切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 隷書東海道五十三次 浜松

2015年10月23日 | Weblog

隷書東海道五十三次 「浜松」

一般に知られている東海道五十三次は保永堂の五十五枚であって丸清版・隷書東海道五十三次はあまり知られていない。明応7(1498)年の大地震で、浜名湖と海を隔てていた陸地が切れて「最近切れて出来た渡し」ということから、「今切れの渡し」と呼ばれていた。

変化に富んだユニークな形をしている浜名湖は、太平洋沿岸の日本のほぼ真ん中に位置しており、風光明媚でしかも交通の便が非常に良ことで知られている。リゾート観光地として、またマリンスポーツの拠点として年間を通してにぎわいをみせている。気候も温暖で自然の恵みも大変豊かである。特に、蜜柑・花の生産、多種にわたる魚介類の生息そして養殖、その他食材が豊富なところである。

浜名湖の面積は70平方キロメートルあり全国で第十位、一周の長さは141kで第三位。水深は平均5m(最深部16.6m)。

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広重 名所江戸百景 箕輪金杉三河しま

2015年10月12日 | Weblog

箕輪金杉三河しま

箕輪村は奥州道中と日本堤が交差するところにあり、現在の台東区三ノ輪にあたる。江戸時代には毎年10月から3月まで、本図のように鶴が飛来したという。年末には将軍がこの地に鷹を放ち、捕まえた鶴を朝廷に献上したが、このとき以外は鶴の餌場のまわりを囲い、保護に努めた。古来、吉祥の鳥として愛された鶴が舞い降りてくる構図は、おめでたいもの好きの江戸の人々にも歓迎されたであろう。

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広重 近江八景之内 三井晩鐘

2015年10月04日 | Weblog

三井晩鐘」 (滋賀県大津市)

大津の園城寺は、通称三井寺という。天台宗寺門派の総本山で、山号は長等山、天武天皇八(680)年ごろ弘文天皇の皇子大友与多王が創建したと伝えられ、天智・天武・持統三帝の産湯に用いられた閼伽井があるところから御井寺と呼ばれたのが、いつの頃からか三井寺と書くようになったといわれている。三井寺の鐘の音色は昔から定評があり、銘で有名な東大寺の鐘、形で有名な平等院の鐘とともに、天下三名鐘の一つとされている。

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