、秋の花ではなかったっけ? どういうわけかフランスでは、初夏によく見かけるんですよねえ。


それから、メッセージカードと共に双子が声をそろえて、詩の暗唱を!!
 皆さん、詩のプレゼントなんて、したことありますか? 幼稚園で先生が子供たちに、詩を何度も何度も繰り返して覚えさせたようです。フランスの学校では、日本にはない教育の一つに、詩の暗唱や詩を書くという勉強があるとは聞いていましたが、ママンはビックリしましたよ。3歳でもう、こんなに長い文章を暗記することができるんですね。
その詩が、また素敵♪

2 papillons se promenaient au printemps
pour apporter des bisous à maman!
Bonne fête maman!
(2匹の蝶々が春の散歩をしているよ
 お母さんにチュッとするためにね!
 母の日おめでとう!)

日本語訳に才能がなくて申し訳ないのですが、まあ何でしょう、この『美』が漂うポエム(詩)は!? 3歳の頃からこんなセリフを口にするんですもの、どうりでフランス人の美意識が高いわけだ。でも、こういう練習があるからこそ、自分の意見を美しく表現する力がつくんだそうです。


ところで、そのメッセージカードは丁寧に封筒に入れられ、そこには『タイトル:お母さん』の絵が描かれていました。

娘の作品。相変わらず、手足人です。上のピンクが私、そして、その下にも顔が2つ並んでいます。自分たち双子を描いたのかと思いきや、右はフランス側のお祖母ちゃんで、左はパパなんだそう。なんで?
ママンを描いたらパパも描いてあげなくては可哀そうになって、パパを描いたらパパのママン(つまり、お祖母ちゃん)も描いてあげなくては可哀そうになったとか。パパは同レベルの存在?


そして、息子はと言うと、間違えてパパを描いちゃったんですって! 間違えるって何? もしかして、先生の話を聞けない子??


まあ、今日はポエムに癒されました。気持ちがほのぼのするから、双子に向かって「チョウチョが何だっけ?」と言えば必ずリピートしてくれるから面白がって言わせてたんですけど、その内だんだん雲行きが怪しくなってきて、最後にはどちらが大きな声で早く言えるか張り合いだしたんもんだから、「いい加減にしなさーい!」とママンの雷が。あ~あ


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フランスの幼稚園~音楽会~

2017-05-19 | 3歳

【3歳10ヶ月】
昨日は曇天だったから、トレラン練習日でした。曇りの日って、景色は望めないけれど、バテないからランニング日和なんです。標高2152mのベラシャ小屋( Refuge de Bellachat )へ向かって登っていく途中・・・


ブクタン( Bouquetin )ですよ! 英語でアイベックス、ドイツ語でシュタインボックと呼ばれる、アレです。こんなに至近距離で、逃げないのね・・・あっ、こっち見た!


あーあー、近くにいた家族を守っていたようです。赤ちゃんも一緒でしたよ。


さて、今日は我が双子が通う幼稚園の音楽会でした。ママンはもう、今日という日を楽しみにしていたんですよ。まず、選曲が素晴らしい。双子がバカンス中も繰り返し歌って練習(?)していたから知る由となったのですが、『オン・ネクリ・スル・レ・ミュール( On écrit sur les murs )』と言う、ユニセフのキャンペーンソングです。この歌をうたっているのも、「キッズ・ユナイテッド( Kids United )」というフランスの子供たち6人で結成されたグループで、とてもかわいらしいのに、あの歌唱力!
それから、もう一つ、私たち夫婦のテンションを上げていたのは、我が双子の日本の従弟・ハチベエくんのお遊戯会のビデオを見せてもらったことがあるからです。幼児の今しかない愛らしさを最大限に堪能できるスペクタクル(公演)が見れるとあっては、主人も仕事を休んだ!
ところがですね、はっきり言いましょう、ガッカリでした。幼稚園の年少も年中も年長も、一緒にステージに上がるのです。歌うのは順番なのに。さらには、他所の小学校の低学年の子たちも交じります。なぜ? そうなるとステージはいっぱいで、必然的にチビな年少クラスは段下へ配置されることとなり、観客側の親からは見えない…。「次は、〇〇クラスによる××を歌います」という司会進行があるわけでもないから、決して“協調性”が得意とは言い難いフランスの子たち、メロディーは聞こえてくるけれど、何を歌っているのかよく分かりませんでした。衣装もさ、「年少クラスは、上を黄色いTシャツで、下を青いパンツでそろえること」としてあるので、ママンは必死に探し回ってようやく見つけたと思いきや、えーとー、黄色っていうのは、オレンジも黄緑も大きな一くくりで黄色系と言っていい訳ね・・・って具合で。あの日本のお遊戯会の満足なる仕上がりは、これ日本独特の文化だったのだと再認識した次第です。
まあ、歌った本人たちは満足しているようなので、良しとしなければ。我が双子も、初めて(!)人から拍手をもらえたことが嬉しかったようで、夕ご飯時はそのことばかり話していました。そして、これまでの流れ通りだと、この音楽会も3年に1回の催しだそうで、つまり在園時に1回だけ体験するものらしく、もう次はないのかと思うと、「子供たちが満足しているのなら、それで成功だ!」と思うことにしました。


