日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

宝くじにも当たらないのにvCJDになるはずがない

2005-03-26 11:26:43 | Weblog
今日は料理の話である。人さまざま、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)も牛海綿状脳症(BSE)もなんのその、牛肉を美味しく食べる話である。

たまたまある時期にイギリスに滞在しただけで献血不適格者にさせられたから、と居直ったわけでもない。日本では毎年交通事故の死者が1万人前後、自殺者が3万人前後発生している。それに比べるとvCJDによる死者はたった一人じゃないか、と自分なりの悟りようをしているのである。交通事故や自殺ではいくら死者が多くてもニュース性は乏しい。それに反して日本初のvCJDによる死者はニュース性は大、マスメディアが競って取り上げるのも不思議ではない。しかしその受け取り方は人さまざまであっていい。死者数で鼎の軽重を問うのであれば、交通事故死、自殺に比べてvCJDは取るに足らない小さなものである、と私は思っている。

日本における狂牛病問題は、それなりに行政が対応してくれると思えば、後はこの事態に自分がどう立ち向かうかだけが問題になる。

宝くじのようにまだ当たる可能性の保証されている『くじ』にすら、私のこれまでの人生で当たったのは残念賞だけである。それよりも遙かに遙かに遙かに・・・・・・・遙かに当たる確率の低いvCJDに私が出くわす『幸運』なんてあるはずがない。私にとって怖いのはvCJDそのものではなくて、それに過剰反応した形で市場から牛肉がなくなることである。

夕べの食事は牛すね肉のシチュー、わが家の定番である。決してまともな肉が買えないから、と、拗ねているわけではない。適当に脂がはいり筋も混じり、口にしたときの豊饒感はこの雑肉に勝るものはない。

しかるべき話し合いを片付けて一刻も早くアメリカから美味しくて安い牛肉の輸入を再開して欲しいものである。そうすれば今度は厚さ5cm以上もあるビーフステーキの写真をお目にかけることができよう。