9月15日から10月10日まで4回に分けてタネをまいてきたホウレンソウ。最初にまいたものが食べられるようになった。すべて「ちぢみほうれんそう」である。これに出合ったのは20年近く前の仙台市のスーパー。
これまでのホウレンソウとは違った。葉は縮れていて、ゴワゴワとして厚く、横に広がっている。見た目にうまいのかそうでないのか判断がつかない。
そのタネが市販されているのを見つけた。栽培したところ、これが大当たり。それ以来わが家はちぢみほうれんそうばかりを食べている。これ食べてしまうといままでのホウレンソウは姿も味もうすっぺらに感じてしまう。
これまでの経験から、ちぢみほうれんんそうが一番うまいのは厳寒期、12月から2月になる。寒くなればなるほどうまくなる。その寒さに向かうため葉は厚くなり、地面に張りつくように葉を広げる。縮み具合もひときわ目だってくる。味は濃く、その甘さといったらない。
いま収穫できるものは、味がもの足りない。うすくそれほど甘さを感じない。やはり厳寒期のものにはかなわない。ホウレンソウは大好き。毎日食べても飽きない。これからは2月までずっとホウレンソウ。それだけの量を作ってある。