KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

父を送る

2022-10-22 23:08:54 | 日記・エッセイ・コラム
 前回の続き、ではありますが、父の葬儀までは1週間の空きありました。火葬場の予約が満杯で、ようやく葬儀社が予約を取れたのが10月15日の朝の早い時間だけだったのです。
 それまでの間、会社から公休をいただき、葬儀社との打合せや区役所への戸籍に関する届け出、健康保険証等の返納、公共料金の名義変更(父→自分)など、進められそうなところから開始しましたが、役所関係の手続きの半分近くは葬儀が終わらないと進められず、半ば悶々した中で、迎えた葬儀の日。
喪主は自分が務めました。
通夜は無し、告別式1日のみの家族葬ということで、参列者も母と弟一家、そして義妹のご両親というごく少数。遠方に住む親戚(両親の兄弟姉妹)へは、みな高齢ということや、その他もろもろの事情から、連絡は葬儀が終了した後で行いました。

告別式に続いて、初七日法要も行ったのち、出棺。葬儀社の持つ小さな霊柩車に父の棺を乗せ、喪主の自分も乗り込み、市営の斎場へ移動。
葬祭場では、お坊さんの最後の読経のあと、いよいよ火葬。
その待ち時間に、母が探してきた、昔の父の写真を見て、みなで昔の思い出話に花を咲かせる。
昔の父の写真は、どれも初めてみるものばかりだった。小中学生のころの集合写真を見せられたが、自分の子供の頃に似ている顔を探してこれが父ではないかとか話をしたのだが、正解はもちろん分からない。

1時間半後、無事に収骨を終えた父を抱え、斎場を後に、次は精進落とし。

精進落としの段取り、店の予約からコースの設定などは、ほぼ弟に任せていた。ここにきて、ようやく少し肩の荷が下りた気がした。
精進落としを行った料理店は、自宅からも近く、父も1度訪れたそうでしたが、そのときは席が満杯で食事できなかったそうなので、今回ここで食事できたのは何かの縁だったのだろう、と思いたい。

こうして、父はようやく帰宅することができた・・・という経緯で、葬儀は一つの区切りをつけましたが、今度は四十九日法要に向けての準備や、まだ完了していない手続きを引き続き進めていくので、まだまだ忙しくなりそうです。
コメント
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