ドイツから、被災地の子供達のために。

2011年04月03日 | オルタナティブ&オーガニック

「手助けをする。忠告をする。新たな考えを促す。」

上記の言葉はドイツ語で語られましたが、日本語にすれば、大体
このような意味だと思います。ドイツで長く脱原発や平和活動を
しながら、国営TVの番組制作の第一線で仕事をしてきた、フェルさん
の言葉です。

この方が「浜岡原発の即時停止」を求める僕たちのドイツでの活動に
ついて、日曜日のゴールデンタイム、午後6時からの番組で5分~10分
の枠でレポートしてくれることになりました。

その中で浜岡の活動と表裏一体となる、もう一つのテーマも取り上げて
くれます。それは福島や宮城の被災地の子供達、特に乳幼児にドイツの
オーガニックフードを救援物資として送ろうという活動です。

早速、下記の2社が名乗りを上げてくれて、合計100万円に
近い救援資金の供出を額を約束してくれました。

まず最初に名乗りを上げたのが、ドイツのオーガニック業界の
老舗とも言える卸業のヴァイリング(Weiling)さん。

今日送られてきた下記のポスターは、「浜岡の原発停止と
福島、宮城への救援活動が別の二つのものではない」という
ことを明らかに示した、素晴らしいポスターだと思います。





もう一つ、下記のメッセージは140年の伝統を誇るゾーリンゲン
の手作り刃物のメーカー、「風車のナイフ」(Windmuehle)さん。
ここでも「浜岡原発の即時停止」と福島を中心とした被災地の
救援を別々には捉えていません。

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思い遣りの心は、批判精神を閉め出すことではないと思います。
3人の子供の父親として、いろいろな失敗を重ねた上で申し上げ
ますが、この2つの物差しが成り立つ中庸の姿勢は、軽んじる
べきではないと思います。
両方とも大事。そこに僕達の子供達や、日本の将来があると思います。
それは、ドイツでも日本でも決して忘れてはならない原則だと思います。