木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

それぞれの主題

2009-10-26 12:37:03 | インポート
 参議院補欠選挙で民主党が2戦2勝となった。
 民意は新しい国の在り方を求めていることが示された
といえる。
 来年夏の参議院議員選挙の主題は、「民主党政権の完
成」ということになる。参議院会派での議席の過半数ま
であと僅か1議席となった。国民の声を反映させた円滑
な国会運営が可能となるよう参議院においても過半数を
獲得することができるか否かが焦点であり、故に国民は
民主党政権を完成させるか否か、という主題になる。

 国政はまさに政党政治の顔である。圧倒的多数の有権
者は国政の動きや、党国会議員の言動や党の政策を見て
党を認識し、党を判断し、支持政党を決めていく。
 そういう厳然たる事実を前にして、まだまだ民主党の
地方組織や各級自治体議員の存在は国政の存在感に比べ
れば脆弱である。
 まず国政で有権者が政権交代を選択した。今はその選
択と各級自治体議会の民主党自治体議員の実体との間に
若干の時差が生じている。まだまだ各級地方議会におけ
る民主党自治体議員の存在は有権者の選択に時差もあっ
て追いついていない。

 民主党の掲げる主題のひとつに「地域主権」がある。
地域主権を実現、実行していくためには地域に重大な責
任も生じてくると同時に、地域の民主党自治体議員が質、
数ともに増強していかなければならないことになる。
 地域主権という主題に沿って、いかに民主党は政権与
党として、これから各級地方議会内の各級自治体議員を
地域主権のプレーヤーとして養成、発展させていくこと
ができるか。
 地域主権の成否はこの一挙にかかっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする