今年5月、韓国の国定教科書の表紙に「日本人の写真」が使われているとして、同国で大問題になったのを覚えているだろうか。あれから3カ月経った8月27日。韓国教育省は、写真に登場する人物について、“日本人”であることを最終確認したと、KBS放送を通じて明らかにした。
韓国で問題となったのは、同国の小学校1,2年生で使用されている2013年度版の国定教科書。「家族1」「夏1」など計4冊の表紙に、日本人とみられる家族や子どものイメージ写真が使用されていた。この教科書は現在、同国の児童約87万人が使用しているという。騒動が起きた当時、教科書を制作した出版社「知学社」は写真の選定が不十分だったことを認め、教育省は写真が使用された経緯について調査するとしていた。
今回の発表によると、問題となった教科書のうち、1冊にはすべて“日本人”の写真が、残る3冊は日本人や外国人の写真が使用されていた。イメージ写真は日本や英国の会社が提供したものだという。教育省は、来年度から4冊の教科書の表紙を新しくする方針という。だが、教科書は1学期用で、問題が指摘されたのは5月だったことから、教育現場は教育省の対応を「遅い」と非難している。
@なんだかんだといっても、植民地時代が懐かしいのでしょう。