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火を噴く電子レンジ

 インスタントラーメンでも食べようと電子レンジでカップヌードルを温めてたらいきなり電子レンジが火を噴いた。あわてて電子レンジを止め中を覗くと壁に穴が開いている。

電子レンジ


 電子レンジにはマイクロ波を供給するための開口部があり、普通この部分がマイカ板でふさがれている。マイカ、つまり雲母を砕いてシート状にしたものがマイカ板で、高温に耐えるはずだが、これが溶けて穴が開いてしまったのだ。

穴の開いた電子レンジのマイカ板


 本来この部分が加熱されることは無いはずだが、飛び散った食物がここに付き加熱されてしまったのだろう。

 これだけで電子レンジを新品に換えるのはもったいないので修理することにした。このレンジはサンヨーの1990年製EM-R1。とりあえずサンヨーのサービスセンターに電話したが、古い機種なのでサポート範囲外だという。さもありなんとは思うが部品在庫を調べる気配が露も無いのがちょっと残念。そんなことをしていると潰れてしまうぞといいたかったが、そこは大人、がまん我慢。

 とにかくマイカ板を入手しなくてはならないのだが、どう検索しても入手方法が分からない。半分あきらめかけたとき知人宅でも電子レンジが壊れたという。これ幸いとマイカ板をはずしてそれをもらった。

 さて修理である。マイカ板をはずしてみる。マイカ板の奥にはマグネトロンが鎮座されているのだろうと思っていたが予想は見事にはずれ、導波管というかホーンアンテナのような形状が見えるだけ。これなら穴をふさげば問題なしと判断。

電子レンジ



 穴の開いたマイカ板のとけた部分を取り除く。

電子レンジ


 もらったマイカ板は少々小さいが穴をふさぐのには十分。

電子レンジ



 無事修理完了。

電子レンジ


 電子レンジの庫内に食物のかすが付いているとそこが加熱されてしまう。金属部分は問題が少ないかもしれないがマイカ板の耐熱温度は600度位らしいから穴が開いてしまう可能性がある。

 そういう訳で電子レンジの庫内は常に清潔にしておくことをお勧めする。ただしマイカ板は機械強度が低いので強くこすらないように。





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