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HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

サラブレッドの美と発展途上

2009-04-01 23:51:45 | trip to Poland '09
18歳のアメリカ人パーシューター、テイラー・フィニーは他人も羨む良血中の良血。父親はツール・ド・フランスでステージ優勝2回、母親はロサンゼルス五輪RRの金メダリスト。現在、父親は難病を患っている。ガーミンからアームストロングのチームに移籍したのは、そのことがあるからかなぁと想像した。

ボードマンの世界記録を塗り替えるかも、などと噂されたので、ポーランドに行く直前に、フィニーのTwitterを見たら「ユナイテッド航空の新しいビジネスクラスはいいね」なんて書いてあってた。18歳でCクラスを批評するとは。お坊ちゃまめ! あの長い体では、フルフラットシートでも、脚がモニターに届くみたいだが(苦笑)。

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なーんて、恵まれた血統を妬んでいたのだけど、個人追い抜きのフォームには魅了された。上半身が全く動かない。胴体も頭も微動だにせず、脚だけが規則正しく回っている。こんなの見たことがない。美しい。

当然の如く、個人追い抜きのマイヨアルカンシェルを手に入れた。

今回、フィニーが予選で出したタイムが4:15.160。ブラッドリー・ウィギンスが北京五輪の予選で出したタイムが4:15.031。そしてクリス・ボードマンのワールドレコードが4:11.114。

ボードマンを超えるかもしれない。。。

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そんなフィニーにも弱点があった。オムニアムに出場したのだが、スクラッチやポイントレースは、とんちんかんなものだった。スピードがあるからじっとしていられないのか、速すぎるからなのか、前に出て引かされてしまう。駆け引きに慣れてないだけだと思うが、あんなんじゃ疲れちゃうだろ。

パーシューターとしては非の打ちどころがない天才が、少しだけ愛らしく思えた瞬間だった。



(photos by kumataro。Taylor Phinney@個人追い抜き)

コスプレの真相

2009-04-01 18:24:00 | trip to Poland '09
いぬたろうが“カヴェンディッシュのコスプレを見た”件について。

最終日、トイレに行くと席を外したいぬたろうが、慌てて戻ってきた。

「大変だ! カヴっぽい奴が客席にいるぞ」
「ええっ!? ちょちょ、、、もっぺん確認してきて!!」

暫くして戻ってきてこう言った。

「やー、すまんすまん。ただのコスプレだったよ」
「コスプレって…?」
「ハイロードのコスプレが、イギリスチームのコスプレとしゃべってんの」
「何色のハイロード?」
「黄色」
「じゃあイギリスは?」
「選手と同じ“SKY”って書いてあるヤツ」
「……!? SKYジャージなんて売ってないよ!! それホンモノだよ!!!!!」
「え゛ー、絶対違うって!! カヴのコスプレ男、でけーし、不精ひげで小汚いしー」
「カヴって不精ひげじゃん」
「でも、昨日のカヴはさっぱりしてたよ」
「1日で伸びるよー」

そんなこんな押し問答が続いたが、背が高いからカヴじゃない、で押し切られた。。。

+++

翌日、シャルルドゴール空港で、乗り継ぎの待ち時間、Cycling Weeklyのサイトをチェックした。そこには…。

「……。ねえ、、、コスプレってこの人たちのことかな…?」
「ん? あ、そーそー。これこれ。こいつら。で、誰?」
「本物のカヴとピーター(・ケノー)ですっ!!(怒)」
「へっ、、、 でも身長が175cmぐらい…」
「カヴは公称175なんだよ」
「へえ。自転車に乗ってると、小さく見えるのなー」←そんな言い訳

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私の今回の夢の目標は「カヴとケノーに挟まれて写真を撮ること」だった。ちなみにいぬたろうは「ペンデルトンとのツーショットを撮ること」。

実現なんてするとは思ってないし、冗談だけど、もう少しで手が届いたのかと思うと、かなり無念だ。

それと、TdFステージ4勝、ミラノ~サンレモ優勝のカヴがコスプレと間違われたこともちょっとショックだ。ひどすぎる。。。

いつもは自分の非を認めず、開き直るいぬたろうが、珍しく平謝りだった。だよねー。

でも、空港でケノーに会えて、サインもらって、写真撮って、プレゼント渡して、少しおしゃべり出来たんだから、夢の半分は達成できたのよね。それも奇跡だわ。

(photo by kumataro。マディソンのスタート前。Mark Cavendish[左]とPeter Kennaugh。後ろで佇むのは滝沢先生)

