「大隈」 さくらしま
桜島は大正3年の大噴火による溶岩流によって大隅半島と陸続に成ったが、それまではまさしく「島」であった。これは桜島がまだ島だった頃の図です。桜島を画面左端で切ることによってその大きさを強調したのでしょうが、後世の我々からすると、四方を海で囲まれた桜島を見たかったところです。常に噴煙を上げ猛々しい桜島なのですが、この作品では煙もなく、閑かな春のたたずまいの桜島が描かれている。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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