2時間ほど前、「達人達」という番組を見てました。
この日のゲストは、声優の山寺宏一さんとものまねタレントのコロッケさん。山ちゃんの声の素晴らしさは圧巻で、冒頭でいきなりチャップリンの無声映画に無理やりセリフを吹き込む技を披露。しかも登場する男女7人の声を瞬時に変えながら演じているのを見たときには鳥肌立ったなぁ。
でも、それ以上に、コロッケさんの芸に打ち込む姿勢に今回感銘を受けた。思いついたら舞台前だろうとネタを取り入れ、すぐ実践。だけど「これは受けた!」と思ったことが一度もないというのには意外だと感じた。相手に受けて貰えたかな、という風にいつも考えているという。
それを聞いて、あぁモノであれ芸であれ、作品を作る姿勢ってこうだよな、と思い出させたような気がした。つねに芸を磨き、それに満足せずに次のステップ次のステップへとどんどん進んでいくコロッケさんと、自分が声を吹き込んでいるとばれず、キャラクターや洋画の俳優さんがふつうに日本語で会話しているように思わせることを至上に考えている山寺さん。それぞれ極めた者同士の対談で、お互いにお互いをインタビューしながら、役作り、キャラづくりの秘密まで聞けちゃうのだから、面白くないはずがない。1時間ずーっと見入ってましたね。
で、終わったところでその感想をすぐこのブログに書きとめようと思ったところ、その続きで「SONGS」をやっていて、そちらにもつい見入ってしまった。今回はミュージシャンの矢野顕子さん。YMOのライブでもやっていた「在広東少年」を披露されたが、昔と同じロックアレンジ!(画面では一人しか出てこなかったからプリプロかテープか??)。最近復活したYMOのアレンジが、サンプリングの多用で少し面白くないなと思う一方で、久々にノリノリになった時でした・・・一度に二つのこと書こうとすると大変だなぁ。
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