【2歳7ヶ月】
スーパーに刺身用のサーモンが売られていました。シャモニでは珍しいことです。
販売員のマダムが試食を勧めてくれたので、一口食べたら最後、高いけど思わず買ってしまいました。お刺身に飢えています、私。さっそく、我が双子たちには手まり寿司を作ってあげました。生なので、ほんのちょっとだけ。
そのサーモンを買った際、私が大奮発して一番大きい節を選んだものだから、気をよくしたマダムが“おまけ”をつけてくれました。これをお刺身にふりかければ、味が抜群によくなるという驚きです。その名も「うまみ」・・・えーと、うま味って目に見える物でしたっけ? それは日本語ですが、日本の物? 「ええ、ええ、もちろんですとも!石川県産ですよ。」とマダムは自信を持って答え、「ところで、石川県って日本のどこ?」と…。よくお客さんとの会話で、石川県が分からずに困るんですって。
パッケージを見せてもらうと、本当に「 UMAMI 」と書いてあります。頂ける物はひとまず持ち帰り、帰宅して私が一番にやったこと!・・・日本人である友人へ電話をしました。彼女のご主人も日本人で、寿司職人なのです。「ねえ、ねえ、“うまみ”って調味料、存在する?」
しばしの沈黙の後、「旨味とはね・・・」と説明し始めるんですけど、知ってますよ、私だってそのぐらい。でも、「うまみ」と言う名の調味料が海外では流通しているんですよ。それも石川県産の。
「それって、ちゃんと日本語で書いてありました?輸入物ならば、その上にアルファベット表記のラベルを貼りますよねえ。」と・・・あっ、そこまでチェックしてこなかった…。
で、どんな代物かと言いますと、ゴマにわさびコーティングしてある感じ。言うなれば、わさびゴマ?
これをわさび代わりに使います。試食では、お刺身に、ライムをしぼって生姜の粉(←こういう物も存在する)を混ぜたソースをかけ、上から、このわさびゴマをふっていました。アペロ( Apéro )のおつまみとしてこんな風に食べるのはスマートですが、日本人の私的にはもっとわさびを効かせたいから、夕食のメインディッシュとしてお刺身を出し、わさびゴマをふりかけてみたけれど、やっぱりわさび醤油で食べてしまうから、ゴマの味なんてサッパリ…。
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