黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
ヴィア・パルテノペ横浜店、ワインの夕べ
2007-02-07 / 外食
グルメ・シリーズ特別編です。ヴィア・パルテノペ横浜店で食事をしているときに「ワインの夕べ」のパンフレットを見せられたのです。「普通、料理にワインを合わせるのですけれど、今度は違うのです」と久保田ソムリエ店長。先にワインを決めて、それからそれに合う料理を考えてもらったと言うのです。
パルテノペでの夕食は二週連続になってしまいますけれど伺うことにしました。当日、ぎりぎりの7時に店に飛び込むと他の方は全ていらしてます。まず一人当たり8000円を支払って席に案内されます。総勢24人、お一人は遅れて来られたようですけれど。
参加されたのは、若い方から年配の方までと年齢層は広く、食べ歩いているような方たちや、あまりこういうところは来ないと言う人まで客層も広いようです。ちょっと安心して緊張もとけます。
早速、久保田ソムリエの趣旨説明から始まり、今日供されるワインの説明が続きます。片手に持っているのは台本ですね。その厚さ、準備にずいぶん時間をかけたのでしょう、ご苦労様です。今日は南イタリアのワインが中心になるようです。
最初のワインが開けられます。サルデーニアで唯一のDOCGというこのモンテオーロという白ワインは、ヴェルメンティーノ種のブドウから作られた辛口のものです。樽を使っていないと言うことで、確かに果実の香りがします。
前菜が運ばれてきました。遠くのほうでサルデーニアはコルクの産地で、と説明しています。お腹がすいていますから、血液が耳のほうから、胃のほうに出張しています。そうですかワインとスプマンテではコルクの構造が違うのですか、なるほど。ワインは飲み放題のようですけれど先が長いので少しずついただきます。
次はプーリア州にあるコンティ・ゼッカ社のルナ。マルヴァジーア種50 %、シャルドネ種50%を発酵前にブレンドしてあるという白ワイン。プーリア州はイタリア半島の南端、かかとの部分で、、、、、地図を使って一生懸命説明してくれます。はいはい、聞いてますとも。
ワインにあわせてプーリア料理が運ばれてきます。ドライトマトとブロッコリーのオレキエッテ。プーリア州の伝統的なパスタだそうで、丸い貝のような形をしています。オレッキというのが耳という意味ですから、オレキエッテは小さな耳ということになります。
実はパルテノペでパスタを食べるのはこれが初めてです。ここに来るとピザを注文してましたから。このパスタがとてもおいしい。この前のリゾットといい、これからちょっとメニューの選択を変えてみようと思ったのです。
次にモンテプルチャーノ・ダブルッツオのチェラスオーロが出てきます。チェラスオーロはロゼワインにつけられた名前ですが、ルビー色の、ロゼにしては濃いきれいな赤色をしています。写真のラベルは読みにくいと思いますがOrlandi Contucci Ponno社のVermiglioです。
料理はアンコウのトマト煮です。この頃になると空いたワインのビンが回ってきます。皆さん写真を撮ったりしているようです。ビンを隣のテーブルに渡すときちょっと話をしたりしますから、和気あいあいと言う雰囲気が広がっていきます。普段だとこんなことはあまり無いのに、初対面の人たちとわいわいがやがやと話がはずみます。
さてメインイベントです。カンパーニャ州のタウラージ・ラディーチ。98年が飲み頃になっているので、と言うのです。そういえばこの間いただいたのも98年のタウラージ・ラディーチでしたね。古代品種と言われるアリアニコ種を使っていて、タンニンが強く感じられます。今日は2時間前に抜栓して準備してあったそうです。
料理は子羊のグリル、好物のひとつです。大きなブロックで出てきたので、しめしめと思う反面こんなに食べられるかなと思っていたら二人ぶんのようです。取り分けて早速いただきます。
面白いことに子羊を食べる前と後ではタウラージの味が変わります。後ではタンニンがあまり感じられなくなり、まろやかになった感じがします。子羊もワインもおいしくいただきます。
お酒も大分回ってきました。お腹も一杯です。さて別腹を用意しましょう。最近肉眼でも別腹が観測可能になってきました。マスカット種とマルバージア種を使った黄金色をした甘いワイン「カ!」が注がれ、焼きリンゴが出てきます。問題なく別腹に収まります。
最後にエスプレッソを飲みながら隣の人と話が弾みます。あとは三々五々、自然解散のようです。
今までレストランでは大体アラカルトで頼みますが、今回はコースなので普段いただかない料理を楽しむことができました。コース料理もいいものだなと言うのが今回の第一の感想です。それに料理に合ったお酒を飲めるというのが、いかに贅沢なことかと言うのが第二の感想です。
本当は次回のワインの夕べのスケジュールが決まってからレポートしようと思っていたのですけれど、印象が、記憶が、大分薄れてきたのでこれはいけないと書き止めておきます。もちろん記憶に問題があるわけではありません。でも、あの、おいしかった前菜の燻製、何の燻製だったっけなー。
尚、写真は個人情報保護のためぼかしてあります。手振れのように見えたとして気のせいです。料理の写真もぼけてるって、、、気のせいです、、、、
2007/8追記
久保田店長は品川店に移られました。品川店の様子もレポートしています。
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パルテノペでの夕食は二週連続になってしまいますけれど伺うことにしました。当日、ぎりぎりの7時に店に飛び込むと他の方は全ていらしてます。まず一人当たり8000円を支払って席に案内されます。総勢24人、お一人は遅れて来られたようですけれど。
参加されたのは、若い方から年配の方までと年齢層は広く、食べ歩いているような方たちや、あまりこういうところは来ないと言う人まで客層も広いようです。ちょっと安心して緊張もとけます。
