切り絵

浮世絵を切り絵に

六十余州名所図会 三河

2023年01月27日 | Weblog

「三河」 鳳来寺 山厳

鳳来寺は、愛知県新城市の鳳来寺山にある古寺で、真言宗五智教団の寺院で建物はあまり主張せず、背後に見える壮大な山々に視点を向けている。特に雲間に隠れる山間の景色と、頂上に続く1425段の石段が気に入ったようで丁寧に表現されている。大宝2年(702年)利修の開山で、薬師信仰と山岳修験道の霊山として古くから信仰を集める。徳川家康の両親が天下人となる男子を祈願して家康を授かったと伝わったことから幕府の庇護を受けていた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一年前のブログ

2023年01月19日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 須原
「須原」上松から三里半の道程で須原宿に入る。宿の外れ野尻寄りに木曽義仲の菩提所、浄戒山定勝寺がある。。図の太い杉の木は定勝寺の境内のものだろう。激しい横なぐりの夕立に虚無......
 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六十余州名所図会 尾張

2023年01月16日 | Weblog

「尾張」 津嶋 天王祭り

尾張津嶋の天王祭りは、旧暦の6月14、15日に行われ、日本三大川祭りの一つとして賑わった。現在でも7月の第4土曜日に行われ、提灯が飾られた車楽船が闇夜に浮かび上がり華やかな風景が見られる。船上の提灯は半球状に1年の日数の365個(現在は400個)の提灯と真柱には一年の月数12個、旧暦の閏年には13個が点灯される。これは旧暦の閏年は13ヶ月あったことに由来している。(広重の原画では船の中央に伸びる真柱の飾り提灯が14~16と適当に描かれていることから広重本人は天王祭りに詳しくなかった様だ)。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一年前のブログ

2023年01月13日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 福し満
「福し満」中山道は藪原を過ぎ福島宿に入る。江戸と京のほぼ中間に位置する福島は木曽谷十一宿の最も農作物の豊かな地であった。全国五十余か所あった関所中、碓氷、新居、箱根の関と......
 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一年前のブログ

2023年01月09日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 上松
「上松」上松宿に至る橋上の人物、落下する滝に向かって突き出た岩崖その上に小祠がある。小野の滝は木曽の名瀑で、元は木曽川に垂直に落下していた。...
 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六十余州名所図会 志摩

2023年01月06日 | Weblog

「志摩」 日和山 鳥羽湊

志摩は三重県の東端部に位置し、多くの島嶼と多くの港が雑然と散在する。江湾が極めて多く、船の出入りは頻繁で、左面に見える、答志島・菅島などあって外洋を遮断し、停泊の安全性をもつため、天候が悪く風波激する時、この湊へ寄港した。特に鳥羽港は天然の良港をなし、古くから待避港や風待港として栄えた。画面手前への日和山鳥羽湾を望める標高68mの小さな山であるが山頂から太平洋の島々が一望でき絶好の展望台として知られていた。鳥羽湾は江戸と大阪を行き来する船の寄港湾でもあり、往来船が多く描かれている。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする