ホンダは10月4日、オンラインでの新車販売を始めた。
日本で商談から契約までオンライン上で完結できるのは、国内自動車大手で初めて。
当初は東京都内在住者で、都内の販売店で納車できる顧客が対象。
将来的に全国展開する見通し。
新型コロナウイルス流行で非対面での接客を求める顧客や、車離れが進む若者の需要を開拓したい考え。
ホンダ子会社が運営する専用サイト「Honda ON」で車種の選定やオプションの決定などを行い、顧客は納車時だけ店舗に行けば済む。
当初は月額の定額料金を支払う「サブスクリプション」でサービスを始める。
エヌボックスが3万1060円、フィットが4万2550円から。契約期間は3年と5年で、料金には車検代やメンテナンス費用などが含まれる。
期間途中での解約や乗り換え、買い取りも可能。
ローンや現金払いなどの購入方法を順次拡充する。
競争他社も若者への新車販売に力を入れ、サブスクリプションのサービスを導入するなど売り方が多様化している。
トヨタ自動車は2019年に定額制で車に乗れるサービス「KINTO」を始めた。
新車のほか、料金が安い中古車の取り扱いも検討している。
日産自動車も「ニッサンクリックモビ」という名称で定額サービスを展開し、今冬に発売予定の新型の電気自動車(EV)「アリア」の購入はオンラインで完結できるようにする。
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