HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

SIX DAYS WORLD

2012-01-20 22:34:56 | bike
6日間レースの世界とはどんなイメージだろう。

酔客、紫煙に澱むベロドローム(※ 今日日は殆ど禁煙)、歌謡ショウ、眠気・疲労と戦うためのアンフェタミン?(※ 今日日はドーピングコントロールあります)

6日間を好まない人は“出来レース”だと言う。いつも地元の奴が勝つ、ヒーロー、スター選手が勝つ“筋書きのあるレース”と揶揄するだろう。じゃあ、相撲の地方巡業は?(あれ、本場所も?) プロレスは?

斜陽。休止された6日間レースは少なくないし、存続するレースも資金繰りが大変そうだ。だが一方、一部のファンを魅了し続けていることも事実。

キャメロン・マイヤーがオーストラリアの自転車雑誌『RIDE』のインタヴューで6日間レースについて語っている。
 
RIDE: ああいったスタイルのレースは、昨年のベルリン6日間レースが初めて?
CM: そうです。6日間レース初体験。リー(・ハワード)は数回参加したことがあった。本当に別世界だよね! そこでは沢山のことを学んだし、2012年のベルリンでも前回以上に学ぶことになると思う。

RIDE: 6日間レースは“ショウ”、出来レース、誰が勝つのか決まっていると感じている人もいると思うんだけど、僕は6日間レースをこの目で見て以来、ツール・ド・フランスの凱旋クリテとは違うと思ったんだ。
CM:(6日間レースが何かということを)分かるのに時間はかからなかった。おそらく僕はご多分に洩れず、もっと簡単に考えていたんだ。(6日間レースは)観客のためのショウみたいな感じなんだ、と。とんでもないね。違ったよ! 大きなプレッシャーに晒される上、レースはかなりハードだ。

去年、第1日目が終わった時、リー・ハワードに言ったことを思い出すよ。「このスピードが続くんなら、僕は残りの5日間もたないかもしれない」。「ああ、ホントにキツいよね」と彼は言った。

常に55km/hとか60km/hで毎夜走る。1セッションが55km/hで400周なんてことも。6日間走って納得し、実感するんだ。力量がなくては渡り合えない、凄まじいレースなのだと。

http://cyclingwaterproofjacket.com/60936/considering-the-disciplines/ ←こちらから抜粋・意訳

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ああ、そうなんだよ、と思う。物見高い酔客の集いの場でしかないのなら、100年以上続く訳がない。客はスピードと技に圧倒され、興奮する。

“シナリオ”のあるレースというのは、簡単に想像はできるが、2007年のゲント6日間レースに、鳴り物入りで参加したカヴとウィギンスは初日から10周遅れ。初っ端から終わった…ということだ。オーガナイザーは「失望した」と語った。“配慮”(苦笑)というものはないのですかーと思ったけど、ロードシーズン終了直後の疲労で、救いようがないぐらいの状態での参戦だったのだろうか。

4年前のデイヴィッド・ミラーは、40歳になる前にやっておきたいことの一つにマディソンレースを挙げている。あと5年しかないし、ちょっと無理かなぁ。マディソンがカッコいいと思ったのか、人間離れした選手がやるレースだと思ったからなのか?

「40歳になる前にやっておきたいことのリスト」のマディソンの横にはスカイダイビングなので、どちらかと言うと人間離れの方?

(photo by kumataro @2011ベルリン・ベロドローム)

ベルリン6日間レースゼッケン番号決まる!!

