木曽海道六十九次 八幡 2021年08月25日 | Weblog 「 八幡」 千曲川を間にはさんだ塩名田と此の八幡の両宿は、中仙道のなかでも最も距離が短い。約3kmの道程で、歩いても50分程度である。描かれている場所は八幡から望月へ行く途中の百沢付近と言われ、現在は灌漑用水の流れに成っていると云う。幕末の調査によると、八幡宿は143健の戸数で男372人、女347人で田より畑が多く、男は藁細工に励み女は主に木綿織を副業としていた。大きな籠を背負う子供や、鍬を持つ農夫を家路につく、のどかな侘しさが漂う。