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省エネの夏

 梅雨に入り、このところ肌寒い日が続いている。今年の夏は暑くなるのだろうか?

 原発が全部停止しているということで、今年も節電が求められている。テレビでは照明をLEDに変えようキャンペーンを流しているようだが、、、、

 去年の酉の市では節電のためLEDが導入されていた。ただ、境内がかなり薄暗くなってしまっていた。風情が増したともいえるが、お祭りの華やかな気分は少々薄れてしまう。



 実は我が家でも去年の地震の直後、常夜灯を全てLEDに切り替えた。大分暗くなったが、消費電力も下がった。ただ意外だったのが、LED照明が思ったより発熱すること。蛍光灯より発熱するのではないか?はたして、こんなに発熱して発光効率はよいのだろうか。

 発光効率とは、ある電力を消費した時の明るさということ。カタログなどにルーメン/ワット(lm/W)と書いてあるのがこれだ。

 それでは蛍光灯とLED照明の発光効率を比較してみよう。panasonic社のシーリングライトで見てみると蛍光灯HHJZ1320の場合消費効率124.3lm/W。 一方LED照明HH-LC710Aの場合68.5 lm/Wである。

 なんと倍近く蛍光灯のほうが発光効率が良い。つまり同じ消費電力ではLED照明のほうが半分くらいの明るさになってしまう。

 その上、この明るさというのが曲者で、人間の目に明るく感じる色の光が多く出ているかとか、部屋中まんべんなく明るくなるかとかでずいぶん明るさの感じが変わってくる。
 実際LED照明を使ってみて感じたのは、なんとなく寒々しい光だし、スポット光源のようで、部屋全体が明るくなることも無いということだ。このような理由で、LED照明は蛍光灯の半分以下の明るさに感じてしまうことになる。

 マスコミで頻繁に流されている白熱電球をLED照明に交換しようキャンペーン。蛍光灯を無視しているようだが、高価なLEDを売り込みたいメーカー、小売店の戦略だろうか。

 今年の夏の節電はまず、照明を消すことから始めようと考えている。そして全体照明と部分照明を併用すればさらに節電は可能だろう。現状ではLED照明の導入は節電に逆行する可能性が大きいので、見合わせようと思っている。

 

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