30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

待ち遠しい春キャベツ

2011-03-04 | キャベツ

「青春18きっぷ」を買ってきた。3月1日から4月10日まで利用できる。これを利用して春の山を歩く。この年になって、JRの窓口で「青春18きっぷをください」なんていうのはなんとも気恥ずかしいのだが、昨春はこのきっぷで山を歩いた。使い勝手がよかった。5回(人)分で1万1,500円。1回あたり2,300円でどこまでも行ける。さっそく、あしたはこれで山へ行く。久しぶりだから「A列車で行こう」のあのはずんだ気分で。しかし、このきっぷ、年にぴったりの名前はないものか。そこで考えてみた。「黄昏60きっぷ」なんてどうだろうか。


 

冬を越えてきた野菜、サヤエンドウ、タマネギ、ソラマメに続いて今回はキャベツ。

このキャベツを含めて冬を越えてきた野菜はすべて順調に育っている。うまいもんだ、さすがに四半世紀も野菜を育ててきていると、その腕は確かだなと、つい自慢したくなるくらい、すべていまのところちゃんと育っている。きちんと手をかけているのだから、ちゃんと育ってくれないと困る。手をかけるから野菜はちゃんと育つかといえばそうでもない。周囲の菜園をみれば、かわいそうになるくらい、ちゃんと育っていない菜園が多い。なにが原因か。たぶん経験の差なんだろうなと思う。

いま育てているキャベツは、昨年10月にタネをまいたもの。この春に収穫する、いわゆる春キャベツである。キャベツはそれほど好きでもなく、ずっと虫との戦いなので、あまり気がすすまないのだが、あればあったで重宝するから、できるだけ年中取れるように栽培している。

春キャベツだけはうまいと思う。秋冬キャベツと違って葉がふんわりと巻き、歯ごたえやわらかく、なんともふんわりした春らしい味で、待ち遠しくなる。キャベツは春に限るよなと思っていたら、昨年7月にタネをまいた秋冬キャベツがまだしつこく2個残っていて、寒さでかわいそうに表面はみじめな姿になって見るからにうまくなさそうなのだが、これがうまかった。じつに甘いのである。見直してしまった。


    

   

 


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閑話ー庭仕事と山の本

2011-03-02 | その他


クリスマスローズ「ニゲル」

このところ天気がいいと、建て替えた家の庭仕事に精出している。庭と呼べるようなものでなく、狭っ苦しい庭なのでなんともお恥ずかしい話なのだが、どうにか整地を済ませ、少しずつ苗と庭木を植えているところだ。三寒四温で足踏みして春はこちらの思うようにはやって来ないので、作業はなかなか進まないからもどかしいったらありゃしない。それに植えたところで建て替える前の庭のように緑あふれるまでになるには、大きく成長するのを待たなければならない。それが楽しみでもあるのだが、緑の再生作業はなかなか手間がかかる。 


そんなことに夢中になっていたから、山歩きからすっかり遠ざかってしまった。庭仕事をしながらも、常に「今年はどこに行こうか」と計画を考えていたり、話題の本も読んだりして、絶えず刺激を求めている。庭仕事もなんとなく一段落したのでそろそろ再開しよう。

いま読んでいる「山の本」は2冊。いずれも昨年出版され評判になったものだ。
角幡唯介著 『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)
服部文祥著『百年前の山を旅する』(東京新聞出版)

前者は昨年の開高健ノンフィクション賞を受賞。チベットの奥地にあるツアンポー峡谷とよばれる世界最大の峡谷を踏破する話だ。その困難は私の想像を絶するものだというのが実によくわかるし、私とは縁のない世界を歩いているというのもよくわかる。要はスケールが違うのである。これに比べたら、私の山歩きなんかまさに児戯に等しいなとため息するしかない。著者は30代半ば、怖いもの知らずだ。私の長男と同じ年齢ながらもその実行力にただただ敬服する。

後者は「サバイバル登山」でよく知られている著者によるもの。新しい本が出るのを楽しみにしている。私もあこがれる登山のスタイルを実践している。自分でもできるかなと一瞬思えるのだが、いざ実行となると、勇気も知恵もないことを思い知らされる。だから、なんともうらやましく、本を読んでそこに自分の姿を重ねるほかないのであるが、いつも刺激され、山歩きの楽しさと知恵を教えてくれる。


    

   

 


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油断大敵のソラマメ

2011-03-01 | ソラマメ


2月27日のソラマメ畑


昨年11月下旬のソラマメ畑

冬を越えてきた野菜たち。サヤエンドウ、タマネギに続いて今回はソラマメ。

ソラマメがだいぶ大きくなった。昨年の11月下旬の写真と見比べると一目瞭然だ。この3カ月の間に徐々にではあるが確実に大きくなっていることがわかる。順調過ぎるくらいの生育ぶりで、この3カ月といえば厳寒期なのにちゃんと育っているのだからたいしたものである。

ソラマメは1月中旬にすでに食べている。ソラマメの初物といえば、初夏、これまでは5月下旬だったのだが、昨年から初物を味わうのは1月になった。鹿児島産のソラマメが届くようになったからである。最初は違和感があったのだが、うまいものはやはりうまいもので、すっかり慣れてしまった。私にとってソラマメの初物は一年に2回、1月と5月に味わえることになった。

生育がいいからといって安心してはいられない。まさにこの先が油断大敵だ。ことしもあのアブラムシとの格闘が待っているのかと思うとちょっとばかり気が重い。


    

   

 


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