先天的に指紋がない病気は、遺伝子の一つの変異が原因とする研究結果を、スイスのバーゼル大病院などの医師がまとめ、医学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティックス」に発表した。2007年、20代のスイス人女性が米国に入国しようとした際に指紋をスキャンできず、女性は四つの家系でしか報告がない珍しい無指紋症と分かった。医師らは「入国手続き遅延病」と名づけ、この女性の親族のうち、生まれつき手足に指紋がない9人と正常な7人の遺伝子を比べた。その結果、指紋のない人では、「SMARCAD1」という皮膚で働く遺伝子に変異があった。指紋がないほか、手のひらの発汗が少ない異常もあった。
@入国手続き遅延病って、安易というか、えらく非科学的なネーミングですね。
@入国手続き遅延病って、安易というか、えらく非科学的なネーミングですね。