サヤが黒くなったらもぎ取って乾燥させる
豆を取り出しさらに天日干し
後期高齢者がいまさらスキンケアとは、いい年をしてなにを考えているんだ。新聞の折り込み広告にサントリーのスキンケア「VARON」がお試し価格、ワンコインで買えるというから申し込んでみた。若いころは頭や顔にその類を使ったことがあったが、それも遠い昔のこと。アウトドアが好きだから年中日焼けしている。肌の手当てなんて、床屋でひげを剃った後にクリームをつけるぐらいなもので、ひさしくなにもしていない。朝起きたら一番先にやることは電気カミソリでひげをそること。毎朝、寝起きの自分の顔を見ることになる。いつのまにかじじいになったもんだ。肌が荒れているとわかる。いい機会だから試しにと。広告に乗せられた、いや乗った。10日間体験だという。10日後の自分の顔に期待していいのか。
同じ時期の収穫で明暗を分けた。ソラマメは豊作でタマネギは不作だった。栽培が難しいソラマメがうまくいき、苗作りはむずかしいが植えつけたら簡単このうえないタマネギが不作だった。
ソラマメの賞味期間は短い。あっという間もなく収穫適期を過ぎた。1週間も毎日食べ続けているとさすがにあきる。それがわかっているものだから、大かたを早々に冷凍してしまった。
つぎは自家採種。収穫を終えたカブはすぐに引き抜いて始末し、タネを採るためのカブはそのまま残し、サヤが黒くなるまで待つ。といっても1週間ほどで黒くなる。
タネは豊作のときほど多めに採取しておく。ソラマメはこれまでの経験からいつ不作になるかもしれないという不安がある。そのときは採種ができないから、豊作のときにタネをこれでもかと思うくらい取っておく。
サヤが黒くなったらもぎ取って2日ほど天日に干す。サヤが乾いたら豆を取り出す。大きな粒だけを選んで瓶に詰めて保存する。これで採種の作業はおしまいだ。
瓶に入れておいても虫に食われる。それを防ぐため一緒にトウガラシを詰めておく。これは農家から教わった。効果あり。
ソラマメのタネの寿命は長い。わたくしの経験では4年前に採取したタネでも問題なく発芽する。このところ豊作が続いているから、前年までのタネを保存している瓶がずらりと並んでいる。
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