2012-01-19 22:14:31 | bike
普通、ディフェンディングチャンピオンが1番なんだけど、ロベルト・バルコが不参加となり、ロジャー・クルーゲはレイフ・ランパーターと組むことになった。それでも1/2が昨年の覇者なので、クルーゲ - ランパーター組が1番だろうと思った。

Fahrer 2012

やーん マイヤー兄&ハワードが一番だったー(幸)。

でもジャージに付く最重要スポンサーでもあるSchultheiss(←ビール)は、2番のドイツ人ペアに。納得。昨年のバルコ - クルーゲ組のスポンサーだった。

13番には、トラックパーティーにも出場したジェリーベリーのブラッド・ハフ。


キャメロン・マイヤー


リー・ハワード(左)


現在、ツアー・ダウンアンダーに出場中の二人。中3日でベルリン6日間レースに臨む。

(photos: TDU公式サイトより)

Tour Down Under Stage 2

2012-01-18 22:30:24 | bike
ツアー・ダウンアンダー第2ステージの勝者は第4のタスマニア人(※ ゴス、リッチー・ポート、サルツバージャー弟もタスマニア出身)。

ユニSAのウィル・クラークが大金星。スタート1kmからBMCのコーラーと二人旅。ボーナスタイムに満足したコーラーが残り80kmで離脱し、クラークの独走となった。最後の10kmは「死にそうだった」と。フィニッシュラインでも手も上げられなかったしね(苦笑)。

昨年はレオパードで走ったが1年でクビ。今季はチャンピオンシステム所属。意地の走りを魅せた。

Cycling Weekly: Clarke catches top teams napping in Tour Down Under stage two

Colemans Group Stage 2 highlights




192cm、80kgの26歳。好物はTボーンステーキ(←ロード選手なのにこってり系?)


ゴールした時には手も上げられないほど疲労困憊していたけど、この通り


(photos: TDU公式サイトより)

動物との戯れ方 ~ GOOD and BAD? ~

2012-01-17 22:09:32 | bike
ツアー・ダウンアンダー名物、オーストラリアの動物と戯れてみようの巻。

【いい例】
ケニー・ファンヒュメル、カンガルーの子供と戯れる。


「いい子でちゅねー。可愛いでちゅねー。おいしそう(違)でちゅねー」
普通に愛くるしい。


【悪い例】
ステーグマンス…。


普段からヘビ、巻いてますかー。
ヘビに対する眼差しが怖い。。。 ヘビ使いか。


(photos: TDU公式サイトより)

Tour Down Under Stage 1

2012-01-17 21:44:10 | bike
ツアー・ダウンアンダー第1ステージ。

育成のローハン・デニス(ユニSA)が4人の逃げに入り、あわや逃げ切るのではと淡い希望を抱くも、残り11kmで吸収。でもU23豪州ロード&TTのWチャンピオン、見せ場を作った。

ラスト900mで大落車。まずファカンソレイルの選手が前とハスったのか倒れ、次から次へとバタバタと…。観客の中へも高速で突っ込んだ。選手数名とお客さんが病院送り。恐ろしい。アダム・ハンセンが「ラスト数キロはバリヤーが必要と選手たちは思っています」と呟いていたが、まさにそうだ。。。

Tour Down Under 2012 - Stage 1 - Mass crash injures riders and a spectator




優勝はペタッキとの写真判定でグライペル。
賞品(?)はオーストラリアのアウトドアブランド、ドライザボーンのコート。


(photo: Yahoo! Sportsより)

ベルリン6日間レース、出場選手決定

2012-01-16 18:19:41 | bike
ベルリン6日間レースのメンバーが決定。ゼッケン番号はまだ。

【マディソン】
昨年の優勝者。ロジャー・クルーゲは相棒のロベルト・バルコがギャラ30%減額への怒りのボイコットのため、ライフ・ランパーターと組む。オーガナイザーは「世界チャンピオン(マイヤー&ハワード)でさえ減額に応じてくれたのに残念だよ」と失望を隠さなかった。まあ、元の額が違うのかもしれませんが…。

残念なニュースと嬉しいニュース。ポイントレースのオランダチャンピオン、Nick Stöplerはロッテルダム6日間レースで負傷しキャンセル。チェコの二人(Martin BlahaとVojtech Hacecky)は北京W杯マディソンを優勝したばかり。絶好調でベルリンに乗り込んで来る。



