8月4日、更新剪定して再び収穫できるようになったナス
7月9日に更新剪定したナス。ここまで枝を切り詰めてしまう
そう言われてみればそうだなと得心したことを忘れないうちに記しておく。年を重ねるごとに、暇だ、やることがないという老人をわたくしの周辺でもよく見かける。それはすべて自分のせいだ、という意見に、年老いたわたくしは膝を打つ。
ナスが更新剪定することで再び収穫できるようになった。
ことしの6月のナスはことのほかよく取れた。これほどの豊作は近年になく、それだけによく食べた。食べるのに追われた。ナスのレシピをさがす毎日だった。
次々と収穫していくと、暑さが本格的になってきたころに生育が衰えてくる。枝が伸び切り、花つきも実の形も悪くなる。
そうなったら更新剪定をする。1カ月後には再収穫できるようになる。
更新剪定は、枝をばっさりと短く切り戻す。枝に葉一枚残す程度に思い切って切り詰めてしまう。はじめて更新剪定するときはこれで再び実がなるのかと、切り戻すのもほどほどにしてしまいがちになるのだが心を鬼にして容赦なく切り落とす。
すっかり葉を落としたナスを見て、これで再生するのかと心配になるが、新し葉が出て花が咲いて、1カ月後には再収穫できるようになる。
ことしは生育が早かっただけに、更新剪定が早かった。7月9日に更新剪定、約1カ月後の8月4日に収穫を再開できた。
更新剪定して約ひと月、見違えようなすがたに
秋ナスを取るには5月以降に別にタネから育てる必要がある。ナスを多く育てる周辺の農家はそうする。わが菜園では面倒だから、更新剪定後のナスを秋ナスとしているが、それでも更新剪定したナスは断然うまい。
更新剪定はいつも7月に行っている。8月にやったことはないから、いまからやって間に合うかどうかはわかない。わが菜園での経験からいえば適期は7月いっぱいかなと思う。ダメもとで試しにやってみるのもいい。
再生したナスの収穫期間は、これが短い。これを食べてしまえばナスはおしまいになる。
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