「タクシーが現役で走れるのは車両の製造年から20年まで」
ムンバイを州都として擁するマハラシュトラ州政府が、昨日こんな政令を発表した。この結果、長年ムンバイでタクシーとして使われてきたプレミア・パドミニの多くが(すべてではない)、今年7月31日の期限をもって路上から姿を消すことになる。
1964年から2000年にかけて、イタリア・フィアット社の認可のもと、インドのプレミア社によって製造されたパドミニ。14世紀のヒンドゥー・ラジプット族の王妃からその名前をとったこのモデルは、そのレトロなスタイルでこれまでムンバイの象徴のひとつとなってきた。しかし近年、車体が古くなっていくにつれてエアコンのない室内の匂いや、雨期に頻発する故障の問題などで徐々に人気が薄れていった。
すでに多くのタクシードライバーたちは新しいモデルに乗り換えており、現在ムンバイで走っているパドミニはおよそ1万台。8月以降現役で残るのはごく僅かになりそうだ。
確かに雨期の車内のカビ臭い匂いには閉口するが、それでも僕個人的にはパドミニは好きだ。なんといってもあの60年代のレトロなスタイルは格好いいし、車内も広いので乗り心地も悪くない。こんなパドミニがなくなってしまうのは寂しい限りだが、やはり新しいものを求める顧客と、時代の波に逆らうのは難しい。
またひとつ時代のアイコンが消えていく、ということになりそうだ。
(もっと写真をみる http://www.kunitakahashi.com/blog/2013/05/29/goodbye-to-mumbais-iconic-taxi/ )
(同記事は、Yahoo Japan News にも掲載しています)
ムンバイを州都として擁するマハラシュトラ州政府が、昨日こんな政令を発表した。この結果、長年ムンバイでタクシーとして使われてきたプレミア・パドミニの多くが(すべてではない)、今年7月31日の期限をもって路上から姿を消すことになる。
1964年から2000年にかけて、イタリア・フィアット社の認可のもと、インドのプレミア社によって製造されたパドミニ。14世紀のヒンドゥー・ラジプット族の王妃からその名前をとったこのモデルは、そのレトロなスタイルでこれまでムンバイの象徴のひとつとなってきた。しかし近年、車体が古くなっていくにつれてエアコンのない室内の匂いや、雨期に頻発する故障の問題などで徐々に人気が薄れていった。
すでに多くのタクシードライバーたちは新しいモデルに乗り換えており、現在ムンバイで走っているパドミニはおよそ1万台。8月以降現役で残るのはごく僅かになりそうだ。
確かに雨期の車内のカビ臭い匂いには閉口するが、それでも僕個人的にはパドミニは好きだ。なんといってもあの60年代のレトロなスタイルは格好いいし、車内も広いので乗り心地も悪くない。こんなパドミニがなくなってしまうのは寂しい限りだが、やはり新しいものを求める顧客と、時代の波に逆らうのは難しい。
またひとつ時代のアイコンが消えていく、ということになりそうだ。
(もっと写真をみる http://www.kunitakahashi.com/blog/2013/05/29/goodbye-to-mumbais-iconic-taxi/ )
(同記事は、Yahoo Japan News にも掲載しています)
お久しぶりです。
日本では、インド北部ウッタラカンド州の豪雨被害がニュースになっています。
軍が救難にあたっているそうですが被害者は千人を超すとか…首都ニューデリーが水浸しになっている写真を見て驚いています。
ご家族皆様のご様子はいかがかと案じるとともに、被害が最小限におさまりますよう遠い日本から祈っています。
失礼します。