切り絵

浮世絵を切り絵に

六十余州名所図会 伊勢

2022年12月27日 | Weblog

伊勢」朝熊山 峠の茶屋

伊勢と鳥羽の間にある朝熊山は、「あさまやま」と読み、伊勢市南部に位置する山で標高が555mの山頂には臨済宗南禅寺派の金剛證寺がある。伊勢神宮の鬼門を護る寺として、伊勢志摩最大の寺として多くの参拝客が訪れた。図は朝熊山の頂上近くの茶屋と伊勢湾の風景である。お伊勢参りの人々の行き交う画面下に、峠の茶屋からの眺望は雄大で、富士山が見える事もあったと云います。

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2022年12月23日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 宮の腰
「宮の腰」木曽山中の、宮の腰には「谷中狭きゆえに、田畑まれにして村里少なし、寒気激しきゆえ土壁無く、みな板壁なり、竹と茶に木まれなり寒甚だしきゆえ栽ふれど枯る」気候寒冷に......
 

 

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六十余州名所図会 伊賀

2022年12月19日 | Weblog

伊賀上野

伊賀の町は忍者と芭蕉で有名だが、広重も感じ入るところがあったようで本図で名所として描き残している。奥に見える伊賀城に向かって田舎道が伸び、茶屋や橋が描かれている。旅人などが描かれているが、皆伊賀城から出掛けているように手前に向かって歩いていることから、奈良(伊賀)街道を歩いて京都方面に向かう人が多かったのではないかと想像できる。

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2022年12月13日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 藪原
「藪原」 英泉藪原は木曽路最大の難所ともいわれた。頂上からの眺めは最高。西に御嶽山、南に駒ケ岳、そして眼下に木曽川の清流。柴を刈り里へ下る女人二人、これから難所を越えてや......
 

 

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六十余州名所図会 摂津

2022年12月10日 | Weblog

摂津」 住よし出見のはま

住吉は古くは墨江といわれ、重要な港があった。中央左に綺麗な反り橋が架かり松原から浜に出る人が描かれている。浜には茶屋が並び、住吉神社への参詣の賑わいが感じられる。中央では航行の安全の為に高燈籠が建てられている。現在でも住吉公園の西約三百米の処、十三間堀の東岸にその跡が残されている。

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2022年12月04日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 奈良井
「奈良井」 英泉木曽の御岳を遠方の望んだ奈良井宿の「名物お六櫛」と看板をさげた店先である。奈良井の名物は曲物や塗り物で、蕎麦屋が使用する蒸篭や湯桶などが売られていた。「お......
 

 

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六十余州名所図会 和泉

2022年12月02日 | Weblog

和泉 高師のはま

元は「泉」という国名であったものを和銅6年(713年)「和泉」となったが「和」は読まず、「いずみ」と読み方は変わらない。高師は高志、高石とも言われる。現在の高石市は大阪湾に面し、熊野街道と高野街道に通じたことから古くから人の行き来が多かった場所である。本図でも広大な大阪湾が一望でき、右背景には兵庫県方面の山々も続いている。手前に見える社殿と鳥居は地名の由来ともなった高石神社である。紀州街道に面していたため高野山詣での旅人も多く立ち寄ったようだ。

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