冬の間、まめに作っている切干し大根(1月6日)
切り干し大根作りの光景は見ているだけで心が和む。このようにのんびりとくつろいでいたくなる。正月三が日に起きた惨事を見る気分とは対極の世界にある。当事者であったらいまごろの自分はと考えてしまうのだが、空回りするばかりだ。
切り干し大根は冬に毎年作る。12月から1月の間に行う。大根は年末にすべてを引き抜いて、土の中に貯蔵している。2月中旬にもなると地温が上がって腐ってくるからそれまでにできるだけ食べるのだが、間に合わないでいつも無駄にする。
腐ってダメにするくらいならと、早めに切り干し大根にする。一度に多くを処理できないから、気が向いたら2本ばかり持ち帰る。皮をむいて千切りにして干すだけ。
段取りは慣れたもので面倒とは思わない。2本の大根を千切りにして干すまでの時間は30分もかからないだろう。それを濡れ縁に置いて日に当てる。
干しあがるまでに約1週間。しかし天候に左右される。風が強いと早く仕上がり、風がないとできるまでに時間がかかる。びゅうーびゅうと北風が吹きまくるのがいい。
12月から1月の間、切り干し大根はまめに作る。作りすぎることはない。年中食べているからである。むしろ足りないくらいだ。
冒頭の写真。左側は仕上がりまじかのもの、右側は干したばかりのもの。竹ざるにすき間なく並べても乾燥するほどに収縮してすき間だらけになる。
これを見て我が頭のようだと。この2年ほどで急に頭髪が薄くなった。いやになるほど豊かな髪だっただけに、よもや死ぬまで禿げ頭になることはないと思っていた。しかしこのまま髪の毛が抜けるようだと、かなりの面積が空き地になってしまいかねない。たぶんそうなるだろう。
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