切り絵

浮世絵を切り絵に

木曾海道六十九次 鳥居本

2022年08月27日 | Weblog

「鳥居本」

番場から摺針峠を越えてから鳥居本へ入った,この峠から西方の眼下には琵琶湖の景色が広がっていて、中山道第一の景として有名であった。朝鮮通信使の一行がこの茶屋で休憩した折、「望湖堂」と揮毫した書を残した。これよりこの茶屋を「望湖堂」と呼ぶようになった。中山道を往来する大名達も必ず「望湖堂」に立寄って行った。茶屋の内部は本陣風に造られていたという。広重は「望湖堂」で休息をとる大名の一行を描いている。茶屋の窓には絶景を堪能する大名や近習達の顔が見え、茶屋の前では従者達が手持不沙汰に休憩している。

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2022年08月26日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 八幡
「 八幡」千曲川を間にはさんだ塩名田と此の八幡の両宿は、中仙道のなかでも最も距離が短い。約3kmの道程で、歩いても50分程度である。描かれている場所は八幡から望月へ行く途......
 

 

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木曾海道六十九次 番場

2022年08月18日 | Weblog

番場

入り口左辺に土塁があり、番場宿の入り口になる。「一膳めし」「酒さかな」「そばきり」などの釣り提灯が見える。看板には、山形に林の商標と「いせや」と書かれているが、版元の伊勢屋利兵と絵師の広重の「山に林」商標が書かれている。宿場の家並みを正面から描いた作品は少ない。宿場の家や樹木が遠景になるにしたがい小さくなる遠近法が無理なく描写されている。劇作の「番場の忠太郎」の宿名は此処である。

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2022年08月18日 | Weblog
 
木曽海道六十九次 塩なた
「塩なた」秩父山地に源を発して、浅間山麓を囲繞し、小諸を中心とする佐久盆地と上田盆地を経て、長野盆地で犀川と合流する千曲川の河畔にひらけた塩名田宿の渡し場を描く。渇水期の......
 

 

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木曾海道六十九次 酔ケ井

2022年08月08日 | Weblog

「酔ケ井」

近江路は伊吹山麓の南をかすめて、間もなく琵琶湖畔に向かう。山又山の路をたどった中仙道の旅人は、平らな街路を軽やかに歩み進めていく。琵琶湖は次の宿場を過ぎたころ、ようやく見えてくる。醒ケ井は古くから旅人の渇を癒した処でもあった。

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2022年08月06日 | Weblog
 
木曽道中 岩村田
「岩村田」岩村田は現在の長野県佐久市に成る。シリーズ随一の異色作で盲人の喧嘩場を描き、英泉の体臭を最も発散させている作品である。七人の顔は百面相を見る様で、仁王のようなご......
 

 

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