【2歳8ヶ月】
今日の夕食メニューは、「行者ニンニクの卵炒め」となりました。クッサーイ、けど、ウッマーイ!
行者ニンニク( Ail des ours )、フランスにもあります。フキノトウと並んで、シャモニにも春が来たことを告げる山菜です。山の奥地や高地の水のきれいな所に自生すると言われる行者ニンニクは、日本ではもう、幻の山菜となりつつあるそうですね。私も日本では見たことも食べたこともなかったのですが(たぶん…)、幸運にもシャモニ近郊ではまだ、“行者ニンニクの絨毯”に出会えるんですよ!
いや、もしかしたらこれは、「(日本の)行者ニンニクの親戚」なのかもしれません。根の部分は赤くないし、だから最初は、形状がよく似ている「スズランかな?」と思いましたもん。実は3日前に一度、友人と「行者ニンニク狩り」へ来ているのですが、ニンニク臭はするけれど、間違って食べたら毒と言われるスズランとの違いにも今ひとつ確信が持てず、葉っぱの前でうずくまってはネット検索したりして、でもね、「山菜採りってこんな風にしてやるものではないよね?」「一見さんお断りの世界なんだよ!」と友人と意見が一致しまして、諦めているんです。
これが、ヨーロッパの行者ニンニク。
そしてこちらは、シャモニで自生していたスズランの花。ねっ、よく似ているでしょ?
今回は、ここの採取場所を教えてくれた友人へ、そこで採ってきた葉っぱ数枚をもって見せに行き、合格をもらった上で採ってきましたから、大丈夫。山育ちの友人いわく、「日本のものよりニンニク臭は弱いけれど、スズランからは絶対にこんなニンニクの臭いはしないし、それに、スズランの葉はもっと大きくて筋があり、シャモニのような寒い土地では、スズランはもっともっと暖かくならないと葉も出てきていないよ」とのことでした。やっぱりね、キノコなんかもそうですが、素人が知ったかぶって採ると、ケガするよね。
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