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ピザによるロールシャッハテスト

 精神分析のひとつの方法としてロールシャッハテストがある。インクブロットテストとも言われていて紙にインクをたらし、それを半分に折って対称形のインクのしみを作ったものを使う。被験者はそのしみの中に見えるものを答えるのだが、性格分析に使われる。

 どの領域を見たのかとか、そこに何が見えたのか、形か、色か濃淡か、などから判断するのだ。これなら特にインクのしみを使わなくても、普段の生活にも応用できるかもしれない。

 さて、下の写真をよく見てもらおう。これでもロールシャッハテストの代わりになる。あなたはこのピザに何を見るだろう。生活の一場面を目の前に再現できるだろうか?あなたの深層心理にひっかかる点は無いだろうか。

何に見えますか?あなたの性格、注意力を判定します

 一番多い回答はもみ上げを伸ばし、チョビ髭をはやした男の顔が見えるというものだ。また、猿のヒヒに見えたりする人もいるだろう。しかし、何か変だと感じたら、さらに分析を進めて欲しい。これには心理学的に重要な側面を含んでいるのだ。

 分析的にこの写真を見ると以下の点が明確になる。

1)たしかに対称図形になっているが、なぜ?
2)皿の右側の色が不自然。
3)ピザの影が不自然なところがある。
4)ピザと皿の境界が不自然

まあ、科学技術捜査隊が見れば、一目で修正されていると見抜くはずだ。ただし重要な問題点はここから。何故、修正されているのかの分析が心理学の新たな側面を花開かせることになる。

 証拠写真を見せる。

オプレチェネッラの食べかけピザ

 会話を再現するとこうなる。「あっ、、、また写真を忘れた。しょうがないなぁ、でも食べかけだけど撮っておこうっと」

 大皿で食物を出されると反射的に自分の分を確保してしまう。終戦直後の混乱を生き抜くための本能であった。これを心理学的専門用語で言うと「貧すれば鈍す」というのだろう。それにしても我ながら情け無い。

 最近は画像修正ソフトの性能が上がり、このように食べかけのピザが上の写真のようにいとも簡単に修正できる。もっとも店のほうからこんな不細工なピザは作っていないと抗議されるかもしれないのだが。さて、これからパスタの皿も修正しなくては、、、、、、



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