30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

おっかなびっくりトウガラシ

2010-11-12 | その他


トウガラシが晩秋の日差しを浴びて輝いている。株ごと引っこ抜いて畑で1カ月近く天日に干していた。それを取り込み、ジップロックに入れて冷蔵庫に保存したばかりだ。収穫は両手で持てるほどの少ないものだが、これだけでもわが家で1年間に使うには多すぎる。

そのトウガラシを、おっかなびっくり、慎重に端をかんでみた。うん? 辛くないぞ。どうしたんだろう。すると、じんわりと唇がしびれてきた。

トウガラシは以前はタネをまいて作っていたし、収穫したものは一部をナマで冷蔵庫に入れたりしていた。しかし食べる機会は多くないから、栽培のほうも最近は春に1、2株程度の苗を買って植えつけている。

トウガラシの栽培は手がかからない。要はピーマンと同じ要領で、芽かきと支柱立てぐらいなものだ。色や形が好きだから育てているのだが、ほんのわずかあればこと足りる。昨年の収穫したものがほとんど手をつけないで残っている。

年年たまっていく。そこで粉末にしたり、いま人気の「食べるラー油」を作ってすべて使いきるしかないかなと思っている。しかし、トウガラシはないと困る。少しは残しておかなければならない。飲んべえには辛いおかずが必要だ。ピリッと辛くするとうまくなるおかずが辛味不足では困る。


ウオーキングコースはすっかり秋色が濃くなった。公園のカエデが真っ赤に、街路樹も黄葉して、下界の紅葉も案外ときれいなものだ。農家の庭先からは垣根や塀を越えてミカンやユズが道にまで枝を伸ばしている。触りたくなって手を出しそうになるのだが、そのたびに李下に冠を正さずだなと手を引っ込める。秋が深まったというよりはもうすぐに冬がやってくるという思いだ。 


  

   


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