仙台訪問の4日目、現地支援のNGO「つなプロ」(被災者をNPOとつないで
支える合同プロジェクト、http://blog.canpan.info/tsunapro/ )との
打ち合わせの後、アイリカさん、小林さん達と仙台市近郊の避難所に向かう。
今日で4回目の現地ミニコンサート。
現地での準備は「チャリティソリューション」の多田さんとデビットさんが全ての
準備をしてくれた。本当にどうも有り難う。
(避難所の方々の前でプッチーニの歌曲を歌うアイリカさん)
最後の曲は、仙台出身の詩人、土井晩翠にちなんで滝廉太郎の名曲「荒城の月」を
日本語で歌う。避難所の方々も僕たちも一人一人、各々の想いで静かに聞き入る。
夜8時過ぎ、ホテルの部屋に戻ると思いがけない朗報が待っていた。
まず、「浜岡原発の即時停止」の運動を一緒にやってきたうちの奥さん、Mamaleinに
伝えようとドイツに電話する。妻も本当に喜んでいた。
約500通の「浜岡原発の即時停止」賛同メッセージを送ってくれた「日本とドイツの同志」の
方々にも御礼のメーリングをする。
そのあと、「左京区のマドンナ」さんにも連絡してビールを手にしたつもりで
仙台と京都で乾杯。
twitterを眺めると、すぐにまたケチをつけたり、電力の需給バランスを難しく
語っている人達が目に付いたが、明るいことは暗くする必要はない。陰を見るよりも
光を捉えるほうが大切な時がある。
「浜岡原発停止の要請。僕は本当に嬉しい。まずは喜ぼう。菅さん、よく言った!
良いことは良い事と認めよう。一歩前進。みんなで喜ぼう‼ そして、気を引き
締めてさらに前進。声を寄せてくれた400人以上のドイツの人にも早く伝えたい。
お礼も伝えたい。 今日はいい日だ。子供達にも伝えたい。」
2時間ほどして一人で居酒屋でご飯を食べていると、ドイツから17と15の次男と
末の娘が電話をかけてきて、「パパ、Hamaokaのこと本当に良かったね!」と
祝ってくれた。僕も子供たちが明るい声で嬉しそうにしているので、脱原発は
人間にとって実に当たり前のこととつくづく思った。
大義名分、事大主義、国益などに振り回されてはいけない。そう言う人達は
大概暗い顔をしている。「毎日の暮らし」からだいぶ遠いところにいるようだ。
脱生活・原発推進は表裏一体の事だろう。そこには未来が見えない。
いきいきとした希望が無いのだから。
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文中の
「明るいことは暗くする必要はない。陰を見るよりも光を捉えるほうが大切な時がある。」に力をもらいます。