一昨日はドイツ緑の党のシルビア・コッティング・ウールさんに招ばれて、
ベルリンの連邦議会内の会議室で開かれた専門会議に妻と一緒に参加し、
日本の再稼働の問題とその政治的背景について、30分ほど話をしました。
連邦議会の入り口でセキュリティチェックを受けた後で、いつもの
「さよなら原発」の袋を持って会議室に向かいます。
普段の仕事を全て放り出し、一週間かかりっきりで準備をした
のですが結果はあまりうまくいきませんでした。日本の再稼働の問題を
高浜と川内のことを中心に、かなり詳しい数字とデータ資料を20枚程
用意していたのですが、いざ話し始めると、経産省や電力会社を中心と
した理不尽と狡猾さに対する怒り、憤りが湧き出してしまい、資料も
その殆どを使わず、かなり感情的に話してしまいました。
ドイツの参加者の方々が、やはり福島の惨事をどうしても例証研究的に
扱うので、その違和感もあったのですが、ベルリンの日本大使館から
来ていた官僚のにやけたステータス気取りへの嫌悪感も拍車をかけたようです。
妻には本音で話したのは良かったと言われましたが、ドイツで日本のことを
伝えるのが僕の役目ならば、反省するところが多々あります。
今後、自分がすべきこと、できること、どのように役に立てるのかを
もう一度よく問い直そうと思います。