草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

新若葉(弥生句会)コメントをお願いします!

2023-03-06 | Weblog

弥生句会です。下記の要領で投句して下さい。弥生句会では、原則として晩春の句を投句してください。

以降毎月、皐月(初夏)、水無月(仲夏)、文月(・・・・の具合で句会を開きます。

投句要領

①各人五句投句 (順序は投句先着順でお願いします)

 

なお、投句はゴシック体にします。 詠み手の名前も、ゴシック体で表記いたしましす。

     ~~~~~~~~~~~~~~

(サンプル)

紘子 

      新しき風若葉へと吹き抜けむ

      

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3 コメント

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ご連絡 (かつらたろう(桑本栄太郎))
2023-03-09 12:14:19
ゆらぎ様

本日9日の「沈丁花父の好し香りかな(葉有露様」の句へのコメントは小生(かつらたろう)であります。
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選句と鑑賞 (かつらたろう(桑本栄太郎))
2023-03-09 10:41:01
紘子 

      新しき風若葉へと吹き抜けむ

  (コメント)さっそうと新しい風が吹いてくる。                           
        新若葉句会にふさわしい句です! (ゆらぎ)
  
  (コメント)新しい「新若葉句会」を寿ぐ、爽やかな風の吹く
        光景が想われます。少しブランクとの事ながら
        流石の存問の御句です!!。(かつらたろう)
      
      若葉にもそっと刷かれし空の色

 (コメント)明るい爽やかな空の色が印象的です。(龍峰)

      花便りゆったり富士の動き出す
   
    (コメント)富士山が動くと言動の動作が、関東平野一望の       景を表わしています。(九分九厘)

    (コメント)不動の富士が動く。人の心もまた動き出すこ
とでしょう。(葉有露)
    
    (コメント)日本人であれば、だれしも心の中心にある
          富士山です。もう間もなく桜前線の通過が
          有り人々は富士山を愛でながら彼方此方と
          行き来します。(かつらたろう)
         
      晴れわたり福生の桜まつりなり
    (コメント)福生(ふっさ)とは東京都下に在って、米軍
          横田基地のある街としても有名ですね?
          又、福生との地名の漢字により、福の生まれ    
          る土地とも想像出来、そこの桜まつりのよう
          ですね!!。

       ひょっとこ連囃す多摩川桜満つ

九分九厘   

     爆音に震ふ国あり地虫出ず

       (コメント)よもや21世紀の今、ウクライナでこのような侵略戦争が起こるとは、夢にも思わなかった。かの地虫さえじっとして居れない。地虫との取り合わせが、俳味  があっていいです。(龍峰)

     泥濘の戦場憂ひ春浅し

       (コメント)ウクライナの戦いを想像させます。「まだ春浅し」が効果的に効いています。(ゆらぎ)

    (コメント)上の「地虫」の句と共に、ウクライナ戦争が
         想われます!!。現代の戦争に勝敗などなく
         子供や老人などの命の犠牲が増えるばかりであ
         ります。何時までも「春浅し」の状態が続き
         アメリカ、中国などにより一早く停戦を模索
         させるべきですね!。(かつらたろう)
     
    安寧のやまとまほろば山笑ふ

    生き抜いてあと何年の花見かな

    (コメント)しみじみと花見を味あうことにしましょう。   (葉有露)
    (コメント)生きているからこそ、季節はめぐり春夏秋冬
          の楽しみですね?季節ごとに花を愛で長生き
          しましょう!!。(かつらたろう)
     
春うらら午睡のありしこの日かな

ゆらぎ  

    国家とは何かと問へる菜の花忌

    (コメント)日本を取り巻く極東の不穏な状況、またロシアの暴挙など等、泉下の遼太郎は今頃何とつぶやいているだろうか。 聞いて見たいものです。(龍峰) 

    (コメント)現世は何処も対立的構造ばかりですね?。
          司馬遼太郎が存命であれば、どの様な小説を
          書くのでしょう?? そのような事を想う
          菜の花忌です。(かつらたろう)
    
    花を待つ綾も錦も君ありて
    (コメント)綾も錦もある美しき君です!。この上、桜が
          咲きその中に君が佇めば、どんなに艶やかな 
          事であろう?と花を待つ作者です。
    
    春の宵遠回りして鮨処(すしどころ)
     (コメント)春の宵口より夜桜見物でしょうか?花を愛
         で、君を愛で、そして語り合いながらのお
           お花見です。その後は美味しい江戸前の
           鮨処(すしどころ)へ流れます。
           (かつらたろう)
     
