昨年の夏場、ほとんど花を咲かせなかったブーゲンビリヤとハイビスカスが,秋の終わりから暮れにかけて、花芽を見せ始めました。そして、年末から年始にかけ花を咲かせるようになりました。
そこで、客人扱いで室内にいれました。冬場に熱帯。亜熱帯地方の花を見るのは変な感じです。明日は。猛烈・強烈寒波が、列島を襲うとのこと。外の景色は、白銀でしょうか。
投句は相変わらず数少なく,凡々たる内容です。
・初景色書斎の棚は静まりて
・屠蘇はなくコーヒーいれて初茜
・新春の句会静かに華やかに
・寒の入り小枝の先はなお強し
・外の鉢今日から部屋へ寒の入り
凡句にも拘わらず、三句までもお採りあげ戴き有難うございます。小生は、九分九厘様,ゆらぎ様、龍峰様のお誘いで、三年前に俳句に手を染めた新参者です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
・初景色書斎の棚は静まりて
外の景色と内なる景色の対比をご指摘いただきました。小生の常々の意識は、内なる方向にあるのだなと思っています。
・新春の句会静かに華やかに
投句,清記、選句、披講と踏んでいくステップの間の静けさを、小生は特に気にいっています。披講の後の楽しさはまた格別のものです。
・寒の入り小枝の先はなお強し
大小の差は在っても、同じ生き物として生命の強さを見せてくれる存在に,敬意を表したくなります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
葉有路拝
今朝は昨日違い、氷雨模様です。
投稿早々、四句までコメントを頂き有難うございます。
・初景色書斎の棚は静まりて
外の景色と室内の書斎と場違いですが、自分の心の落ち着く景色が句に出ました。
・屠蘇はなくコーヒーいれて初茜
アルコール類を殆ど飲まない生活が長く、いつものようにコーヒーに手がでます。
・新春の句会静かに華やかに
男性一人、女性約十人の句会です。季題の多くが女性向きで悪戦苦闘です。
・外の鉢今日から部屋へ寒の入り
小生の遊び相手の鉢も、今年は早めに取り入れました。
今年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします。
葉有路拝
初景色書斎の棚は静まりて
伸びやかな初景色と、しんとした書斎の静寂の
対比を思いました。
新春の句会静かに華やかに
句会の静けさには、新しいものが生まれる前の
華やぎが秘められていると、感じました。
寒の入り小枝の先はなお強し
寒さに向かいあう、小さな枝の先に込められた
力強さを思いました。
昨日の朝起きてみると。外は雪景色、内は熱帯植物と軸足がふらつきます。
投稿早々に3句もお採りあげ頂き、感謝です。
・初景色書斎の棚は静まりて
元旦の朝、着替えて書斎に入った時の感慨です。現役時代の専門書は殆どなく、引退後の生活世界の書物が並んでいます。20年来の友の顔が並んでいるようです。
・新春の句会静かに華やかに
新春の事始めが句会でした。とても清々しく良いもんだなと思ったところです。続いて新年会があり、講師を入れて男性2人、残りは約10名女性であったのも影響しています。
・寒の入り小枝の先はなお強し
二階の居間の窓先に、小枝が顔をだしています。
部屋の中を覗いているようにも見え、小生の相手をしてくれます。
今年もいろいろお世話になります。
葉有路拝
小生は鳥取県出身で東京へ就職し、その後関西に転勤となり当地京都に来て40数年になりますが、当地では初めて経験の「暴風雪・・雪しまき」でした。四季があり温暖な筈の我が国の気候も何処か狂って来て居るようですね!!。政治の乱れもあって、人心の荒廃の為かも知れませんね?
止まれその様な中でも、句会に出席し真摯に俳句に向かわれ手が上がりましたね!!。
佳句の中より以下の御句を選び、鑑賞させて頂きます。
☆初景色書斎の棚は静まりて
今年の正月は、とても良い天候に恵まれましたね?新年を静かに迎えられました葉有露様の書斎の様子がとても良く窺えます。この静寂の中で淑気を感じながら、今年に想いを巡らせて居られるようですね!!。
☆屠蘇はなくコーヒーいれて初茜
正月だからと云っても、アルコール類は嗜まれない人も居られますね?初茜の明かりと共に高級なコーヒーを立て、新年を祝います。
☆新春の句会静かに華やかに
新春初句会の様子でしょうか?何故か大人数ではなく手ごろな人数のアットホームな句会が想われます。人数は少なくても、新年の季題なども沢山出て、和やかな中にも華やぎを覚える作者です。
☆外の鉢今日から部屋へ寒の入り
十年に一度の「最強寒波襲来」と云われ、我が家でもベランダの鉢ものを殆ど室内に収容致しました。小生の頭元にも数鉢置かれて居ります。それにしても大変な雪しまく昨日、一昨日でしたね!!。
今朝は久し振りの雪の初景色でした。外に出ると転んで怪我をしてはいけないと閉じこもりの一日でした。次の句を頂きます。
初景色書斎の棚は静まりて
季題の初景色に本棚とは先ずは驚きました。普通は自然の景色だと思いますが・・。 本棚が正月早々の初景色であって、己にとってのこころ改めて慶賀の景だと思います。心象風景の感もいたします。その本棚には、作者の長い人生の友である「知の蔵」が整然と並んでいるのが見えてきます。下五の「静まりて」が人生の長さを測っているようです。
新春の句会静かに華やかに
句会は茶道の和敬清寂に相通ずるところがあると思います。「静かに華やかに」の言葉が句会への敬意を感じます。和装の美人もおられたことでしょう。
寒の入り小枝の先はなお強し
上五・中七・下五 の順に「寒・小・強」の順になっていて、句が自然の景を上手に並べれているところに手慣れた上手さを感じました。
以上
投稿早々に、コメントを頂き有難うございます。凡句にも拘らず、三句までもお採りあげ頂き、感謝あるのみです。
・初景色書斎の棚は静まりて
三階の寝室の横の部家を書斎にしています。一日中,殆どの時間を過ごしています。私の老人ホームです。
・屠蘇はなくコーヒーを入れて初茜
普通通り生活が始められ、その重みと有難さを感じているところです。
・寒の入り小枝の先はなお強し
句意を「植物の強さと人間の弱さの対比」として捉えていただき有難う御座います。
今年もよろしくお願いします。
葉有路拝
冬場に熱帯や亜熱帯の花をめでるのも、今の世の象徴かも知れません。そう言えば我が家のブーゲンビリアも秋から咲いてテーブルの上にあります。
松の内が過ぎて俳句の活動がいよいよ始まりましたね。佳句の中から厳選して下記を頂きます。
・初景色書斎の棚は静まりて
葉有露さんの書斎が目に浮かぶようです。窓から見える光景も室内の様子も昨日までとは変わらないのに、静かなたたずまいの中で新たな気持ちにさせてくれる。作者の新年を迎えた感慨が伝わってきます。
・屠蘇はなくコーヒーいれて初茜
元日の夕暮れ、屠蘇ではなくコーヒで静かに暮れなずむ初茜を愛でておられる。至福の一時ですね。
・寒の入り小枝の先はなお強し
いよいよ寒に入って、万物は厳寒の候を迎えるが、冬木の小枝の先は強風にも寒さにも負けぬ強靭さを持っている。作者は植物の強さと人間の弱音とを対比されているように感じます。自然への畏敬の念でしょうか。