Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランスの離乳食~ニョッキ~

2015-05-16 | 離乳食

【1歳10ヶ月】
義両親の家では、双子の食事だけは私がキッチンをお借りして作りました。持ちのいい野菜にツナ缶、乾燥パスタは念のために持参して、後は冷蔵庫や畑から分けてもらいました。でも、他所のお宅で食事づくりをするって、タイミングとか道具とか、いろいろと勝手が違ってスムーズにはいきませんね・・・まず義母、包丁もまな板も持っていません!これは義母に限ったことではなく、私の最初のホームステイ先も、実妹がホームステイしたことのある家も、友人の実家も、義母が使わないんだから義妹も使わない、つまり、「フランス人は包丁&まな板を使わない」と断言して良いのかも?
では、料理はどうしているのか?使うのは、果物ナイフ。左手に野菜、右手にナイフを持ち、胸の高さで右手親指を器用に動かして野菜を刻んでしまう。肉や魚はハサミ、もしくは丸ごと調理して取り分け時にお皿の上で切り分け。私が出来るのはせいぜい、手の上でピーラー、ぐらい…。本当は行儀悪いですが、お皿の上で野菜を果物ナイフで刻みました。
それから、パスタは食べているはずなのに、ザルがありません!どうするか?これは、貧乏学生をしていた実妹に教わりました。鍋の蓋をキッチリ閉め、鍋底をシンクに引っかけて徐々に傾けていくと中身がこぼれませんよ。コツは、蓋を浮かさず隙間なくキッチリ閉めること!
あとはね、サラダ油もありませんでした。焼き料理はバターで、ソース用にはオリーブ油を・・・果たして、老人夫婦の生活がシンプルなのか、フランス家庭がシンプルに生きているのか、どうだろう?
でもママン、こんなこともあろうかと、私の奥の手、焼くだけ5分で完成!の「ニョッキ( Gnocchi )」を束で買っていきました。ニョッキとは、ジャガイモと小麦粉から作られるパスタの一種で、我が双子の大好物だから、添えた野菜に好き嫌いがあっても取りあえず平らげてくれるのです。
実はこれ、初めてママ友ちゃんからおいしさを教わりました。ある日、スーパーの前でバッタリ会い、今夜のメニューを決めかねていた時、「家の子は絶対、これよ~」とリュストゥクル( Lustucru )社のニョッキを勧めてくれました。リュストゥクル社はグルノーブルで1871年に創業したフランスの老舗パスタメーカーで、ここのニョッキはバターで炒めて5分のおいしさ&手軽さです。


他社からも茹でて調理するニョッキが販売されていますが、炒めるタイプを選んだ方が断然おいしいです。パスタは茹でる手間があるけれど、これはフライパンを使うだけだから、同じフライパンで同時に野菜も調理してハイ、完成!なので重宝してます。
半分に切ってあげれば、離乳食としても食べられるから、もっと早く知っていれば手づかみ食べの良い練習になったでしょうね。でもまだ家の子は「フォークで刺す」ということが出来ないので、今だに手づかみ食べですけど…。



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