KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

帆船日本丸を見る

2016-11-20 22:06:57 | 日記・エッセイ・コラム
 たまには、鉄道以外のことを書きたくなったので、今回はこんなはなしを。

めずらしく小春日和な今日の午後は、横浜ランドマークへお出かけ。その目的は、

 年に何度かある帆船日本丸の「総帆展帆(そうはんてんぱん)」、つまり、帆を全部広げた姿が見られる日。

事前にHPで調べたら、きょうが今年最後の日のようで。

ドックに下りて、まず外からぐるっと見回した後、お金払って内部の見学。




最初は、前方の操舵室から。



船首甲板を経て、階段で第二甲板まで降りる。


降りたところは、実習生たちの居住区になっていた。

帆船日本丸は、昭和5年(1930)に建造された練習帆船で、主に海洋学校(大学、専門学校)の学生たちを対象に、航海訓練を実施し、アメリカ、ハワイ、オーストラリア等への航海実績がある。

昭和59年(1984)に、練習帆船としての役割を後継機に譲って引退。昭和60年(1985)より、現在の横浜港内の第一ドックに係留、公開となる。54年間、航行距離は地球4.5周にもなる、とか。

航海訓練中の数か月間、実習生たちは、外洋に出て航海士としての訓練を受けるのみならず、衣食住を仲間とともに過ごすため、チームワーク力なども身に着くという。帆を張る作業や、帆の向きを変える操舵作業などは、一人の力ではなく、訓練生全員による共同作業でなければとても動かせるものではないという。
壁にいくつか見かけたのが、ロープの結び方。これらすべて覚えていなければならないという。


客船とも軍艦とも違う船内の雰囲気。目的が違うから当然といえばそれまでだが、衣食住を確保するため、それらの設備が、非常に効率よくまとまっている印象だった。
実習生室は1部屋8人が15部屋ある。ひとり分のベッドの幅は65cm。


帆船ではあるが、機関室もあり、補助用のディーゼルエンジンを2基搭載している



医務室。手術台まである。海洋訓練中は医師が常駐していたという。



階段を上がると、実習生百十数人の胃袋を満たす調理場と、


講義を行う教室がある。


船長公室。航海士からの報告をここで受けたり、停泊中にはお客様を招いて会談することもあったという。


船尾には豪華な士官サロン。


ふたたび外に出ると、船尾に出てくる。
帆走中のメイン操舵となる舵輪(だりん)。


手前のオレンジの柱がミズンマスト、その前方の支柱がメインマスト。間にあるのは煙突。


設備はコンパクトにまとまってたけど、やっぱり帆はでかいな。


帆の数は全部で29枚。大きさが畳1,245枚分というのだから。
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