木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

女性天皇と女系天皇をセットにして容認に誘導する狡猾な手法

2019-05-09 17:20:20 | インポート
 懸念していた通り、新天皇陛下が即位されて以降、メディアを
通じて女性天皇と女系天皇をセットにしてこれを容認するべきだ
という論調が展開され始めている。
 安定した皇位継承を維持するためにというもっともらしく聞こえる
大義名分を前にして実はとんでもない種をはらんでいる。
 何とかして天皇家を乗っ取ろうとする様々な勢力や一族からすれば
渡りに船、まさに狙い通りの誘導であろう。
 もっともらしく聞こえる理論に邪悪な企みを紛れ込ませて国民に
知らせないまま企みを成就させようとする手法である。

 女性天皇は過去の歴史において即位されており問題ないが、
女系天皇は血筋が入れ替わり他の一族に天皇家が乗っ取られて
しまうために絶対に認めてはならない。
 女性天皇と女系天皇との違いが十分に知らされないままセットに
されて容認するべきだという方向にメディアで流されている現状は
危ういものを感じる。
 各テレビ番組で意見を述べているコメンテーターの方々も女性天皇
と女系天皇との意味や違いが分かっていないまま良いのではないか
という程度の軽い気持ちで臨んでいるようにしか見えない。

 例えば愛子さまが将来にご結婚される場合、お相手が日本人なら
皇族男子がいないために一般男性になる。
 お相手が外国人男性になるかも知れない。
 或いはお相手が日本人に見えるが日本人ではない男性になるかも
知れない。
 いずれにしても愛子さまとお相手の男性との間にお子様が生まれ、
男の子が生まれ、何らかの事情や変化が生じて皇位継承順位が1位
にされてやがて新たな天皇陛下に即位されたなら、この瞬間に女系天皇
が誕生したことになる。
 
 しかし、この瞬間にこれまで続いてきた男系の血筋は絶えてしまい全く
違う血筋の全く違う天皇陛下になってしまうのである。
 男性のみに継承される遺伝子をX、女性のみに継承される遺伝子をY
とすると、これまでの日本はずっとXYやXY´というような遺伝子の天皇家
の血筋を連綿と守ってきた。
 男系のX遺伝子が連綿と守られ絶えていない、これは世界でも日本の天皇家
だけであるとも言え、それゆえに世界の人々は日本の天皇家、皇室を讃え
その2000年以上も続く血統の価値を知っている。
 しかし肝心要の日本人が戦後74年の悪しき教育のせいもあってか天皇
陛下とは何かというそもそもの本質が教えられてこなかったために知らされて
いない状態になっている。
 この珍現象が女系天皇を容認するべきだという議論が生じてしまう余地を
与えてしまうのであろう。
 さてこのXY遺伝子の天皇陛下が、愛子さまとお相手の男性との間に生れた
男の子が天皇陛下に即位されて女系天皇が誕生すれば、遺伝子がX´Yや
X^Y、X”Yというような全く違う内容の天皇陛下となってしまい天皇陛下という
姿形や名は残っても中身が全く違う血筋の天皇陛下にされてしまう。

 従って何とかして天皇家を乗っ取ろうとしている一族や勢力からすれば
女系天皇を容認することは願ったり叶ったりで、日本が天皇陛下を明け渡す
ことにもなり、絶対に認めてはならない。
 女性天皇は問題ないが女系天皇は絶対に不可、認めてはならない。

コメント (1)
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