コメント、ありがとうござました(お返事、遅くなってごめんなさい)

2009-04-01 17:20:19 | trip to Poland '09
ポーランド滞在中、コメントをありがとうございました。

少し喉が痛いけど(←機内の乾燥)、元気ハツラツです。

007-hahaさん
ホント、ご一緒したかったです~~~(涙)。
でも、微妙に厄病神な私の不幸(←ロストバゲージ)に、007-hahaさんを巻き込まなくて良かったかもしれません。
世界選って素晴らしいですね!!
現地観戦は、昨年の角さんのマンチェスター・レポートに後押しされました。行って、本当に良かったです。
それに007選手が出場したなんて、凄いことなんだと今更ながら実感しました。

kanaさん
ご心配をお掛けしました。
幸いに旅行中は風邪を引かなかったんですよ。
で、帰ってきて、気が抜けたら、のどが痛いです。
やっぱり気合いって重要ですよね~(苦笑)。

カピバラさん
ロストバゲージ、まさか自分の身に降りかかるとは夢にも思いませんでした(←ホント他人事だった)。
ホカロン、ドイツに持って行ったんですね。
気温マイナスの時期だったですものね~。
実は私も今回スーツケースに忍ばせていたのですが、荷物が戻ってきてからは、そんなに寒くなかったんですよ(とほほ)。
得てして人生そんなものですよねぇ。。。
規則正しい生活をして、早く時差ボケを直したいと思います(できるかな~)。

まずさん
ポーランドはトーマスがツール・ド・ポローニュのITTステージ優勝+総合3位(2005年)、誕生日にわんわん落車(2006年)した思い出&因縁の地ですが、滞在中はそんなことすっかり忘れておりましたorz

あ、働く砂田さんの写真撮ってきましたよ(ドアップじゃないけど・笑)。
折を見てブログにUPしますね~。

naranjaさん
Krupeckaiteのワールドレコード、感動的でした。
本人も泣いていました~。
リトアニアの応援団が、一所懸命声援を送ったのも、記録の後押しをしたんじゃないかと思います。
スーツケースですが、よく考えたら、やっぱり日頃の行いが悪いからなくなったのではないでしょうか!?
見つかったのは、悪運が強いだけかも~(苦笑)。

tannenbaumさん
美味しそうですね、シンガポールは、やっぱり。
向こうでtanneさんのブログを拝見して、指くわえてましたー。

カヴは、レースではかなりマークがきつかったです。
でも、トラックバイクの乗りこなしは、目を見張るものがありました。
私は間近では見てないのですが、自称身長175cmはまんざら嘘ではない疑い(?)が…(笑)。

tomityさん
Levy、泣いてましたーーーーー(貰泣)。
ドイツは隣国だから、御家族もきっと観戦にいらっしゃっていたでしょうね。。。

外国人選手の短期登録選手制度、楽しみですね。
「来日に係る渡航費、日本国内での滞在費等は全て選手の自己負担」ということは、来日選手達も無茶苦茶気合いが入るのでは!?
迎え撃つ日本選手達にも頑張ってほしいです。

fucchoさん
イギリスはBBCで生放送をやってたんですよね~。
トラックはお家芸ですものね。
テレビカメラはどこで撮ってるのか、まったく見当がつきませんでしたorz
今回イギリス(特に男子)は不発でしたが、これを糧に巻き返してくると信じています。

Nacoさん
シャルルドゴールでの乗り継ぎ、1時間10分という案もあったのですが、4時間20分にしておいてよかったです。
空港内が複雑だし、手荷物検査場は混んでるし、定刻に着いても、危なかったかも~。

ショパンってお父さんがフランス人なんですね(by ウィキペディア)。
だからおフランステイストな名前なのかしら?
モーツァルトの肖像画がついたお菓子を見て「あ、ショパンだ!」と言ってしまう私に、クラシックを語る資格はありません(とほほ~)。

se7enさん
お久しぶりです~。
中野浩一氏のウィキペディアに、機長から直々に特別にコックピットに招待@欧州…というエピソードがあり、おおっ♪これと同じだーと思いました。
で、その時の着陸がドスン!!という今一つな感じで「機長はボジェと話し込んで、副操縦士に着陸をやらせたに違いない」なんて冗談言いました(苦笑)。

