切り絵

浮世絵を切り絵に

一年前のブログ

2022年06月27日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 軽井沢
「軽井沢」軽井沢宿の風景で浅間山を背景に、馬上の客と馬子が煙草の火を付けあっている。腰を屈めて焚火から煙管の火を取る旅人の姿には、侘しさが漂う。小田原提灯や焚火の灯りが光......
 

 

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木曾海道六十九次赤坂

2022年06月21日 | Weblog

「赤坂」

赤坂と垂井の間にある青墓の里は、遠江の池田、駿河の手越と共に日本の三大遊郭に数えられ、平治の乱に敗れた義朝父子が身を寄せたのも此処であった。揖斐川を渡って赤坂に入ると、東側に杭瀬川が流れる。此の絵はその川を描いた物で、橋のたもとには宿名や里程を標す長い角材の表示杭が立っている。

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2022年06月19日 | Weblog
 
木曽海道 坂本
「坂本」刎石山を借景に坂本宿を俯瞰して旅人達で賑わう街道と、その北側の家並みを描いている。この宿場内の街道の長さは392間あり、道の中央には往来する馬の飲み水や防火用に4......
 

 

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木曾海道六十九次 みえじ

2022年06月12日 | Weblog

「みえじ」

この宿場の名は美江寺観音に由来するものである。美江寺という名は、「美しき長江のごとくあれ」と祈念されて美江寺という寺院が建てられた。美江寺宿の近くの小高い堤防へ登る坂道で、旅人が地元の人に道を尋ねていて、通りがかった行商人が話を立ち聞きしている。日没間近になって地平線の上空を赤く染めはしめたころであろうか。高くのびた竹藪がゆれ動き、それに伴って雀が飛び交い、囀る声が静寂に響く。右辺の椿の花の色がことさら美しさを添えている。

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2022年06月10日 | Weblog
 
木曽海道 松井田
「松井田」大きな松を中心に、緩やかに曲がる坂道を描く。往き来する人もまばらで、荷を積んだ馬ものんびりと歩む、道の傍らに小さな祠があり、それにふさわしい小さな幟が二つ立ち、......
 

 

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2022年06月08日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 安中
「安中」両側に迫る丘の間に緩やかな坂が伸びる。路の先は下り坂のようだ。蓆(むしろ)を広げて何か仕事をしている老女らしき農家の人に、杖を突き、笠をかぶった旅人が話しかけてい......
 

 

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木曾海道六十九次 河渡 

2022年06月03日 | Weblog

「河渡」 

河渡(ごうど)は長良川を越す渡し場の宿であるが、京に上る旅人はすでに路銀も少なくなり、この宿は足早に立ち去る人が多かった。此処ではそのような宿場とは関係なく、長良川の鵜飼の有様を描く。鵜匠が鵜を使うのは鎌倉時代から行われたが、徳川時代になり隆盛になった。使う鵜は海鵜で、一人で十二羽まで操作して、魚を捕えた鵜の姿がシルエットで描かれ、手に檜縄を握る鵜匠、船中には鵜籠があって、当時の風俗を窺わせている。

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