    (コメント)現代でも江戸時代にでも通じる句。日本人ならではの景です。(九分九厘)

   見ておれば心たのしき初桜

     (コメント)今年一年の成果を予感します。(葉有露)

     独り身やどの道ゆくも涅槃西 

     (コメント)作者の泰然自若たる生き方を感じ取ること が出来ます。(九分九厘)

    (コメント)「生まれる時も独り、死ぬ時も独りであり、  
           立って半畳、寝て一畳]とも云われる現世
          ですね?あのお釈迦様さえ入滅する事を想え
          ば、「何事かあらん」ですね!!。          
          (かつらたろう)

龍峰

    新しき器に古酒や若葉風
    (コメント)新しき新若葉句会を寿ぐ爽やかな御句です!
          確かに古酒かも知れませんが、味わい深い
          銘酒ばかりのようです!!(かつらたろう)   
     
   梅東風や匂ふ宵闇ゆるく行く 
    
    (コメント)「ゆるく行く」に惹かれました。
      小生も同じ心境です。(葉有露)

    (コメント)梅が咲き、とても良い香りの梅東風が吹いて
          います。こんな宵闇は誰しも「そぞろ歩き」
          ですね?「ゆるく行く」が好いですね!!。
          (かつらたろう)
    
    坂一面梅曼荼羅ぞ連れ忘れ

     (コメント)豪華絢爛な句です、「連れ」とは奥方?
           ゆらぎさんの「涅槃西」に共通した意を感じます(九分九厘)

     夕暮れにほほに懐かし春の雪 
    (コメント)夕暮れ時の春の綿たびら雪ですね?時折り
          ほほに感ずるだけの春の雪の表現を「ほほに
          懐かし」との措辞が効いています。
          (かつらたろう)
    
雨音に覚めし春眠又も落つ



葉有露

     四旬節銃を地に置き家路へと

      (コメント)四旬節を学びました。平和を願う作者の心に同感です。(九分九厘)
    
     (コメント)四旬節とは復活祭前の四十日の事であり、  
           復活祭にイエス様の蘇えりを望みひたすら
           身を慎み祈りその日を待ちます。
           ウクライナ戦争に於いて、双方とも銃を
           置きそれぞれの地に帰って祈るべく家路
           へと向かって欲しいものだとの作者の
           願いです。

    春の川小さき音も伴いて
     (コメント)春先に流れるせせらぎの音ですね?川面は
           光り輝き、せせらぎの音はまるで音楽を
           奏でているようですね!!。(かつらたろう)
     
春の川冷たき水を押し出して

     沈丁花父の好し香りかな

      (コメント)父上の好んだ沈丁花、この時期になれば庭にこの花の匂いがたちこめる。作者は、この花の匂いがすれば、父上の事を毎年思い出されるのでしょう。心情が伝わってきます。(龍峰) 

     (コメント)人には誰でも花の香りの想い出があるもの
           ですね?今頃の時季ともなれば、沈丁花の
           花の香りを彼方此方に嗅ぐ事が出来、父上  
           を想い出されるようですね!!。
      
     遠き友呉し電話の暖かき



たろう

     老いてなほ花の矜持や梅ひらく

      (コメント)老梅の花もさることながら、枝のくねりや屈折も又人生を物語っているようです。(葉有露)

      啓蟄や我が身のうちの虫出づる

    吹き上ぐる風に香の乗り谷の梅

      (コメント)何気ない句ですが、のどかな平穏な光景が伝わってきます。人はこのような時幸せを感じるのでしょう。(龍峰)

      こつ然と天の静寂やひばり落つ

      花ゑんどう支柱の丈にまだ足らず

      (コメント)平和な春を待つ景だと思います。いい句ですね!(九分九厘)

 



     ~~~~~~~~~~~~~

 その他、ご質問がある場合は、下記に書き込んでください。本画面またはメールでご返事致します



(文責 九分九厘&ゆらぎ)
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新若葉(弥生句会)投句 (かつらたろう(桑本栄太郎))
2023-03-07 15:12:45
    老いてなほ花の矜持や梅ひらく

    啓蟄や我が身のうちの虫出づる
    
    <洛西正法寺梅林>
    吹き上ぐる風に香の乗り谷の梅

    こつ然と天の静寂やひばり落つ

    花ゑんどう支柱の丈にまだ足らず
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