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高齢者講習(2)

 年をとると時間の流れが早くなる。

 ちょっと30分ほど昼寝と思って目が覚めると2時間も経っていたり、手から滑り落ちたみたらし団子は私の反射神経の2倍の速度で地面に向かって落ちていく。

 そして郵便ポストにあったのが高齢者講習等のお知らせのハガキ。



 そうか、この前講習を受けてからもう5年も経ってしまったのだ。もちろん無事故無違反の優良運転手だから5年ごとの更新になる。

 前回の高齢者講習では予約がなかなか取れず、結局誕生日の2週間前というぎりぎりのタイミングでの予約ができた。この経験を活かし朝9時ジャストに電話を開始。長期戦を覚悟したが最初の電話で1ヶ月後の予約が取れてしまった。実に誕生日の4ヶ月前だ。

 一体何が起きているのか。近頃、高齢者による暴走事故がマスコミに頻繁に取り上げられるようになってきているのが影響して免許更新しない人達が増えているのだろうか。

 久々の自動車運転教習場。



 走っているのは乗用車が数台とトラックが1台。静かなものだ。

 一緒に講習を受けるのは11人。まず認知機能検査から始まった。認知症検査?こんなもの前回はなかったぞ。

 今は何年何月何日何曜日の何時だと?バカにしとんのか。こんなもので認知機能が分かるはずもない。

 次は16枚の絵を見せられ覚えろと言われる。ちょっと待て。理解力判断力には自信があるが最近、短期記憶が少々心もとない。2階に駆け上がったが、「あれ?何しに来たんだっけ」ということが頻繁に起こる。しかしこんなことは認知機能とは無関係と断言できる。

 それでも認知機能検査結果報告書を受け取り、「認知症の恐れがある」基準には該当しませんでしたとの記述を見、少々嬉しかったことは認めざる得ない。

 その後教習所のコースを15分くらい走り、実車指導を受ける。試験ではないということで、不合格というのはなさそうだ。

 教習担当の女性の「ご苦労さまでした。高齢者の免許書き換えを楽に行うには無事故無違反が絶対です。これから3年間安全運転を心がけましょう」の挨拶で講習は終わった。

 3年後?無事故無違反なら5年後だろうと聞いてみたら、可愛い声で「前回の更新でも有効期間は3年ではありませんでしたか」と言われた。

 免許証をよくよく見るとゴールド免許なのに3年になっている。前回の書換から5年は経っていないよなあと言う感覚が正しかったので一安心だが、有効期間は3年ですよと説明を受けたことをすっかり忘れていたことには少々不安もつのってくる。


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