切り絵

浮世絵を切り絵に

木曾海道六十九次 中津川

2022年03月25日 | Weblog

中津川(晴)

重畳たる山間を縫う木曽路に別れを告げて、明るく開けた美濃路に入り、二番目の宿驛が中津川である。折り重なる木曽の山々や恵那山を背景に、平坦な野を描く。篠懸をつけた山伏、頬被りに天秤棒で荷物を運ぶ土地の者、長持ちを担ぐ人夫など美濃路の旅の、のどけさが描かれている。

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2022年03月23日 | Weblog
 
岐岨街道 鴻巣 吹上富士遠望 英泉
「鴻巣」人家が途絶えた寂しい道は、鴻巣宿近辺ではなく、さらに先の吹上辺りの風景である。旅路の目印とな榎が植えられている原野を、荷物を担った旅の商人や虚無僧が行き交い、背景では雪......
 

 

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木曾海道六十九次 中津川(雨)

2022年03月17日 | Weblog

中津川

中津川の作品は、晴雨の両景二種類ある。中津川宿の遠方には晴れ間が次第に見えてきたのであろうが、まだここでは雨が重く冷たく降りしきり、雨合羽に身を包んだ旅人は、容赦なく降り注ぐ雨をじっと身に受けて、ただ先を急いで歩んで行く。白鷺がこの重苫しい雰囲気に、わずかながらの飛翔の動きをみせている。間断なく降る雨足を表し、木曾路の雨の旅情を感じさせる。

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2022年03月12日 | Weblog
 
木曽街道 桶川 曠原之景
「桶川宿」 曠原之景雀の囀る、簡素な家の庭先で、石臼を使い脱穀している農婦に、振り分け荷物を背にした、旅人が氷川天満神社(加納天神)への道を尋ねている。主人は一服つけるため囲炉......
 

 

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木曾海道六十九次 落合

2022年03月08日 | Weblog

「落合」

木曽路の嶮しい山道を難儀しながら歩いてきた旅人達は、馬籠宿の先の急な坂道を下り、前面に開けた平地の中に落合宿を見付けると、我が家に帰った気分になったという。恵那山に水源をもつ二つの川がここで落ち合ったために宿場の名前になった。大名の行列が坂を下ってくる、行列の後にやっと一般の旅人が見える。遠く雲の上に一際高く見える山は恵那山である。

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2022年03月03日 | Weblog
 
木曽街道 上尾宿加茂之社
「上尾宿」実りの季節を迎えた神域と農民の働きぶり、そして旅路である。上尾宿と江戸方に一つ手前の宿場である大宮宿との間に位置する加茂神社の秋祭りが近いであろうか、社には何本もの加......
 

 

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