おまけネタですが、会場となった体育館ホールでは、PTA会による飲食が販売されていました。もうフランスに慣れてきた私は驚くこともありませんが、ママンはビール(!)を、パパは赤ワイン(!)を注文。子供の学校行事ですが、アルコールが出てきます。ハハハ
そしてさらに、日本の幼児育児中のママン達を震え上がらせるお菓子、それがコチラ。グミキャンディー串という、こんなに毒々し色のグミを、5つも6つも、焼き鳥を食べるかのように次から次へと口に運んでしまえるこのお菓子は、こういう人が集まる時のお祭り菓子として定番です。友達みんなが食べているので、我が家も「食べたい!」と言われて阻止できなかった…。


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子供のお手伝い~苗植え~

2017-05-17 | 3歳

【3歳10ヶ月】
シャモニへ帰ってきて一番にしたこと、それは庭の手入れです。不在にしていた2週間、こちらは雨がちだったそうで、庭の雑草は伸び放題。タンポポ畑になっていました。そう、シャモニではようやく今頃、タンポポが咲き始めるんですよ。


そして、今年もサン・ド・グラス( Saints de Glace )の日がやってまいりました。ヨーロッパで、畑を始める日とされています。この日ぐらいからもう、霜が降りる心配がなくなるからです。
今年も張り切る主人が、秘密兵器を買ってきました。「グルリネット( Grelinette )」という、土をかき混ぜながら空気を入れてあげる畑道具です。土中の微生物を壊さないことから、昨今のオーガニックブームに乗って流行っているんだとか。


今年は何を植えましょうか? シャモニの花屋さんでも、ゼラニウムが売り出し中でした。シャレー造りの家々が真っ赤なゼラニウムで飾られる様は、「これぞ、ヨーロッパアルプスの風景!」という感じですね。
今年植えに用意したもの: 昨年にもよく育った「ズッキーニ、ジャガイモ、レタス」、今一つだったのでリベンジしたい「玉ねぎ、ネギ、白菜」、シャモニの気候でも育つことは分かっても家族の評判が悪かった「キャベツ、不断草(ベット bette )、カボチャ」、それから、美味しかったけど難しかったブロッコリーは止めて、ナスに初挑戦です。


今日は水曜日、幼稚園が半日で終わりの日です。午後は何をして遊ぼうか、しばらく一人で双子の面倒を見ることがなくなっていたママン、昨日から頭をめぐらせていたんですけど、畑仕事を決行しました!
ちょっとこれは、大冒険ですよ~。と言うのも、種まきは昨年、2歳児にやらせてみて、かなり高度なことなんだと実感したからです。昨年の失敗は、「とにかく子供は種まきをやりたがる!」、しかし、種を均一にまくって意外に難しいんですよ。小さな粒のような種なんて、花咲か爺さんのように畑一面に“放り投げ”られていましたもん。
そんな中、今年は革命的なものを見つけました。まず、インゲン豆。子供にやらせるには種が大きくて、穴に一粒ずつ蒔いていくタイプだから、お勧めです。
それから、小さなちいさなニンジンの種なんですが、すでに帯状のテープに種が均等な配置で挟まれているモノが売られているのです! これをテープごと土中に埋めるだけだから、種が一ヶ所に集中して蒔かれてしまったとかいう失敗もなく、簡単なんです。スゴイ! 画期的! 3歳児も喜んだ!


苗モノは、子供たちに植えさせました。「苗から育てる野菜は、かなり気を抜いていても取り合えず育つ!」ことを学んだママン、もう場所だけ指定して、双子へまかせてしまいました。3歳ともなると、苗を折ることもなく、自分で穴を掘って、埋めて、土をかぶせる、一連のことが難なく出来るようになるんですよね~。本人たちも「自分のモノ」意識が芽生えるのか、嬉しそうに、そこだけ集中的に、水かけしてくれます…。大きく育つといいね。


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一人で☆パッキング

2017-05-12 | 3歳

【3歳10ヶ月】
旅立ちの朝、娘が率先して自分の(子供用)掛け布団をカバンへしまい始めました。


双子が生後3ヶ月の時から、ここキャバレールへ来るたびに、双子の荷物+自分の荷物と3人分の荷造りをしてきたママン、時短と、忘れ物をしないためにも、必然的に「これは何を入れるカバンか、スーツケース一つひとつに入れるモノを指定しておく」ようになりました。知らぬ間に娘もそれを見て覚え、指示しなくても“布団用”カバンを開けて、荷詰めしています。


最終的にグチャグチャになってしまうんですが、娘は何でも丁寧にやろうとします。時間はかかるのですが、大事なことだと思うので、あえて急かしません。


ところで、この素晴らしい習慣づけが出来ているのは、娘の話。
息子の方? 先ほどから、写真の端にボ~ッとしている姿が写っているのはお気づきでしょうか。見ているのです! そう、見ているだけ…。
まーったく話にならないぐらい片づけ下手で、あの手この手で促しているのですが、なんで双子で同じ環境で育ててきたのに、こんなに違いが出るのだろう・・・謎。


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