我が双子が生後2ヶ月で初めて贈ったパパへの誕生日プレゼント、オレンジの木を今回、キャバレールの家へ持ってきて植え変えました。って本当は、キャバレールの家を買った記念に植樹してもらうために選んだんだけどさー。でも、キャバレールの家にはすでに大きなオレンジの木もミカンの木もあったので、シャモニの家へ観葉植物的に鉢植えのままで置かれていたのですが・・・さすがに雪ふるシャモニでは、夏に葉は緑に茂っても、もう実をつけなくなっていました。それで枯れてしまう前に…と思って。
前回遊びに来た11月はミカンが、今回の1月にはオレンジがたわわに実っていて、今日シャモニへ持ち帰ろうと主人がたくさん積んできて、あとは車へ乗せるばかりにしてあったのですが、匂いを嗅ぎつけた食いしん坊の息子が一目散にガブリ!こらこら、そのままでは食べられませんよ。
双子は離乳食の開始から今に至るまでずーっと、オレンジ果汁を飲んでいます。だから、オレンジを食べたことはないけれど匂いはちゃんと知っているんですね。リンゴや桃の果汁はないのかって?ありません!・・・だって、おろすよりしぼる方が早いでしょ?赤ちゃんと言えど二人分が毎日って、果物の数たるやすごい量ですよ。
フランスの人って、市販のオレンジジュースを買ってくるよりオレンジをしぼって飲んでいる人が多いんだろうなぁ…と思わせるほどに、スーパーの店頭には必ずオレンジが山になって置いてあるのですが、デザート用とは区別されて「ジュース用のオレンジ( Orange à jus )」があるなんて、離乳食を始めるまで知りませんでした。スペイン人のお手伝いさんが教えてくれたんですけどね、ジュース用のオレンジはしぼった果汁の劣化が遅いんだとか。それで、離乳食初期の頃からオレンジを買ってきては毎朝しぼり、「2倍に薄めると身体に吸収されやすい」と聞いたから湯冷ましで割って飲ませていましたが、2倍では酸味が強いのか、我が子は3倍薄めが好みのようです。
まったく関係のない話ですが、このオレンジ3倍薄めジュースは、ちょっとハードな山歩きへ持って行くのにお勧めです。この際のオレンジは、市販の果汁30%のような甘いジュースを。山で疲労度が増した時、水分を取りたい~、甘いものが欲しい~状態にピッタリのブレンドなんですよ。フランスの高山ガイドに教えてもらいました。
ところで、この帰り仕度をしている後、とんでもないことが起こりました。タイヤがパンクしていたんです。またーっ!? 今度は前輪だって…。今日は日曜で修理工場も閉まっているためタイヤ交換できず、明日までバカンス延期です。だから、スペアタイヤを積んでいる方がいいんじゃない?
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フランスでワーキングホリデー~あとがき~
10年も前のフランス事情を読んでいただき、ありがとうございました。この先の、現在の職場で働き始めた2005年3月1日まで書いた日記は、当時の携帯へ保存されたままメモリー故障で見れなくなってしまいました。まだまだ、パソコンを持って旅をするとか、日本携帯がフランスで使えるとか、そんな時代ではなかったんですよ~。
この恐いご時世、無理やり海外へ飛び出せとは言いませんが、ワーキングホリデーは本当に良い制度だと思うんですよ。30歳までに1年だけ、“自己責任”で海外暮らしをしてみれば、周りの見えなかったもの、気がつかなかったことに気付かされ、自分の人生で何が大事かがハッキリしてきます。これが大事なんです。そこから、目的を持って前に進むことで、とても大きなパワーを生みます。そして、その国に滞在し続けようと帰国しようと、自分を見つけた人はどこにいても「ぶれない」でしょうね。
もしも私のように、年齢制限ギリギリの30歳で会社を辞めてまで行こうかどうしようか迷っている人がいたら、私は背中を押してあげたい気持ちです。もしかしたら社会にもまれ、会社経験がある30歳が一番、「意義あるワーホリ」を過ごせるのではないとか思います、自分がそうだったからではないですが…。私がフランスで就職できたのも、そんなところに所以がありますから。どんな経験にも無駄は一つもありませんよ!
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