(photo by kumataro。練習中のカヴェンディッシュ[中]。左は佐藤友和選手)

無事、帰宅しました

2009-03-31 21:39:34 | trip to Poland '09
無事、ワルシャワより家に帰ってきました。

いろいろとお騒がせしてすみません。

結果的には、ロストバゲージ以外は大きなアクシデントもなく、楽しいトラック世界選観戦旅行となりました。

雪降るワルシャワ空港の国際線到着ロビーに、憮然とした表情、薄着、その上ほぼ手ぶらという、意味不明ないでたちで現れた観光客に「タクシー…?」と一応声を掛ける白タク(←危険)の客引きが、明らかに不審者を見る眼差しでオドオドしてたのが面白いやら、悲しいやら。翌日、荷物が戻ってきたから、笑い話ですが。

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早速、時差ボケ炸裂ですorz 眠い。。。

明日より通常業務で、トラック世界選の復習に勤しみたいと思います。

空港&飛行機

2009-03-31 01:25:07 | trip to Poland '09
ワルシャワの空港でフランスチームご一行様と一緒になった。シローとボジェのサインをもらって、写真も撮ってもらった。なんという奇跡!
更に奇跡は続く。英国チームのピーター・ケノーに出くわし、サイン、写真の後、日本から持参のプレゼントを渡した。マディソンの落車の時は、目の前が真っ暗になった。でも、元気そうだった。

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ワルシャワ~パリの機内では、ボジェのスプリント優勝が紹介され、乗客は拍手。ボジェはコックピットに案内され、飛行中の殆んどの時間をそこで過ごした。機長が自転車好きで、離してくれなかったのかな?
世界チャンピオンが敬意をもってもてなされる様子に、アルカンシェルの凄さと、自転車文化の深さを実感。

5日間完全観戦

2009-03-30 16:23:53 | trip to Poland '09
もう少ししたら、フレデリック・ショパン空港へ向かう。

空港に選手いるかな~(←最後まで煩悩だらけ)。

最大の目標は生きて日本に帰ること、次が荷物が行方不明にならないこと。お土産が入ってるから、なくなったら悲しー。

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最終日のボジェ vs アワンの死闘は言葉にできないような素晴らしく、凄まじいものだった。

いぬたろうが会場で、ロードヘルメットをかぶったハイロード(黄色)のコスプレと、英国ナショナルチームジャージ(SKY)のコスプレがおしゃべりしているのを目撃したという。

……。それって、コスプレじゃなくて本物なんじゃ。。。(※ 背が高かったから絶対カヴじゃないと本人は言い張っております)

サマータイム

2009-03-29 18:15:20 | trip to Poland '09
今日からサマータイムだ。

到着した日は雪模様で「どこがサマーやねん」と思ったが、昨日あたりから、急に暖かくなった。

フェンス際で観ていたら、美貌のウクライナ人デュディアが真ん前に止まった@オムニアムのスクラッチ。かなり動揺したですorz

デュディアはスクラッチ3位。1位はバルコ。

ムルダー

2009-03-29 00:36:46 | trip to Poland '09
ムルダーにサインをもらった。「写真も撮っていいか?」と尋ねたら「じゃあ、お父さんにシャッターを押してもらおう」と言ってくれた。むっちゃええ人やー。

いぬたろうに自慢げにサインを見せたら、「それ、くまたろうが自分で書いたんだろ」と疑われた。

確かに読みやすいけどさ~。

折り返し地点

2009-03-28 03:03:43 | trip to Poland '09
昨日のこと。
いぬたろうが「マイヤーがすぐ後ろに座ってるよ」小声で教えてくれた。
持参していたTOJの時の写真にサインをもらった。親切だったし、TOJの時より、素敵になっていた。だって世界チャンピオンだもの。

「てめー、なんでそんなモノ持ってきてるんだよ!?」と、思った通りいぬたろうに突っ込まれた。

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写真はバンクの木で作ら れたお土産。