goo

フグで一杯やりながらメモリー増設

 何事にも旬がある。旬を知ればおいしい物を安く食べることができる。それに「そろそろ寒蜆の季節だなー」とつぶやくのも乙なものではないか。

 友人からコンピューターが欲しいと言われ、DELLのノートPCを差し上げることにした。2002年に購入したInspiron4100。だからもう6年前のPCだが今でも問題なく使える。

 ただメモリー容量については問題があるかもしれない。何しろメモリーの値段は急速に下がるのでPC購入時には最小限のメモリー構成で購入することが多い。このPCもWindowsXPが動作する最低限の256Mbyteしか載せていないのだ。

 価格.comで調べると1GByteメモリーが7000円位まで下がっている。その上バルク品だと2000円を切っている。待てば海路の日和ありということ。Inspiron4100は最大1GByteまで増設できるのでこの際1GByte搭載することにする。

 手元においておくPCならバルク品のメモリーでもよいが、他人に差し上げるとなるとそうはいかないので、メーカー品のメモリーを探すことにしたのだが、、、、、、無い。Inspiron4100での動作保障した512MByteメモリーを2枚購入して1GByteにしようと思ったのだが、売っていない。

 たとえばTranscend社のメモリーでInspiron4100での動作保障しているのは256MByteしかない。それに1モジュールで3600円もする。これを2枚購入して512MByteに増設するのに7000円もかかると言うことだ。

 それでもバルク品では動作しなかったとき手の打ちようが無いので、Transcend社に注文することにした。もちろんインターネット経由で。

 11月30日に発注したメモリーが宅急便で送られた来たのは12月2日、便利な世の中になったものだ。早速メモリーを実装して、電源を入れたのだが、立ち上がらない。BIOSは512MByteになったと言っているのだが、Windowsが立ち上がらない。再インストールもできないので、症状を書いてTranscend社に即刻送り返した。これが動作しなかったメモリーモジュール。台湾のProMOSテクノロジー社製のTSOPパッケージに入ったメモリーが実装されている。
ProMOSテクノロジー社製のTSOPパッケージ品

 12月11日、Transcend社から交換されたメモリーモジュールが送られてきた。早速実装してみたらこれだと問題なく動作した。今回のモジュールはドイツのInfineon 社のBGAパッケージに入ったメモリーが実装されている。これが良かったのか。インターネットでデータシートを検索したが出てこないので、本当の理由は分からない。大分ばたばたしたが、これでメモリ増設を完了した。メーカー品を買ってよかったとおおいに実感した一件であった。
Infineon 社のBGAパッケージ品

 メモリーの世代交代は大体5年周期である。2001年から2005年まではDDRの時代、2004年から2009年までがDDR2の時代。2008年には次世代のDDR3が市場に出始めると言われている。これらはデータレートが異なるだけでなく、電圧まで違うので互換性が無い。困ったものだ。

 2002年に購入したInspiron4100は第一世代のDDRメモリーを使っていて、今回この1世代前のメモリーを購入しようとしたので高いものについたわけだ。確かにメモリーの価格は急激に下がるが、商品寿命を終えるとまた急に高くなるということである。

 2004年頃までにPCを購入した人は今がメモリー増設の最後のチャンス。これからどんどん高くなるし品物もなくなるはずだ。2005年以降にPCを購入した人は今がメモリ増設の旬である。安くておいしいDDR2を腹いっぱい実装しておくのがよいだろう。


日記blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
日記@BlogRanking

人気blogランキングにも参加しています。
こちらのクリックもよろしくお願いします。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« しっぺ返し戦... フェルメール... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。