早速、久保田ソムリエの趣旨説明から始まり、今日供されるワインの説明が続きます。片手に持っているのは台本ですね。その厚さ、準備にずいぶん時間をかけたのでしょう、ご苦労様です。今日は南イタリアのワインが中心になるようです。
最初のワインが開けられます。サルデーニアで唯一のDOCGというこのモンテオーロという白ワインは、ヴェルメンティーノ種のブドウから作られた辛口のものです。樽を使っていないと言うことで、確かに果実の香りがします。
前菜が運ばれてきました。遠くのほうでサルデーニアはコルクの産地で、と説明しています。お腹がすいていますから、血液が耳のほうから、胃のほうに出張しています。そうですかワインとスプマンテではコルクの構造が違うのですか、なるほど。ワインは飲み放題のようですけれど先が長いので少しずついただきます。
次はプーリア州にあるコンティ・ゼッカ社のルナ。マルヴァジーア種50 %、シャルドネ種50%を発酵前にブレンドしてあるという白ワイン。プーリア州はイタリア半島の南端、かかとの部分で、、、、、地図を使って一生懸命説明してくれます。はいはい、聞いてますとも。
ワインにあわせてプーリア料理が運ばれてきます。ドライトマトとブロッコリーのオレキエッテ。プーリア州の伝統的なパスタだそうで、丸い貝のような形をしています。オレッキというのが耳という意味ですから、オレキエッテは小さな耳ということになります。
実はパルテノペでパスタを食べるのはこれが初めてです。ここに来るとピザを注文してましたから。このパスタがとてもおいしい。この前のリゾットといい、これからちょっとメニューの選択を変えてみようと思ったのです。
次にモンテプルチャーノ・ダブルッツオのチェラスオーロが出てきます。チェラスオーロはロゼワインにつけられた名前ですが、ルビー色の、ロゼにしては濃いきれいな赤色をしています。写真のラベルは読みにくいと思いますがOrlandi Contucci Ponno社のVermiglioです。
料理はアンコウのトマト煮です。この頃になると空いたワインのビンが回ってきます。皆さん写真を撮ったりしているようです。ビンを隣のテーブルに渡すときちょっと話をしたりしますから、和気あいあいと言う雰囲気が広がっていきます。普段だとこんなことはあまり無いのに、初対面の人たちとわいわいがやがやと話がはずみます。
さてメインイベントです。カンパーニャ州のタウラージ・ラディーチ。98年が飲み頃になっているので、と言うのです。そういえばこの間いただいたのも98年のタウラージ・ラディーチでしたね。古代品種と言われるアリアニコ種を使っていて、タンニンが強く感じられます。今日は2時間前に抜栓して準備してあったそうです。
料理は子羊のグリル、好物のひとつです。大きなブロックで出てきたので、しめしめと思う反面こんなに食べられるかなと思っていたら二人ぶんのようです。取り分けて早速いただきます。
面白いことに子羊を食べる前と後ではタウラージの味が変わります。後ではタンニンがあまり感じられなくなり、まろやかになった感じがします。子羊もワインもおいしくいただきます。
お酒も大分回ってきました。お腹も一杯です。さて別腹を用意しましょう。最近肉眼でも別腹が観測可能になってきました。マスカット種とマルバージア種を使った黄金色をした甘いワイン「カ!」が注がれ、焼きリンゴが出てきます。問題なく別腹に収まります。
最後にエスプレッソを飲みながら隣の人と話が弾みます。あとは三々五々、自然解散のようです。
今までレストランでは大体アラカルトで頼みますが、今回はコースなので普段いただかない料理を楽しむことができました。コース料理もいいものだなと言うのが今回の第一の感想です。それに料理に合ったお酒を飲めるというのが、いかに贅沢なことかと言うのが第二の感想です。
本当は次回のワインの夕べのスケジュールが決まってからレポートしようと思っていたのですけれど、印象が、記憶が、大分薄れてきたのでこれはいけないと書き止めておきます。もちろん記憶に問題があるわけではありません。でも、あの、おいしかった前菜の燻製、何の燻製だったっけなー。
尚、写真は個人情報保護のためぼかしてあります。手振れのように見えたとして気のせいです。料理の写真もぼけてるって、、、気のせいです、、、、
2007/8追記
久保田店長は品川店に移られました。品川店の様子もレポートしています。
ヴィア・パルテノペ 横浜店 (イタリアン / 横浜)★★★★☆ 4.0
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コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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オレキエッテ、店で食べてみたいです。
また記事を書いてみようと思います。
コメント有難うございます。
いつもおいしそうなブログ楽しく読ませていただいています。
パルテノペはナポリピザが好きで通っていたのですけれど、パスタも大変おいしいことがわかり、楽しみが増えました。
記事楽しみにしています。
オレキエッテ美味しそうですね!!
イタリアンは私は前菜がとても好きです。
前菜もいいですね~
コメント有難うございます。
今まで前菜の盛り合わせというものをちょっと敬遠していたのですけれど、今回見直しました。ワインの夕べはいろいろといい経験になります。
もう1ヶ月たつのですね。
僕もこの会に参加させていただきました。
5種類のワインを飲み、食事ができすごく楽しかったですね。次回開催を期待してます。
僕のメモによると、燻製は「カジキマグロ」でした。
コメント有難うございます。
本当に楽しかったですね。是非次回も参加したいと思っています。
燻製、カジキマグロですか。有難うございます。鮪だと言われていたのですけれど、かなり薄い色だったので、本当かなと思っていたものですから。