【レディスカップ】
ベルリン6日間初の女子レース。



【短距離】
ここのところ破竹の勢いを見せるドイツ男子短距離勢。



【ドミフォン】
ステイヤー - ペイサー
Patrick Kos (NED) - Rene Kos
Mario Birrer (SUI) - Helmut Baur
Peter Jörg (SUI) - Rene Aebi
Benoit Daenninck (FRA) - Eric Schoefs
Christoph Breuer (GER) - Gerd Gessler
Timo Scholz (GER) - Karsten Podlesch
Florian Fernow (GER) - Peter Bäuerlein

Berliner Sechstagerennen: Treffpunkt von Weltklasse und Olympia-Hoffnungen

グリーンエッジ、31番目のメンバーは3歳男子

2012-01-15 10:16:48 | bike
オーストラリア出身、輝くような茶色いボディを持つ、2008年10月23日生まれのなんとまだ3歳の男の子。ところがですねー、男子なんだけど、一見女子。まーいやーその…(しどろもどろ)。

実は31番目のメンバーとは競走馬のグリーンエッジ号。3歳、鹿毛の騸馬。実況・解説(?)アラン・デイヴィス、ゲストはウェズリー・サルツバージャー、マイケル・ヘップバーン、ルーク・ダーブリッジ、ダニエル・テクレハイマノットでお送りする競馬中継をご覧ください。

GreenEDGE the Horse



1月5日にバララット競馬場で行われた第5レース(17:15発走)グリーンエッジサイクリング杯(芝1400mハンデ戦)。ジョッキーは安田記念を走ったことがあるドゥウェイン・ダン。グリーンエッジ号は5着でした。。。

競馬場でプロの自転車選手のオーラを放つこともなく、なじんでいるのか浮いているのか分からない5人が不憫でなりません(忍泣)。

馬主は知らぬ名前だったが、横にG.Ryanとあったので、ジェイコの富豪ギャリー・ライアン氏も持ち主の一人なのではと思った。自転車で馬主と言えば、競輪の山田選手を思い出す。

Punters Paradise: Greenedge←グリーンエッジ号プロフィール

ジャージ発表会とチーム歌

2012-01-14 21:04:49 | bike
【一番右は誰でしょう?】
グリーンエッジの新ジャージ発表会がツアー・ダウンアンダーの面子で行われた。



「オグレディでしょ、隣がダーブリッジ、ハワード、マキュアン、キャメロン、ここだけ爽やかな風が吹いてるわ~。で、ゲランスでしょ…。あれ、一番右誰だっけ?」
「失礼だなー。ホンっトに失礼だなー」

という会話が我が家で交わされたワケだけど、エヴァンズが去った時のための、いぬたろうの愛ののターゲットが決まったような気がする。でもゴスって、地味なんだか、華がないんだか、年寄り臭いんだかよく分からないよねー(←例の挙げ方がおかしい)。

GreenEDGE Jersey Unveiling at TDU_TEN News_2012_01_14



【それはJ-POP校歌ではなく】
プロサイクリングの世界に、かつて“チーム歌”なるものが存在しただろうか?
GreenEDGE Anthem - I won't back down



カントリー調だ。。。 オグレディとマキュアンはとても楽しそうだ。

(photo: Yahoo! Sportsより)

驚きの予選敗退

2012-01-13 22:14:25 | bike
トラックワールドカップ第4戦北京大会(1月12日~15日)、開催中。

TISSOT: スタートリスト&リザルト

オムニアムの予選はポイントレースだった。2組あって、両組とも15名中12位に入れば予選通過。30人の内、6人はこのふるい落としで今大会のオムニアムを戦うことが出来ないのだが…。

なんと、ティム・ヴェルトが予選落ち。元々短距離選手で(※ 2008トラック世界選のチームスプリント銅メダリスト)、あまり中長距離種目は得意じゃないのかもしれないけど。でも、近年は中長距離に転向している状態で、2009トラック世界選オムニアムの銅メダリスト、年末のトラックオランダナショナル選のスクラッチレースの勝者。